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No.19 子どもたちに届け!科学の面白さ(三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドの「エコWEEK」にて)

最終更新日 2024年8月13日

 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドにて、環境保全イベント「エコWEEK」が開催されています。
 4年目となる今回、キャンパスタウン金沢サポート事業補助金の交付団体となった、関東学院大学LINKAI横浜金沢ラボ 教職研究室の学生たちが出展した科学実験のワークショップにお邪魔してきました。
 LINKAI横浜金沢についてはこちら(横浜市HP)

 当日は、パークのセントラルコートに4つの実験ブースが設置されていました。真夏の日差しが照り付ける日曜日にも関わらず、オープン早々、子どもたちで大盛況でした。
 人気があったのは水素ロケット実験。自分で書いた絵を胴体にあしらった小さなロケットを、水素の力で飛ばすという迫力のある実験です。水素は手回しの発電機で水を電気分解して生み出します。エコですね。水素がしっかりたまったらカウントダウン。スイッチを押すと「パン!」という音とともにリフトオフです。実験に参加したお子さんは自慢げに自作のロケットを見せてくれました。
 次にお伺いしたブースは「光でON/OFFするケミカルウォーター実験」。熱帯魚の薬に使われる「メチレンブルー」に、食品添加物であるクエン酸と硫酸鉄を溶かした水溶液に光を当てると、光が当たった場所が透明になりました。色素が光を吸収して無色になるそうです。
 制作したケミカルウォーターを子どもたちは大切そうに持ち帰っていました。用いた試薬は安全なものなので、反応が悪くなったあとは流しに捨てるなど安全に片付けられるようにデザインされていました。とても工夫されていますね。

 「理科の面白さ、実験の楽しさを、子どもたちに知ってほしい」
 インタビューに答えてくれた4年生の学生さんは、理科の教員を目指しているそうです。子どもの理科離れを食い止めるため、こうしたイベントをとおして科学の魅力を子どもたちに伝えていきたい、と目を輝かせていました。暑さを一瞬忘れて科学に魅了される子どもの姿と、心の底から楽しんで教える未来の教員たちの姿が印象的でした。

(令和6年7月28日 金沢区区政推進課長 木村 厚朗)



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