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令和3年度 水道局決算概要
令和3年度横浜市水道事業会計及び工業用水道事業会計決算(速報値)の概要
最終更新日 2022年7月14日
水道事業:料金改定により水道料金収入は44億円の増、純利益は100億円を確保
水道事業会計
(1)水道料金収入の増
3年度の水道料金収入は、2年度に比べ税込で44億円(6%)増加し740億円となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響等による在宅勤務・テレワークの拡大や外出自粛要請などが2年度に比べ緩和したことにより、家事用の使用水量は減少しましたが、料金改定により水道料金収入は20億円(4%)増加しました。一方で、商業施設など多量使用者は、2年度に比べ使用水量が若干回復したことなどにより、業務用の水道料金収入は24億円(11%)増加しました。
(2)純利益の確保と累積資金残額の増
純利益は、3年7月からの料金改定による水道料金収入の増に加え、コロナ禍においても持続可能な事業運営を行っていくため徹底した事業見直しや不急事業の先送りなどに努めたこと、老朽管更新費用に係る修繕費が繰越となったこと等により、2年度に比べ35億円増加し100億円となりました。
予算で見込んだ純利益65億円と比較しても、35億円改善しています。
また、累積資金残額は、前年度に比べ9億円増加し183億円となりました。
(3)企業債の活用
今後、増大する施設更新費用の財源として、2年度から企業債の割合を引き上げたことなどにより、企業債残高は1,546億円となりました。
収支の状況
3年度 | 2年度 | 増△減 | |
---|---|---|---|
水道料金収入 | 740 | 695 | 44 |
うち家事用 |
491 | 471 | 20 |
(使用水量(万㎥)) |
(31,360) | (31,839) | (△479) |
うち業務用等 |
249 | 224 | 24 |
(使用水量(万㎥)) |
(6,787) | (6,638) | (149) |
純利益 | 100 | 65 | 35 |
累積資金残額 | 183 | 174 | 9 |
企業債残高 | 1,546 | 1,543 | 3 |
※端数処理により、差引が一致しない場合があります。
工業用水道事業会計
(1)工業用水道料金収入
3年度の工業用水道料金収入は、2年度に比べ税込で0.2億円(0.8%)増加し27.9億円となりました。
(2)純利益の確保
純利益は、2年度に比べ0.6億円増加し7.7億円となりました。
(3)企業債の活用
2年度から企業債の割合を引き上げたことなどにより、企業債残高は33.3億円となりました。
収支の状況
3年度 | 2年度 | 増△減 | |
---|---|---|---|
工業用水道料金収入 | 27.9 | 27.7 | 0.2 |
純利益 | 7.7 | 7.1 | 0.6 |
累積資金残額 | 38.6 | 42.1 | △3.5 |
企業債残高 | 33.3 | 29.0 | 4.3 |
(参考)水道事業の主な取組
用途別から口径別料金体系への移行
将来にわたり安全・安心な水道水を安定して市民の皆様にお届けするため、水道料金の平均12%引き上げを行いました(令和3年7月1日改定)。
基本水量を廃止し、メーターの口径ごとに設定した基本料金と使用した水量に応じた従量料金をお支払いいただくことにより、分かり易い料金体系としました。
メーターの口径とは
水道メーターの接続部分の内径を表しています。
環境面から見た西谷浄水場の再整備
西谷浄水場は、ろ過池等の耐震化とともに、水源水質の悪化や水利権水量の全量処理に対応するため、浄水処理施設、排水処理施設の再整備及び導水路の改良に取り組んでいます。
水利権水量の全量処理が可能になることで、自然流下系浄水場からの給水エリアが39%から51%に拡大され、エネルギー消費量の削減など、環境面での効果も期待されます。
自然流下系(西谷・川井)給水エリア拡大のイメージ
参考資料
令和3年度横浜市水道事業会計及び工業用水道事業会計決算(速報値)の概要_資料編(PDF:201KB)
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