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令和2年度 水道局決算概要
令和2年度横浜市水道事業会計及び工業用水道事業会計決算(速報値)の概要
最終更新日 2021年7月12日
水道事業:水道料金収入は6億円の減、経常利益は41億円を確保
水道事業会計
(1)水道料金収入の減
2年度の水道料金収入は、元年度に比べ税抜で6億円減の632億円となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響等による在宅勤務・テレワークの拡大や外出自粛要請などに伴い、家事用の水道料金は31億円増加した一方、商業施設など多量使用者の使用水量が減少したことなどにより業務用の水道料金は37億円減少しました。
(2)経常利益・純利益の確保
経常利益は、料金収入の減に加え、老朽管更新費用など修繕費が増加したこと等により、元年度に比べ11億円減の41億円となりました。
コロナ禍においても、持続可能な事業運営を行っていくため、徹底した事業見直しや不急事業の先送りなどに努めた結果、予算で見込んだ経常利益32億円に比べ、9億円の改善となっています。
また、累積資金残額は、施設更新費用の増加に伴う資金収支の悪化により、前年度に比べ18億円減の174億円となりました。
※ 純利益は、局保有資産の売却益(新市庁舎移転に伴う本市一般会計との資産の相互所管替等)を計上したため、前年度に比べ13億円増の65億円となりました。
(3)企業債の活用
今後、増大する施設更新費用の財源として、企業債の充当率を見直したことに伴い、企業債残高は前年度に比べ19億円増の1,543億円となりました。
収支の状況
2年度 | 元年度 | 増減 | |
---|---|---|---|
水道料金収入 | 632 | 638 | -6 |
経常利益 | 41 | 52 | -11 |
(純利益) | (65) | (52) | (13) |
累積資金残高 | 174 | 192 | -18 |
企業債残高 | 1,543 | 1,524 | 19 |
工業用水道事業会計
(1)工業用水道料金収入
2年度の工業用水道料金収入は、元年度に比べ税抜で0.9億円減の25.1億円となりました。
(2)経常利益・純利益の確保
経常利益・純利益は、元年度に比べ0.3億円減の7.1億円となりました。
(3)企業債の活用
企業債残高は、企業債発行額の割合を引き上げたことにより、前年度に比べ1.8億円増の29.0億円となりました。
収支の状況
2年度 | 元年度 | 増減 | |
---|---|---|---|
工業用水道料金収入 | 25.1 | 26.0 | -0.9 |
経常利益 | 7.1 | 7.4 | -0.3 |
(純利益) | (7.1) | (7.4) | (-0.3) |
累積資金残額 | 42.1 | 42.4 | -0.3 |
企業債残高 | 29.0 | 27.2 | 1.8 |
(参考)水道事業の主な取組
西谷浄水場の再整備
西谷浄水場は、ろ過池等の耐震化とともに、水源水質の悪化や水利権水量の全量処理に対応するため、浄水処理施設や排水処理施設の再整備に取り組んでいます。
また、西谷浄水場まで原水を送る相模湖系導水路についても、耐震性や導水能力が不足しているため、併せて改良に取り組みます。
予定スケジュール
DB方式とは、設計(Design)と施工(Build)を一括して発注する方式のこと。
DBO方式とは、設計(Design)と施工(Build)に加えて、運営(Operate)も一括して発注する方式のこと。
西谷浄水場再整備事業の整備範囲
相模湖系導水路改良事業の範囲
参考資料
令和2年度横浜市水道事業会計及び工業用水道事業会計決算(速報値)の概要(PDF:213KB)
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