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令和6年度 水道局決算概要
令和6年度横浜市水道事業会計及び工業用水道事業会計決算(速報値)の概要
最終更新日 2025年8月20日
水道事業:水道料金収入は2億円の微増、純利益は71億円を確保
水道事業会計
(1)水道料金収入
6年度の水道料金収入は、前年度に比べて税込で2億円(0.3%)増の768億円となりました。
使用水量は、主にご家庭で使われる口径13~25mmは前年度に比べて78万㎥(0.2%)減少しました。一方、大型商業施設や宿泊業など主に事業用で使われる口径40mm以上では46万㎥(0.8%)増加しました。
水道料金収入の状況(税込)
| 6年度 | 5年度 | 増△減 | |
|---|---|---|---|
水道料金収入 |
768 |
766 |
2 |
うち口径13~25mm |
528 |
529 |
△1 |
うち口径40mm以上 |
240 |
237 |
3 |
(2)純利益と累積資金残額
純利益は、前年度に比べて11億円減少したものの、71億円を確保しました。これは、料金収入が2億円増加した一方で、支出においては、労務単価の引き上げや物価上昇等により修繕費が11億円増加したことによるものです。また、累積資金残額は、前年度とほぼ同額の250億円となりました。
(3)企業債
西谷浄水場再整備事業の進捗に伴い施設更新費用が増加したため、企業債残高は前年度に比べて109億円増加し、1,765億円となりました。
財政状況
| 6年度 | 5年度 | 増△減 | |
|---|---|---|---|
| 純利益 | 71 | 82 | △11 |
| 累積資金残額 | 250 | 252 | △2 |
| 企業債残高 | 1,765 | 1,656 | 109 |
工業用水道事業会計
(1)工業用水道料金収入
6年度の工業用水道料金収入は、ほぼ前年並みの27.7億円となりました。
(2)純利益と累積資金残額
純利益は、前年度に比べて0.7億円減少し、5.7億円を確保しました。 また、累積資金残額は、前年度に比べて1.4億円増加し、31.4億円となりました。
(3)企業債
施設更新費用が増大したため前年度に比べて5億円増加し、企業債残高は42.7億円となりました。
工業用水道事業会計の収支状況(税込)
| 6年度 | 5年度 | 増△減 | |
|---|---|---|---|
| 工業用水道料金収入 | 27.7 | 27.8 | △0.1 |
| 純利益 | 5.7 | 6.4 | △0.7 |
| 累積資金残額 | 31.4 | 30.0 | 1.4 |
| 企業債残高 | 42.7 | 37.7 | 5.0 |
災害に強い水道 (強靭な水道を目指して)
大規模災害時でも給水を確保するため、次のような事業を進めています。
● 基幹施設の更新・耐震化
浄水場や配水池などの基幹施設の更新・耐震化を計画的に進めています。更新期を迎える西谷浄水場については、耐震化とともに水源水質の悪化や水利権水量の全量処理に対応するため再整備に取り組んでいます。
● 送配水管の更新・耐震化
送配水管(総延長約9,300㎞)の更新・耐震化にあたっては、管の材質ごとに想定耐用年数を設定した上で、布設年度や埋設状況、地震時の被害想定など総合的に勘案し、優先順位を付けて進めています。
● 重要施設につながる管路の上下水道一体での耐震化
避難所や医療施設などの重要施設につながる水道管を優先して耐震化を進めています。
● 耐震給水栓の整備
応急給水施設が設置されていない地域防災拠点等を対象に、総務局や教育委員会事務局と共同で、特別な作業なく普段と同様に水道水が確保できる「耐震給水栓」の整備を進めています。
西谷浄水場の再整備
大口径管布設工事
耐震給水栓
参考資料
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