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最終更新日 2023年11月22日
工業用水道は、工場などにおいて、冷却用水、ボイラー用水、製品処理用水、洗浄用水など工業用として使用される水を供給する水道で、横浜市の工業を支える礎となっています。工業用水の水源は、相模湖・津久井湖のダム湖の水を利用していますので、工場地帯における地下水の過剰な汲み上げによる地盤沈下を防止するなど、環境に大きく貢献しています。
また、上水道のような薬品処理やろ過処理の工程を行わず、基本的に原水を沈でん処理するだけですので、経済的な水道として用水を供給することができます。
横浜市の工業用水道は、京浜工業地帯における地下水汲み上げによる地盤沈下対策として、昭和35年(1960)10月に一日当たり11万7,000立方メートルの給水能力により創設(相模湖系統)され、鶴見・神奈川および保土ケ谷・西地区に給水を開始しました。
その後、2回にわたる拡張工事(馬入川系統)を行い、戸塚内陸部や根岸湾臨海部の工業地帯に給水区域を拡大し、一日当たり36万2,000立方メートルの給水能力をもって、高度経済成長期の横浜の工業を支えてきました。
昭和48年のオイルショック以降、産業構造の変化による工場の移転・廃止や、受水工場における水利用の合理化等により、需要は逓減傾向で推移している状況ですが、近年は、「みなとみらい21地区」等の新しいまちづくりに伴う熱供給事業や電気事業の規制緩和による卸発電事業用水などの新しい需要も生まれ、首都圏の業務核都市としての横浜経済の新たな基盤づくりに積極的に貢献しています。
横浜市の工業用水道施設は、相模湖を水源とする「相模湖系統」と津久井湖を水源とする「馬入川系統」の二つの系統(水源)からなっています。
相模湖系統施設は、創設事業として、昭和35年10月10日に京浜工業地帯の地盤沈下対策を目的に給水を開始した系統です。
水源は相模湖(相模ダム)で、ダム下の取水ぜき(沼本ダム)から旭区の鶴ケ峰沈でん池までは上水道の導水施設を利用し、その後は単独施設の鶴ケ峰沈でん池で沈でん処理した後、旭区の一部や、鶴見区の東寺尾配水池を経由して鶴見・神奈川地区に給水しています。
このほかに、西谷浄水場で処理された水を保土ケ谷・西地区に給水しています。
相模湖(相模ダム)
鶴ケ峰沈でん池
東寺尾配水池
馬入川系統施設は、第1期拡張事業により昭和40年9月1日に戸塚内陸部や根岸湾臨海部の基盤整備として給水を開始した系統です。
水源は津久井湖(城山ダム)で、相模川の下流(馬入川)に設けられた寒川取水ぜきから取水し、横浜市水道・横須賀市水道・横浜市工業用水道の共同施設である導水路により、鎌倉市との市境にある小雀浄水場まで導水し、小雀浄水場内の工業用水道専用施設で沈でん処理した後、戸塚・栄地区および中・磯子地区に給水しています(第2期拡張事業、昭和44年10月1日、鶴見・神奈川地区に給水開始)。
津久井湖(城山ダム)
引地川水路橋
小雀沈でん池
区分 | 基準 |
---|---|
水温 | 28℃以下 |
濁度 | 16度以下 |
水素イオン濃度(pH) | 6.0~8.6 |
硬度(CaCO3として) | 100mg/l以下 |
アルカリ度 | 5mg/l以上 |
蒸発残留物 | 250mg/l以下 |
塩素イオン | 50mg/l以下 |
鉄イオン | 2mg/l以下 |
最低水圧(配水管末) | 0.049Mpa |
水質測定装置
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