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善部妙蓮寺曲題目保存会

最終更新日 2019年3月4日

1.団体紹介

曲題目は、江戸末期ごろ、藤沢片瀬の伝兵衛という人から伝えられたと言われています。この曲題目
は、南無妙法蓮華経のわずか七文字のお題目に12通り各々趣の変わった節をつけて唱える歌題目の
ことで、うちわ太鼓を打ちながら唱和します。戦前、戦後は一時活動を中止していましたが、当時の青年
会が保存に努め、昭和25年に善部妙蓮寺曲題目保存会が結成されました。
練習は春と秋に分けて行われ、子どもを交えて練習しています。稚児は4歳から中学生くらいまでの
子どもたちが左手に漆塗りのツヅミ太鼓を持ち、右手には両端の真っ赤な房のついたバチを持って、
座ったまま華やかなバチさばきを披露します。
平成3年には長年の功績が認められ、神奈川県の指定無形民俗文化財として登録されました。

善部妙蓮寺曲題目の写真1

2.活動を通じて ~メンバーの方からのひとこと~

◆曲題目の魅力
大人が歌い、子どもがバチさばきを披露する曲題目は、全国的にも珍しい稚児芸能です。
大人たちは「地取り」と呼ばれ、題目歌を歌う長老達の役となっています。子ども達が赤色の房がつい
たバチをひるがえすさまは、手さばきの見た目から「綾取り芸」と呼ばれ、とても鮮やかです。練習を続
けて上達した稚児は、アレンジを加えたバチさばきを披露し、一層華やかな舞台となります。御会式
以外に芸能祭に出演することもありますので、ぜひご覧ください。平成26年は12月7日に、桜木町の
はまぎんホールで開催される「かながわ民俗芸能際」に出演します。

◆始めたきっかけ、続けてこられた理由
地域で育ち、子どもの頃から知っている曲題目を残したいとの思いから活動に参加し、続けていられ
るそうです。中には、子どもの頃に稚児として参加し、大人になって仕事を退職した後に再び復帰した
方もいます。

◆後継者育成に向けて
綾取り芸を担う4,5歳の子どもたちから唱和する大人の方まで随時募集しています。芸能の祭典に
招待されて曲題目を披露することもあり、大きな舞台で表現できることは良い経験になると思います。

善部妙蓮寺曲題目の写真2

3.活動(練習)頻度

お会式等の直前1か月を中心的に、春、秋それぞれ3日に1回の頻度で10回程度ずつ練習。
その他、通年練習。

4.主な活動状況

  • 10月第1日曜または第2日曜 善部妙蓮寺奉納
  • その他、文化芸能祭典への出演など

このページへのお問合せ

旭区総務部地域振興課

電話:045-954-6095

電話:045-954-6095

ファクス:045-955-3341

メールアドレス:as-chishin@city.yokohama.lg.jp

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