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道志水源林ボランティア事業

最終更新日 2024年3月15日

 横浜市は、山梨県道志村に水源林を所有しており、100年余にわたって計画的に維持管理を行っています。
 しかし、道志村の面積の約6割を占める民有林の中には、人手不足などで管理が行き届かず、水源かん養機能(水を蓄え、浄化し、洪水を緩和する機能)の低下が懸念される森があります。
 
 水道局では、このような森の水源かん養機能を再生させるため、平成16年度から、市民ボランティアと協働で民有林を整備する「道志水源林ボランティア事業」を実施しています。
 NPO法人道志水源林ボランティアの会やその他の市民ボランティア団体を対象に、道志村の民有林において、スギやヒノキ等の針葉樹を間伐し、保水機能の高い広葉樹林や針広混交林(しんこうこんこうりん)※を育成する水源林保全活動を支援しています。
※針葉樹林の中に保水機能の高い広葉樹が混生する森林

目次

ボランティア団体等の道志水源林保全活動に対する助成制度

NPO法人、企業や地域などのボランティア団体(以下、「ボランティア団体等」という。)が行う道志水源林の保全活動に対する助成制度です。

助成制度の内容

(1)活動資金の助成
  ボランティア団体等が、事前に水道局に申請し、承認を受けて行う道志村の民有林における間伐活動等に対し、交通費の一部とし
 て、1回の活動毎に1人あたり2,000円を助成します。

(2)その他
 ・活動場所は、水道局が道志村における民有林の地権者と調整し、提供します。
 ・不足する道具類がある場合は、事前申請により貸し出します。

助成対象団体

助成の対象は、次の条件を満たすボランティア団体等です。
(1)環境保全活動を目的とするボランティア団体等であり、10人以上での保全活動が可能であること。
(2)保全活動に関する知識や経験を有する指導者の下に、安全かつ適切な作業管理ができること。
(3)自主的に保全活動計画を策定し、年間に2回以上の保全活動が継続的に毎年できること。
(4)交通事故及び作業に伴う事故に対して、自己の責任と費用負担により傷害保険等に加入でき、自ら責任を負担しかつ必要な対応が
   できること。

※保全活動の期間は、4月から11月までです。
※助成の申請受付期間は、毎年4月から5月までです。
※活動場所及び活動内容は、水道局水源林管理所との調整が必要です。

NPO法人道志水源林ボランティアの会について

「NPO法人道志水源林ボランティアの会」は、横浜市水道局と協働して道志水源林保全活動を進めている団体です。
「私たちの飲む水と水源の森は、私たち市民が自ら守り育て、次の世代へと引き継ぐ」ことを基本理念に活動をしています。

NPO法人 道志水源林ボランティアの会ウェブサイト(外部サイト)

NPO法人道志水源林ボランティアの会の活動

活動内容

活動期間

4月から10月まで

活動回数

月2回程度

作業時間

3時間程度(途中休憩を含む)

主な作業内容1

間伐作業
混み合った木々を間引く作業で、間伐によって森林に陽の光が入り、幹を太らせ下草を生やします。

主な作業内容2

除伐作業
不用な木を取り除く作業で、樹木を育成します。

活動日の行程

JR関内駅北口を8時頃に貸切バスで出発し、19時頃帰着予定(現地集合・現地解散も可能)

案内

初心者の方でもインストラクターが丁寧に指導しますので、安心してご参加ください。

【間伐活動の様子】

市民ボランティアによる道志水源林の間伐活動の様子
木を倒す方向を見定め、鋸で切ります。

市民ボランティアによる道志水源林の間伐活動の様子
切り倒した木を切り分け、安全な場所へ運びます。



市民ボランティアによる道志水源林の間伐活動の様子
チェーンソーを使う動力班。女性も活躍しています。


NPO法人道志水源林ボランティアの会への入会手続き

 「NPO法人道志水源林ボランティアの会」では、会員を募集しています。
 ぜひ入会して、横浜市の水源「道志川」が流れる道志の森を一緒に守りませんか!

【会員対象】
 横浜市内または近隣地域に在住、在勤、在学されている方(高校生以上)で、会の活動日に参加できる方

【年会費】
 個人・団体それぞれ、会員の区分により異なります。
 正会員 ・・・会の目的に賛同し、会の活動に参加する個人及び団体
 賛助会員・・・会の目的に賛同し、(活動には参加しないが)会の活動を支援する個人及び団体

年会費
区分個人団体
正会員2,000円10,000円※
賛助会員1,000円10,000円

※団体正会員・・・企業名や地域団体名で登録し、1回の活動に3名まで参加可能

入会の受付後、会から年会費の払込票を郵送しますので、郵便局で払い込みください。
後日、会から「道志水源林の活動のお知らせ」などを送付しますので、希望する活動日への参加をお申し込みください。
手続きの詳細などについては、「NPO法人道志水源林ボランティアの会」にお問い合わせください。

電話、ファクス: 045-664-3972
NPO法人 道志水源林ボランティアの会ウェブサイト(外部サイト)

NPO法人道志水源林ボランティアの会の受付時間

事務所の受付時間

期間

受付時間

備考

3月から10月まで

毎週火曜日、木曜日
13時から16時まで

休日・ゴールデンウィーク・お盆の週・活動日を除く

11月から翌年2月まで

毎週火曜日
13時から16時まで

年末年始を除く

※事務担当者が不在のときは、留守番電話またはファクスをご利用ください。

NPO法人道志水源林ボランティアの会の間伐活動予定日(令和6年度)

令和6年度活動予定日
活動日 定員
4月6日(土曜日) 48名
4月19日(金曜日) 48名

5月8日(水曜日)

48名
5月25日(土曜日) 48名
6月7日(金曜日) 48名
6月22日(土曜日) 48名
7月6日(土曜日) 48名
7月26日(金曜日) 48名
8月24日(土曜日) 48名
9月7日(土曜日) 48名
9月25日(水曜日) 48名
10月5日(土曜日) 48名
10月25日(金曜日) 48名
11月6日(水曜日) ※活動中止があった場合の予備日 48名     

参加費無料の体験活動

「NPO法人道志水源林ボランティアの会」では間伐活動の無料体験を実施しています。「入会してみたいけど、どんなことをするのか分からない・・・」「木を切るって大変そう。自分の体力でできるかな・・・」などと不安に思っている、あなた!経験豊富なインストラクターが丁寧に指導をしますのでご安心ください。
ぜひ無料体験に参加して、森林浴をしながらいい汗を流してみませんか。

無料体験
体験活動日

上記の「活動予定日」から、ご都合の良い日をお選びください。
※希望日の約1週間前までに会へお申し込みください。

参加費 無料(昼食・飲み物・活動しやすい服・滑りにくい靴などは、各自ご用意ください。)
交通費 現地との往復は、会が用意する貸切バスを利用します。

※活動内容やお申し込みに関する詳細については、会に直接お問い合わせください。

道志の森インストラクター認定制度(「NPO法人道志水源林ボランティアの会」の会員を対象とした制度)

水道局では、「NPO法人道志水源林ボランティアの会」の会員の中で、一定の資格を保有している方を「道志の森インストラクター」として認定しています。
「道志の森インストラクター」は、道志村民有林の保全活動を実施する作業班の責任者として、主に森林整備作業や安全管理の指導等を行います。

インストラクター募集中

NPO法人道志水源林ボランティアの会では、道志の森インストラクターとして活動してくださる方を募集しています。
次の第1~3号の認定基準を満たす資格や、林業等の経験をお持ちの方は、ぜひご登録をお願いします。
※資格や経験については、終了証や認定書等で確認させていただきます。

認定基準

第1号認定(森林・自然学習会などの講師)
 役割  基準

ボランティア活動の指導を行うとともに、
水道局が実施する森林・自然学習会の講師を務めます

1,2の両方をみたしていること


 1 社団法人全国森林レクリエーション協会が認定する「森
  林インストラクター」の資格、またはこれに準ずる資格を
  有していること
 2 水道局水源林管理所が実施する「林業実技実習」を修了
  していること


第2号認定(道志の森インストラクター)
役割 基準

ボランティア活動の班の責任者として、 
指導と監督、安全管理を行います 

1、2の両方をみたしていること
 1 (AまたはBのいずれか)
  A 全国森林レクリエーション協会の森林インストラクター養成講習修了
   書の交付を受けていること
  B 道志の森インストラクター補助者としての活動実績が過去2年間に
   10回以上あり、整備作業時における指導者としての経験、技術及び知
   識等を有すると水道局が認めていること
 2 水道局水源林管理所が実施する「林業実技実習」を修了していること

第3号認定(道志の森インストラクター補助者)
役割 基準                                   

ボランティア活動の班で、                 
「道志の森インストラクター」の補助的な役割を担います     

1または2のいずれかを満たしていること
 1 林業の従事経験が3年以上あること
 2 間伐作業のボランティア活動の経験が5年以上あること


関連事業

道志水源林ボランティア事業は、「横浜市水のふるさと道志の森基金」への寄附金によって支えられています。この基金は、間伐活動に直接参加することは難しいという方にも、資金協力という形で広く水源保全活動に参加していただくために創設されました。

皆さまのご協力を心からお待ちしています。

このページへのお問合せ

水道局事業推進部広報課

電話:045-671-3084

電話:045-671-3084

ファクス:045-212-1169

メールアドレス:su-suidokoho@city.yokohama.jp

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