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ハマウィングができるまで

ハマウィング(横浜市風力発電所)は、風車建設の構想開始から5年の歳月を経て、横浜港瑞穂ふ頭に完成しました。日本では珍しい「都市型風車」として、多くの市民の憩いの場である、みなとみらい地区からその姿を目にすることができます。当時、国産の2メガワット級の風車がまだ無かったこともあり、デンマークの現ベスタス社製が選定され、タワーは韓国で、ブレードは中国で、ナセルはデンマークでそれぞれ製造されたのち、海を渡って日本の横浜港まで運ばれてきました。

最終更新日 2024年4月12日

風力発電所建設の様子

1.建設場所

 風力発電所の建設場所は、横浜市神奈川区にある瑞穂ふ頭です。この場所は、横浜港の内港部のちょうど中心に位置し、年間約8,000万人もの人々が訪れるみなとみらい地区などからとても良く見える場所です。

2.工事着手(平成18年10月)

 現場での基礎工事がはじまりました。写真は、杭打ちの様子です。

3.基礎工事(平成18年11月)

 この基礎に使用されたコンクリートの量は、約530立方メートル。生コン車(コンクリートミキサー車)延べ106台により運搬され、打設しました。

4.タワー陸揚げ(平成18年12月)

 タワーは韓国から船で輸送され、鈴繁ふ頭で水切り(陸揚げ)し、陸上輸送により、建設場所に運び込まれました。

5.タワー組立(平成19年1月10日)

 タワーは3分割されており、デザインを施したシールを貼り付けた後、下から順に組み立てました。タワーの高さは、下から、ボトム(1段目)18メートル、ミドル(2段目)29メートル、トップ(3段目)29メートルで、重量は3つ合わせて164トンあります。

6.ナセル取付(平成19年1月11日)

 トップ(3段目)のタワーを設置したあと、68トンあるナセルを取り付けました。風車の組立に使用しているクレーンは、当時、世界に2台しかないという、ドイツ製の800トンクレーン車です。

7.ブレード組立(平成19年1月23日)

 3本のブレードとハブ(羽根の中心部分)は地組み(地上での組立て)されたのち、吊り上げられナセルに固定します。この様子は、報道関係者にも公開されました。

8.組立完了(平成19年1月23日)

 全ての組立が完了し、運転開始に向けて、電気設備の工事、試験調整、敷地整備等の作業が続きます。

9.運転開始(平成19年3月26日)

 竣工式が行われ、幸ケ谷小学校の子供たちの掛け声で風力発電の運転スイッチが押されるとともに、ゆっくりと風車が回り始め、正式に運転を開始しました。

このページへのお問合せ

脱炭素・GREEN×EXPO推進局カーボンニュートラル事業推進課風車担当

電話:045-671-4225

電話:045-671-4225

ファクス:045-550-3925

メールアドレス:da-wind@city.yokohama.lg.jp

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