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東京湾底質調査

最終更新日 2024年8月8日

東京湾底質調査とは?

東京湾の底層水域環境の実態を把握するとともに、底質改善対策等による底質の改善傾向について確認することを目的として、東京湾の底層水の溶存酸素の状況、浚渫状況及び底生生物の調査を実施します。
千葉県、東京都、神奈川県、横浜市及び川崎市が統一的な方法により実施したこれらの調査結果は、九都県市首脳会議 環境問題対策委員会水質改善専門部会によってひとつの報告書にとりまとめられます。
横浜市は、「神奈川県 公共用水域及び地下水の水質測定計画」に定められる本市の分担水域(海域7地点)の調査を2か年に分けて実施しています(本牧沖に関しては毎年実施)。


出典:国土地理院ウェブサイト(https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html)

底質評価方法

平成11年に策定した「東京湾における底生生物等による底質評価法」に基づき、東京湾の底質環境の評価を行います。

底質環境評価方法
       
底生生物の総出現種類数30種以上20~30種10~19種10種未満無生物

評点

総出現数に占める甲殻類比率(%) ≪*1≫

20%以上10~20%未満5~10%未満5%未満0%
評点
底質の強熱減量(%)2未満5未満10未満15未満15以上
底質のCOD(mg/g)≪*2≫3未満15未満30未満50未満50以上
評点
優占指標生物ABCD
B,C以外の生物

Lumbrineris longifolia
(キボシイソメ科)

Paraprionospio sp.(スピオ科)無生物

Raeta rostralis
(チヨノハナガイ)

Theora fragilis
(シズクガイ)

Prionospio pulchra
(スピオ科)

Sigambra sp.
(ハナオカカギゴカイ)

上位3種の優占種による評価 ≪*3≫上位3種がすべてAの生物(ランクA)A,C,Dのどのランクにも分類されないもの(ランクB)Cの生物が2種以上(ランクC)(ランクD)
評点

*1 全体の出現種類数が4種類以下では、甲殻類の比率が大きくても評点は1とする。
*2 底質の有機物の評価については、原則として強熱減量を用いるが、これを測定していない場合、底質のCODで評価する。
*3 優占指標生物による評価は次の順で行う。
①無生物の場合はランクDとする。
②全体の出現種類数が2種類以下の場合は、ランクCとする。
③Cグループの指標生物が2種以上の場合は、ランクCとする。
④3種すべてがB,Cグループ以外の場合は、ランクAとする。
⑤A,C,Dランクのいずれにも分類されなかった場合は、ランクBとする。

底質環境評価区分
環境評価区分評点(合計)摘要
環境保全度 Ⅳ14以上環境が良好に保全されている。多様な底生生物が生息しており、底質は砂質で、好気的である
環境保全度 Ⅲ10~13環境は、概ね良好に保全されているが、夏季に低層水の溶存酸素量が減少するなど、生息環境が一時的に悪化する場合も見られる
環境保全度 Ⅱ6~9底質の有機汚濁が進んでおり、貧酸素水域になる場合がある。底生生物は、汚濁に耐える種が優占する
環境保全度 Ⅰ3~5一時的に無酸素水域になり、底質の多くは黒色のヘドロ状である。底生生物は汚濁に耐える種が中心で、種数、個体数ともに少ない
環境保全度 00~2溶存酸素はほとんどなく、生物は生息していない。底質は黒色でヘドロ状である

評価方法の詳細については、2000年全国公害研究誌No.2「東京湾における底生生物調査指針及び底生生物等による底質評価方法」(PDF:884KB)をご参照ください。

調査結果

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このページへのお問合せ

みどり環境局環境保全部水・土壌環境課

電話:045-671-2494

電話:045-671-2494

ファクス:045-671-2809

メールアドレス:mk-mizudojo@city.yokohama.lg.jp

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