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最終更新日 2025年4月22日

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がんについて知る

はじめに

がん(癌)は、私たちの体の中から生まれ、正常な細胞の働きを妨げる病気です。日本人の2人に1人はがんになると言われており、日本人の死因の第1位となっています。がんについての基礎知識や検診、治療、支援制度や療養後の生活について分かる資料をご紹介します。

もくじ

1 がんの基礎知識と検診

がんはどのような病気で、どのような治療法があるのか。全般的ながんの知識、早期発見のために役立つ検診、新しいトピックがまとまっている資料をご紹介します。

『がんのしおり 2024』(外部サイト)

社会保険出版社 2024 ISBN:978-4-7846-0370-1
がんの知識から国のがん対策、検診、様々な支援、統計データまで幅広く掲載されています。

『「がん」はどうやって治すのか 科学に基づく「最良の治療」を知る』(ブルーバックス)(外部サイト)

国立がん研究センター/編 講談社 2023 ISBN:978-4-06-534039-4
手術、放射線、抗がん剤(薬物療法)、免疫療法は、どのようなしくみでがんを治療するのか?科学的な根拠(エビデンス)に基づく治療とは?がん治療を知るための知識がまとめられています。

『まるごとわかる!がん 改訂3版』(外部サイト)

元雄良治/著 南山堂 2024 ISBN:978-4-525-50133-4
がんのメカニズムや診断、治療などの基礎知識が、豊富なカラーイラストとともに解説されています。看護師や看護学生向けの資料ですが、一般の方にもわかりやすい作りです。

『がんがみえる』(外部サイト)

医療情報科学研究所/編集 メディックメディア 2022 ISBN:978-4-89632-860-8
医師、看護師、薬剤師など医療従事者向けテキスト『病気がみえる』シリーズの姉妹編。各臓器のがんの重要ポイントがまとまっています。一歩進んで、専門的な知識も身につけたい方に。

『最新 健康診断と検査がすべてわかる本 改訂新版』(外部サイト)

矢冨裕/編著 野田光彦/編著 時事通信出版局 2024 ISBN:978-4-7887-1904-0
健康診断や人間ドッグ、病院を受診した際に受ける検査について解説した資料です。各検査の内容、目的、異常値のときの対処法などが示されています。各検査から発見される病気、病気の診断に必要とされる検査のどちらからも調べることができます。

『国立がん研究センターの正しいがん検診 信頼度ナンバーワン!』(外部サイト)

中山富雄/監修 小学館クリエイティブ 2019 ISBN:978-4-7780-3798-7
がん検診は、がんを早期に発見して適切な治療につなげ、死亡率を下げることを目的としています。検査の種類や流れはもちろん、検診のデメリットやリスクについても解説しています。

『名医のいる病院 2024がん治療編 名医があなたの不安を解消!』(外部サイト)

医療新聞社 2024 ISBN:978-4-909276-08-7
がん治療の実績のある医師、新たな検査・治療法などが紹介されています。粒子線治療施設・ロボット支援手術ができる病院・がん診療連携拠点病院などの一覧付き。

2 各種がんの診断と治療

疾病の診断と治療について基本的な指針となるのが、「診療(治療)ガイドライン」です。各種がんの診断と治療について知り、医師と話し合う上で役立つシリーズとがんの治療法に関する資料をご紹介します。

「診療(治療)ガイドライン」

各科専門医学会等/編 金原出版ほか各医学書出版社
診療ガイドラインは、患者と医療者を支援する目的で、科学的根拠に基づき、系統的な手法により作成された文書です。それぞれの医学会などにより作成されており、疾病の一般的な診療方法などが示されています。患者向けにガイドラインの解説が出版されている疾病もあり、診断・治療について知る際にまず押さえておきたい資料です。Webサイトで閲覧できるものもあります。
横浜市立図書館蔵書検索ページの「詳細検索画面」(外部サイト)で、タイトル「ガイドライン がん」と入力すると検索できます。

「Mindsガイドラインライブラリ」(公益財団法人 日本医療機能評価機構)(外部サイト)

https://minds.jcqhc.or.jp/
Mindsガイドラインライブラリでは、日本で公開された診療ガイドラインについて、一定の基準で評価選定の上で公開しています。トップページから、診療ガイドラインや一般向けの解説等を検索の上、閲覧いただけます。

「国立がん研究センターの〇〇がんの本」

各科専門医師による執筆 小学館クリエイティブ
各種がんに関する基本的な知識、検査や治療の方法、治療後の療養などについて、図解もまじえてわかりやすく解説しています。
横浜市立図書館蔵書検索ページの「詳細検索画面」(外部サイト)で、タイトル「国立がん研究センター」と入力すると検索できます。

「国がん中央病院がん攻略シリーズ」

国立がん研究センター中央病院各科/他編著 法研
国がん研究センター中央病院が実践する最先端のがん治療を中心に解説した資料です。
横浜市立図書館蔵書検索ページの「詳細検索画面」(外部サイト)で、タイトル「国がん中央病院がん攻略シリーズ」と入力すると検索できます。

「名医が教えるよくわかる最新医学」「よくわかる最新医学」

各科専門医師による執筆 主婦の友社
がんを含む様々な疾病について、一般向けに分かりやすく解説したシリーズです。
横浜市立図書館蔵書検索ページの「詳細検索画面」(外部サイト)で、タイトル「よくわかる最新医学 がん」と入力すると検索できます。

『患者さんと家族のための放射線治療Q&A 2020年版』(外部サイト)

日本放射線腫瘍学会/編 金原出版 2020 ISBN:978-4-307-07115-4
放射線治療について、手術や薬物療法との違いから費用、治療中の注意点、治療後の生活まで、Q&A方式で解説されています。

『やさしくわかる抗がん剤の副作用とその対処法 いつもと同じ日常を過ごすために』(外部サイト)

酒井リカ/監修 清水奈緒美/編著 坪井香/編著 法研 2021 ISBN:978-4-86513-735-4
薬物療法の副作用は、日常のケアをはじめとしたちょっとした工夫によって軽症化できることがあります。悪心・嘔吐、易感染状態、貧血などの副作用とその対処方法がまとめられた1冊です。

『がん化学療法の薬-抗がん剤・ホルモン剤・分子標的薬・免疫チェック ポイント阻害薬・支持療法薬-はや調べノート 2023・2024年版』(外部サイト)

上野誠/監修 古瀬純司/監修 メディカ出版 2023 ISBN:978-4-8404-8154-0
薬ごとの働きや副作用が調べられる資料です。看護師向けのため専門的な内容ですが、要点がまとまっています。一般名・商品名・欧文略語のインデックス付き。

国立がん研究センター がん情報サービス 「各種がん」冊子

がん患者とご家族の方に向け、診断(検査)・治療法などの情報をまとめた冊子です。
中央図書館4階の「医療・健康情報コーナー」で配布しています。
また、同センターのWebサイトで閲覧・ダウンロードできます。

「がん情報サービス 冊子」(国立研究開発法人 国立がん研究センター)(外部サイト)

https://ganjoho.jp/public/qa_links/brochure/index.html

3 療養と社会生活

がんの診断後も、毎日の暮らしは続きます。診断を受けとめ、治療法を決め、これからの生活を考えていく。治療が一段落したあとも、家庭生活や職場復帰、経済的な面など問題は様々です。がん経験者がよりよく生きていくためには、周囲の理解と支援も欠かせません。

『がんと診断されたら最初に読む本 あなたと家族を守る』(外部サイト)

勝俣範之/著 KADOKAWA 2024 ISBN:978-4-04-897697-8
がんの確定診断から治療を受けるまでの流れ、治療の種類、治療費や仕事のことまで一通りのことが分かる1冊です。

『まず知っておきたい!がん治療のお金,医療サービス事典』(外部サイト)

山﨑知子/編集 全日本病院出版会 2021 ISBN:978-4-86519-284-1
治療にかかるお金や医療サービスなど、がん治療を受けるにあたって知っておきたいことについて、医師・薬剤師・看護師・理学療法士など多職種にわたる執筆陣が解説しています。

「再発・悪化を防ぐ安心ガイドシリーズ」

各科専門医師による執筆 法研
病気の再発・悪化を防ぐための食事、副作用や後遺症への対処法などがまとめられたシリーズです。
横浜市立図書館蔵書検索ページの「詳細検索画面」(外部サイト)で、タイトル「再発・悪化を防ぐ安心ガイドシリーズ」と入力すると検索できます。

『国立がん研究センターの抗がん剤・放射線治療を乗り切って元気になる食事206』(外部サイト)

全田貞幹/監修 千歳はるか/監修 主婦の友社/編 主婦の友社 2024 ISBN:978-4-07-459891-5
国立がん研究センターの医師と栄養士が、「食欲不振のとき」「吐き気・嘔吐があるとき」など6つの副作用別におすすめの献立・レシピを紹介しています。

『AYA世代がん患者の生活を支える37のヒント 若いがん患者と家族が困ったときに役立つお守り本』(外部サイト)

AYAがんの医療と支援のあり方研究会/監修 法研 2024 ISBN:978-4-86756-098-3
AYAとは、Adolescent&Young Adult(思春期・若年成人)の略語で、15~39歳のことを指します。学校のこと、仕事のこと、性や妊娠のことなど、AYA世代が前向きに治療に取り組めることを願って書かれた1冊です。

『がん経験者のリアルな生活 「恋愛・仕事・お金」の悩みと上手につきあうヒント』(外部サイト)

岸田徹/著 翔泳社 2023 ISBN:978-4-7981-7928-5
がんになってからの恋愛・結婚、職場復帰や就職活動、外見の変化など、がんにまつわる悩みは様々です。100人を超えるがん経験者のリアルな経験談が紹介されています。

『治療と就労の両立支援ガイダンス 疾患別に見た就労支援の実務』(外部サイト)

遠藤源樹/著 労務行政 2020 ISBN:978-4-8452-0393-2
「がん」「メンタルヘルス不調」など、社員が様々な病気を治療しながら働き続けるために、企業がすべき配慮や取り組みとは。支援に役立つポイントが、実務に沿って解説されています。

『がん患者さんとご家族をつなぐ在宅療養ガイド 豊かな療養生活をかなえる安心の1冊 新版』(外部サイト)

地域におけるがん患者の緩和ケアと療養支援情報普及と活用プロジェクト/編著 日本医学出版 2024 ISBN:978-4-86577-067-4
治療や療養を続けながら、自宅などの住み慣れた環境で過ごす方法について、患者とその家族・友人に向けて書かれています。

4 そのほか~参考となるWebサイト

研究機関・団体等により提供されているがん情報

市・県等により提供されているがん情報

がん経験者の就労に関する情報

このリストは資料や調べ方をご紹介するものであり、特定の治療法・団体などをすすめるものではありません。
診断・治療・薬などの判断については医療機関へおたずねください。

このページへのお問合せ

教育委員会事務局中央図書館調査資料課

電話:045-262-7336

電話:045-262-7336

ファクス:045-262-0054

メールアドレス:ky-libkocho-c@city.yokohama.lg.jp

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