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がん検診
最終更新日 2024年7月16日
横浜市がん検診の制度変更のお知らせ
①令和6年度から胃がん検診の費用がこれまでの3,140円から2,500円になり、より受診しやすくなりました。
②勤務先等の制度でがん検診を受診していた方が退職後も定期的な受診のきっかけとしていただけるよう、 65歳の方はがん検診が無料で受けられるようになりました。(対象者詳細は下記「がん検診推進事業」をご参照ください)
③令和6年度は大腸がん検診を「無料」で受診していただけます。
④子宮頸がん検診におけるHPV検査単独法(30歳~60歳)については、現在導入に向けた準備を進めています。準備が整い次第、ご案内いたしますので、それまでは、引き続き現在の子宮頸がん検診を受診してください。
⑤令和5年度まで各区福祉保健センターで実施していた肺がん集団検診は、医療機関が実施する個別検診へ一本化しました。
なお、肺がん集団検診の画像データは、各区福祉保健センターで開示請求を行うことで取得できます。
【医療機関での受診方法】
①横浜市がん検診を受診する実施医療機関を選びます。
②がん検診実施医療機関に「横浜市の○○がん検診を受診したいです」と直接電話等で予約をします。
③予約をした日に医療機関を受診します。
※当日は保険証など、住所と生年月日が確認できる書類をお持ちください。
がん検診
概要
死亡原因の第1位であるがんを早期に発見し、適切な治療に結びつけます。
対象
職場の検診など他に受診機会のない方で、下記の年齢要件等を満たす方
※現在治療中の方は、受診できない場合がありますので、かかりつけの医師にご相談ください。
※検診対象部位に症状がある場合は、「検診」ではなく、速やかに医療機関で「診察」を受けてください。
令和6年度がん検診制度について
対象年齢早見表
対象年齢 | 生年月日 |
---|---|
50歳以上 | 昭和50年(1975年)4月1日以前 |
40歳以上 | 昭和60年(1985年)4月1日以前 |
20歳以上 | 平成17年(2005年)4月1日以前 |
検診の種類 | 受診回数 | 対象者 | 費用(円) | 検査項目 |
---|---|---|---|---|
大腸がん | 1年度に1回 | 40歳以上(男女) | 無料 | 問診、便潜血検査 |
胃がん | 2年度に1回 | 50歳以上(男女) | 2,500 | 問診、内視鏡検査 *2 |
問診、エックス線検査(バリウム) | ||||
肺がん | 1年度に1回 | 40歳以上(男女) | 680 | 問診、胸部エックス線検査 |
子宮頸がん | 2年度に1回 | 20歳以上(女性) | 1,360 | 問診、頸部細胞診検査 |
乳がん(aかbの選択制)*3 | 2年度に1回 | 40歳以上(女性) | a マンモグラフィ検査・・・680 | 問診、マンモグラフィ検査 |
b マンモグラフィ検査、視触診・・・1,370 | 問診、マンモグラフィ検査、視触診 | |||
前立腺がん | 1年度に1回 | 50歳以上(男性) | 1,000 | 問診、血液検査 |
*1 胃がん検診は同一年度に内視鏡検査とエックス線検査の両方を受診することはできません。
また、連続する年度に内視鏡検査とエックス線検査を交互に受けることはできませんのでご注意ください。
*2 胃がん検診で内視鏡検査を希望される方は、受診当日に保険証を必ずお持ちください。
内視鏡検査は、確定診断のための病理検査を目的に、検診の途中で粘膜片を採取する生検を行う場合があります。
この生検は保険診療となるため、別途費用がかかります。
*3 マンモグラフィ検査の受診が必須、視触診は選択制です。マンモグラフィ検査と視触診を別々の医療機関で受ける
ことは可能ですが、マンモグラフィ検査を受けた後に視触診を受診することはできませんのでご注意ください。
(なお、マンモグラフィは、撮影日時点で40代は2方向、50歳以上は1方向を撮影します。)
※医師が必要と判断し、より詳細な検査などを、保険診療としてあわせて行う場合、上記の金額のほかに費用がかかる場合があ
ります。詳細は医療機関にご確認ください。
※適正な受診間隔をあけずに受診した場合(年度内に2回受診した場合など)は、横浜市のがん検診として取り扱えないため、上記の
金額と異なる費用がかかる場合があります。
※実施医療機関に直接お電話等でご予約下さい。(受診券はありません。)
※検診の結果、「要精密検査」になった場合、精密検査は保険診療となるため、別途費用がかかります。
費用が免除になる方(※検診を受けた後に費用の免除はできませんのでご注意ください。)
・令和7年4月1日時点で70歳以上の人(生年月日が昭和30年(1955年)4月1日以前)
→年齢確認できるもの(健康保険証など)を検診時にご提示ください。
・後期高齢者医療制度が適用される人
→「後期高齢者医療被保険者証」を検診時にご提示ください。
・生活保護世帯の人
→「休日・夜間等診療依頼証」を検診時にご提示ください。
・中国残留邦人等支援給付制度が適用される人
→「本人確認証」を検診時にご提示ください。
・令和5年度市民税県民税が非課税世帯または均等割のみ課税世帯の人
(世帯員全員の令和4年中の収入に基づきます。)
→検診前に手続きが必要です。お住まいの区の区役所福祉保健課健康づくり係にお問い合わせください。
※令和6年度大腸がん検診は無料のため、減免確認書の申請は必要ありません。
がん検診推進事業
特定の年齢(対象者)の方を対象に無料のがん検診を実施しています。
年齢※1 | 生年月日 |
---|---|
20歳 | 平成15(2003)年4月2日~平成16(2004)年4月1日 |
年齢※1 | 生年月日 |
---|---|
40歳 | 昭和58(1983)年4月2日~昭和59(1984)年4月1日 |
年齢※1 | 生年月日 |
---|---|
65歳 | 昭和33(1958)年4月2日~昭和34(1959)年4月1日 |
※1 令和6年4月1日時点の年齢
※2 令和6年度子宮頸がん・乳がん検診の無料クーポン券は、令和6年6月中旬に発送しました。
※3 令和6年度の65歳の方への無料クーポン券は、令和6年9月に発送予定です。
受診予約先
・医療機関:希望されるがん検診の実施医療機関に実施日等あらかじめお問い合わせください。→実施医療機関名簿はこちら
・検診車(乳がん検診:南区、栄区):神奈川県結核予防会にお問い合わせください。TEL045-251-2363(月~金曜日、13時~16時)
・横浜市立市民病院予防医療センター(旧:がん検診センター):予約制。TEL045-316-6526(月~金曜日、9時~17時)又はオンライ
ン予約(24時間)
横浜市がん検診のご案内〔PDF形式〕「横浜市がん検診ガイド」
横浜市がん検診のご案内(英語版)〔PDF形式〕「Yokohama City Cancer Screening Guide」
マイナンバーカードによるがん検診の受診状況の閲覧について
マイナポータルでがん検診の受診状況の閲覧ができます
マイナンバーカードをお持ちの方で、マイナポータルの利用登録をした方については、ご自身が受診した横浜市がん検診の受診状況をマイナポータルで閲覧できます。詳細は、下記サイトをご参照ください。
※各検診の受診状況がマイナポータルへ反映されるまで、受診後数か月かかります。
※2022年度(令和4年度)以降に受診した情報から閲覧できます。
※閲覧可能期間は、がん検診を受診した年度から5年間です。
閲覧可能ながん検診の種類及び項目
【閲覧できるがん検診の種類】
・大腸がん検診
・胃がん検診(内視鏡又はエックス線)
・肺がん検診
・子宮頸がん検診
・乳がん検診
【閲覧できる項目】
・受診年度(西暦)
・受診日(年月日)
・受診時年齢(歳)
・受診医療機関名
・受診方法(1:個別 2:集団)
・精密検査の対象有無(1:精密検査不要 2:要精密検査(○○の疑い) 9:判定不能)
がん検診のメリット・デメリット
がん検診は、早期のがんを見つけて早めに治療を行うことで、がんによる死亡率を低下させるというすばらしいメリットがあります。子宮頸がん検診のように、がんになる前の異常細胞を見つけるものもあります。一方でデメリットもあります。
こうした点について疑問があれば十分説明を受け、内容をよく理解したうえで、みなさんの健康と安心のためにがん検診を利用してください。
がん検診のメリット
メリット1 「救命の効果があります」
最大のメリットは、早期発見、早期治療による救命です。
メリット2 「早期のがんを発見できます」
早期であれば治せる可能性は非常に高く、治療も軽くすむことが多いので、患者さんにかかる身体的負担、経済的負担や時間は一般的に少なくてすみます。
重い自覚症状をきっかけに進行がんで見つかった場合の治療は身体にかかる負担が大きかったり、時間がかかります。
治すことが難しいこともあります。早期の段階で見つけられるように、がん検診は正しく時期から定期的に受けることをおすすめします。
メリット3 「がん以外の病気も見つけることができ、治療に結びつけられます」
がん検診はがんを見つけ、そのがんによる死亡率を減らすことが目的ですが、がん検診では早期がんが見つかるばかりではなく、がんになる前段階の病変が見つかることもあります。
がんになる前段階の病変とは、具体的にはポリープや潰瘍、異型上皮などです。こうした病変が軽い場合は経過を観察して、必要に応じて治療することで、がんになることを防ぐことができます。
メリット4 「安心して生活を続けられます」
がん検診を受けて「異常なし」と判定されれば、ひとまず安心してすごすことができます。
ですが、日本人の生涯に2人に1人ががんになり、年間で亡くなる人の3割ががんで亡くなる時代、「過信」は禁物です。定期的な検診の受診を欠かさないで下さい。
がん検診のデメリット
デメリット1 「がん検診の判定・診断の結果が100%正しいというわけでありません」
がん検診技術は、目ざましく進歩しています。しかし、「異常なし」という判定は、「あなたの身体にはがんはありません」ということではありません。
少しでも検診の精度を高めようと努力・工夫をしていますが、がんの場所や種類によっては見つけづらいことがあります。また、見落とすこともあるのが現状です。
デメリット2 「結果的に不必要な治療や検査を受けてしまうことになる可能性もあります」
検診でみつかるがんには、その後進行がんにならなかったり、そのままの状況にとどまったりして、生命に影響しないがんもあります。今のところ、このようながんと普通のがんを区別することができません。そのため早期治療のため、このようながんにも手術などの治療が行われますが、この治療が本来不要だった可能性もあります。こうしたがんを発見することを「過剰診断」といいます。
また、がん検診で「がんの疑い」と診断されると、精密検査が必要となりますが、精密検査を受けた結果、「がんではなかった」と判定されることが多くあります。これを「偽陽性」といいます。結果的にみれば不必要な検査が行われたことになり、受診者には心理的な負担もかかることになります。ただ、精密検査を受けて初めてわかるもので、精密検査をしないわけにはいかず、ある程度は避けようもないのが現状です。
デメリット3 「検査によって身体に負担がかかってしまうことがあります」
また、X線検査で使うバリウムは便秘になることがありますし、内視鏡では、出血や穿孔(せんこう)といって胃や腸に穴を開けてしまうことも、あります。放射線には被曝(ひばく)の問題があります。
がん検診にはメリットとデメリットがあります。このことをよく知ったうえで検診を受けてください。
日本対がん協会ホームページより転載
問い合わせ
横浜市けんしん専用ダイヤル
受付時間 8:30~17:15(日曜・祝日・年末年始を除く)
TEL 045-664-2606
FAX 045-664-3851
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