このページへのお問合せ
健康福祉局健康安全部健康安全課
電話:045-671-2463
電話:045-671-2463
ファクス:045-664-7296
メールアドレス:kf-kenkoanzen@city.yokohama.jp
最終更新日 2022年1月27日
保育園、小学校、高齢者施設等での集団感染の報告があります。
各ご家庭でも、手洗い、便や嘔吐物の適切な処理、食品の十分な加熱に留意してください。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、主に冬場に多く流行する感染症ですが、一年を通じて発生が見られます。
ノロウイルスの特徴を理解し、ノロウイルスによる感染を予防しましょう。
感染性胃腸炎は、細菌、ウイルスなどによる下痢・嘔吐等の胃腸炎症状を起こす感染症の総称です。
原因となる病原体の多くが、ノロウイルスです。
その他にもロタウイルス、サポウイルス、アデノウイルス、アストロウイルスなどがあります。
横浜市では、市内94か所の“定点医療機関”から、毎週、感染性胃腸炎の発生報告を受けています。
また例年、乳幼児施設(保育所、幼稚園等)、学校、高齢者施設、病院などでは、集団感染が多発しています。
こうした集団生活を送る場所では、日頃から感染をしないよう注意するとともに、もしも施設内で感染者が確認された場合は、速やかな感染拡大防止のための対応が必要です。
《参考》 感染性胃腸炎 市内発生動向 定点情報(横浜市衛生研究所ホームページ)
ノロウイルスは、あらゆる年齢の人に急性胃腸炎を起こし、ウイルス量が100個以下の極少量でも感染するほど、感染力の強いウイルスです。
一年を通じて発生しますが、特に冬場(主に11~2月)に流行します。
ノロウイルスに感染すると、概ね1~2日の潜伏期間の後、下痢、嘔吐、発熱などの症状が見られます。
通常発症から1~2日で回復しますが、抵抗力が弱い乳幼児や高齢者では、重症化したり、吐物を気管に詰まらせたりすることもありますので注意が必要です。
《参考》 ノロウイルスに関するQ&A(外部サイト)(厚生労働省ホームページ)
ノロウイルスは、口から入ることで感染します。
感染には大きく分けて次の3つのルートがあります。
特に、1.感染症ルートによる二次感染が多く発生しています。
最も有効な感染予防策は手洗いです。調理の前やトイレの後には、手をよく洗いましょう。また、普段から十分な睡眠や栄養を取り、体調を良好に保ちましょう。
ノロウイルスの感染力は、85℃1分以上の加熱で失われます。特に食品は、中心温度85~90℃で90秒以上加熱しましょう。
ノロウイルスに感染した場合、回復後も1週間、長いと1か月程度ウイルスを排出し続けることがあるため、手洗い等の感染防止策が必要です。
感染者の嘔吐物、ふん便には多量のノロウイルスが含まれています。
また、ノロウイルスは乾燥すると空中に漂い、これが口に入って感染することがあります。
このため、嘔吐物等は速やかに処理し、処理中・処理後は十分に換気をしてください。
ノロウイルスの消毒には、必ず塩素系漂白剤(成分:次亜塩素酸ナトリウム)を使用しましょう。
(※注意! アルコールには十分な消毒効果がない場合もあります。)
《参考》「嘔吐物の処理、消毒方法」(PDF:341KB)(PDF)
《参考》★「次亜塩素酸ナトリウムとは(使用上の注意)」
既に感染した人が食事の調理などをすると、食べ物にノロウイルスを付け、それを食べた人が感染する可能性がありますので注意が必要です。
このウイルスには、効果のある抗ウイルス剤やワクチンはありません。通常、対症療法が行われます。
下痢や嘔吐などが続く間は、脱水症状をおこしたり体力を消耗したりしないよう、水分と栄養の補給を十分に行いましょう。特に抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は注意が必要です。
症状がひどい場合は、早めに医療機関を受診してください。
ご自身やご家族に症状がある人がいる場合は、二次感染をしないように注意しましょう。
食べ物を調理したりする人が感染すると、食べ物にノロウイルスを付け、それを食べた人が、食中毒になる可能性があります。
このため、調理従事者、施設等での食事介助をする方などは、日頃からの健康管理を行い、下痢などの体調不良がある人は、作業従事を控えましょう。
PDF形式のファイルを開くには、別途PDFリーダーが必要な場合があります。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
健康福祉局健康安全部健康安全課
電話:045-671-2463
電話:045-671-2463
ファクス:045-664-7296
メールアドレス:kf-kenkoanzen@city.yokohama.jp
ページID:299-653-062