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感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)について

保育園、小学校、高齢者施設等での集団感染の報告があります。ご家庭でも、手洗い、便やおう吐物の適切な処理、食品の十分な加熱に留意してください。

最終更新日 2024年1月17日

感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)について

ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、主に冬場に多く流行する感染症ですが、一年を通じて発生が見られます。
ノロウイルスの特徴を理解し、感染を予防しましょう。

感染性胃腸炎とは

感染性胃腸炎は、細菌・ウイルス等による下痢・おう吐等の胃腸炎症状を引き起こす感染症の総称で、原因となる病原体の多くはノロウイルスです。
その他にも、ロタウイルス、サポウイルス、アデノウイルス、アストロウイルス等があります。

横浜市の感染性胃腸炎発生状況

横浜市では、市内の定点医療機関から、毎週感染性胃腸炎の発生報告を受けています。
また例年、乳幼児施設(保育所、幼稚園等)、学校、高齢者施設、病院等において、集団感染も発生しています。
集団生活を送る場所では、日ごろから感染しないよう注意するとともに、もしも施設内で感染者が確認された場合の速やかな感染拡大防止に向けた対応が特に必要です。

参考

ノロウイルスとは

  • ノロウイルスは、あらゆる年齢の人に急性胃腸炎を引き起こし、ウイルス量が100個以下の極少量であっても感染するほど感染力が強いウイルスです。
  • 一年を通じて発生しますが、特に冬場(11月から2月)に流行します。
  • ノロウイルスに感染すると、概ね1から2日の潜伏期間の後、下痢やおう吐、発熱などの症状が現れます。
  • 通常、発症から1、2日で回復しますが、抵抗力が弱い乳幼児や高齢者は、重症化したり、吐しゃ物を気管に詰まらせたりすることもあるため、注意が必要です。
  • ノロウイルスに関するQ&A(外部サイト)(厚生労働省)

主な感染経路

ノロウイルスは、口から入ることで人に感染します。

  1. 感染症ルート
    感染者のおう吐物等を処理する際等に、手指にノロウイルスが付着することで、手指を介して体内に入り感染する場合。
    または、乾燥して浮遊しているノロウイルスを吸い込むことで感染する場合。
    ※二次感染が最も多く発生するルート。
  2. 食中毒ルート
    感染者が、調理をしている際に食べ物へノロウイルスを付着させ、その食べ物を食べた別の人が感染する場合。
  3. 食中毒ルート
    ノロウイルスを蓄積した二枚貝等を、生又は十分な加熱がない状態で食べたことにより感染する場合。

感染を防ぐには

感染予防のポイント

  • 最も有効な感染予防は手洗いです。調理の前やトイレの後には、手をよく洗いましょう。
  • 普段から十分な睡眠や栄養を取り、体調を良好に保ちましょう。
  • ノロウイルスの感染力は、85℃1分以上の加熱により失われます。特に食品は、中心温度85から90℃で、90秒以上加熱するようにしましょう。
  • ノロウイルスに感染した場合、回復後も1週間、長いと1か月程度ウイルスを排出し続けることがあります。そのため、手洗い等の感染防止策が非常に重要です。

手洗いのポイント

  • 調理や食事をとる前、トイレや汚物処理の後等には、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
  • 爪の隙間にウイルスが入り込むのを防ぐためにも、爪は短く切りましょう。
  • 手洗いの前には指輪や時計を外し、洗い残しがないようにしましょう。
  • 石けんは十分に泡立て、爪ブラシ等も使用して手指を洗浄しましょう。
  • 流水で泡を流した後は、清潔なタオル又はペーパータオルでよく手指を拭きましょう。また、タオルの共用はできるだけ避けましょう。
  • 手洗いの方法(PDF:402KB)(横浜市保健所・区福祉保健センター作成)

汚物(おう吐物、ふん便)の処理のポイント

感染者のおう吐物、ふん便には、多量のノロウイルスが含まれており、またノロウイルスは乾燥すると空中に漂い、これが口に入ることで二次感染を引き起こすことがあります。
そのため、おう吐物等は速やかに処理し、処理中・処理後には十分な換気を行うようにしてください。

処理のポイント

  • おう吐物等には素手で触れず、使い捨て手袋等を使用しましょう。
  • 処理の際は使い捨てマスクを使用し、衣服もおう吐物等で汚さないよう注意しましょう。
  • おう吐物等(拭き取りに使った紙等も含む)は、ビニール袋に入れ、しっかりと口を密閉し、すぐに処分しましょう。ビニール袋を密閉する前は、おう吐物等を消毒するため消毒薬も入れましょう。
  • 全ての処理が完了したら、必ずよく手を洗いましょう。

消毒のポイント

  • ノロウイルスの消毒には、必ず塩素系消毒薬(次亜塩素酸ナトリウムが成分に入っているもの)を使用しましょう。アルコールでは、有効な消毒効果がない場合があります。
  • トイレのドアノブ等や調理器具の消毒には、塩素濃度0.02%(200ppm)の消毒薬を使用して、浸すように拭き取りをします。
  • おう吐物等で汚れた床等や、おう吐物等自体の消毒は、さらに高濃度の0.1%(1000ppm)の消毒薬を使用して、浸すように拭き取りをします。
  • 色落ちする衣服等、塩素系消毒薬が使用できない物の場合は、よく下洗いをした後で、熱湯やスチームアイロン等の蒸気(85℃以上で1分間以上)で消毒をします。なお、下洗いをした洗面所にはノロウイルスが残っていますので、そこもきちんと消毒しましょう。

参考

次亜塩素酸ナトリウムとは(使用上の注意)

  • 消毒効果を保つため、原液は遮光のできる場所に保管してください。
  • 希釈した消毒薬は、時間が経つにつれて消毒効果がなくなります。作り置きはせず、消毒の都度作るようにしてください。
  • 金属の材質のものを腐食させることがあります。消毒後は速やかに水道水で洗浄するか、拭き取りをしてください。
  • 衣服やじゅうたん等に使用すると、色落ちすることがあります。
  • 使用する際は、十分な換気をしましょう。酸性の洗剤等と混ぜると塩素ガスが発生することがあり危険ですので、絶対に併用しないでください。
  • 皮膚荒れを起こしてしまうため、手指等の消毒には使うことはできません。

調理時のポイント(食中毒予防の観点から)

既にノロウイルスに感染した人が食事の調理等をすると、食べ物にノロウイルスが付着し、それを食べた人が二次感染する可能性があります。

  • 日ごろから健康管理を行うとともに、下痢やおう吐等の症状がある場合は、直接食品を取り扱う作業を控えてください。
  • ウイルスに汚染されている可能性がある食品や十分な加熱が必要な食品は、中心温度85から90℃で90秒以上加熱しましょう。
  • まな板や包丁、食器、ふきん等は、熱湯(85℃以上)で1分の加熱消毒が有効です。

もしもノロウイルスに感染したら

ノロウイルスには、効果のある抗ウイルス剤やワクチンはありません。
したがって、以下の対処療法を行うことになります。

  • 下痢やおう吐等が続く間は、脱水症状を起こしたり体力を消耗しがちです。水分と栄養の補給を、十分に行いましょう。
  • 特に抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は、こまめに水分補給を行いましょう。
  • 症状がひどい場合や長引く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

家庭内での二次感染を防止する!

自分や家族に症状のある人がいる場合は、二次感染の恐れがあるため、十分に注意をしましょう。

  • 適切な手順で速やかにおう吐物等の処理、消毒を実施しましょう。
  • 手は石けんでこまめに洗いましょう。
  • トイレのドアノブ等、素手で触れるところはしっかりと消毒しましょう。
  • 風呂の水は毎日換え、浴槽や洗い場の床、洗面器、椅子等も清潔にしておきましょう。
  • 下痢の症状がある人は、最後に入浴するようにしましょう。
  • タオルやバスタオルの共用はやめましょう。

食中毒を防止する!

調理する人や食事介助する人が感染すると、食べ物にノロウイルスが付着し、それを食べた人も食中毒の症状が出る可能性があります。

  • 調理従事者や施設等での食事介助をする人等の食事に関係する人は、日ごろから健康管理を行いましょう。
  • 下痢等の体調不良がある人は、できるだけ従事を控えましょう。

問い合わせ先

感染症に関する通報・届出について

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医療局健康安全部健康安全課

電話:045-671-2463

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ファクス:045-664-7296

メールアドレス:ir-kenkoanzen@city.yokohama.jp

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