がん検診
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、検診受診の際には受診医療機関と十分ご相談の上、受診してください。 →実施医療機関名簿はこちら ※福祉保健センターでの集団検診については、新型コロナウイルス感染拡大状況により、実施が中止となる場合がございます。各区の実施状況については各区福祉保健課にお問い合わせください。
最終更新日 2022年11月11日
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、がん検診を控えている方へ
がんを早期発見するためには、自覚症状がないうちから、がん検診を定期的に受けることが大切です。
コロナ禍でも安心してがん検診を受診していただくために、実施医療機関では消毒の徹底やソーシャルディスタンスの確保など
感染症対策を実施しています。
がん検診は「不要不急な外出」ではありません。コロナ禍でも定期的にがん検診を受けましょう。
※事前に受診予約が必要な場合があります。詳しくは、受診予定医療機関にご相談ください。
がん検診
概要
死亡原因の第1位であるがんを早期に発見し、適切な治療に結びつけます。
対象
職場の検診など他に受診機会のない方で、下記の年齢要件等を満たす方
※現在治療中の方は、受診できない場合がありますので、かかりつけの医師にご相談ください。
令和4年度がん検診制度について
1.がん検診の対象年齢
がん検診(大腸・胃・肺・子宮頸部・乳・前立腺)は、令和4年4月2日~令和5年4月1日の間に誕生日を迎え、下記がん検診一覧表の対象年齢になる方は受診が可能です。
対象年齢 | 生年月日 |
---|---|
50歳以上 | 昭和48年(1973年)4月1日以前に生まれた方 |
40歳以上 | 昭和58年(1983年)4月1日以前に生まれた方 |
20歳以上 | 平成15年(2003年)4月1日以前に生まれた方 |
2.大腸がん検診
検診にかかる自己負担額(600円)を無料とします。
令和4年度がん検診一覧表
検診の種類 | 受診回数 | 対象者 | 費用(円) | 検査項目 |
---|---|---|---|---|
大腸がん | 1年度に1回 | 40歳以上(男女) | 無料 | 問診、便潜血検査 |
胃がん(内視鏡またはエックス線)*1 | 2年度に1回 | 50歳以上(男女) | 3,140 | 問診、内視鏡検査 *2 |
問診、エックス線検査(バリウム) | ||||
肺がん | 1年度に1回 | 40歳以上(男女) | 680 | 問診、胸部エックス線検査 |
子宮頸がん*3 | 2年度に1回 | 20歳以上(女性) | 1,360 | 問診、頸部細胞診検査 |
乳がん(aかbの選択制)*4 | 2年度に1回 | 40歳以上(女性) | a マンモグラフィ検査・・・680 | マンモグラフィ検査単独 |
b 視触診+マンモグラフィ検査・・1,370 | 視触診およびマンモグラフィ検査 | |||
前立腺がん | 1年度に1回 | 50歳以上(男性) | 1,000 | 問診、血液検査 |
*1 胃がん検診は同一年度に内視鏡検査とエックス線検査の両方を受診することはできません。
また、連続する年度に内視鏡検査とエックス線検査を交互に受けることはできませんのでご注意ください。
*2 胃がん検診で内視鏡検査を希望される方は、受診当日に保険証を必ずお持ちください。
内視鏡検査は検診の途中で確定診断のための病理検査を目的に粘膜片を採取する生検を行う場合があります。
この生検は保険診療となりますので、別途費用がかかります。
*3 子宮頸がん検診の際に医師が必要と判断した場合のみ、体がん検診も同時に行います。
その際の費用は、2,620円(頸がん+体がん)になります。
なお、令和5年度からは、医師が必要と判断した場合の子宮体がんの検査は保険による診療になります。
*4 乳がん検診は視触診が選択制で、マンモグラフィ検査は受診が必須です。視触診とマンモグラフィ検査を別々の医療機関で受ける
ことは可能ですが、マンモグラフィ検査を受けた後に視触診を受診することはできませんのでご注意ください。
(なお、マンモグラフィは、撮影日時点で40代は2方向、50歳以上は1方向を撮影します。)
※医師が必要と判断し、より詳細な検査などを、保険による診療としてあわせて行う場合、上記の金額に追加で費用が掛かる場合があ
ります。詳細は医療機関にご確認ください。
※適正な受診間隔(年度内に2回受診した場合など)をあけずに受診した場合は、全額自己負担していただく場合があります。
※受診券は送付しておりませんので、横浜市内の実施医療機関に直接お電話等でご予約下さい。
※検診の結果、「要精密検査」になった場合は、精密検査は保険診療になるため費用負担があります。
費用が免除になる方(※検診を受けた後に費用の免除はできませんのでご注意ください。)
・令和5年4月1日時点で70歳以上の人(昭和28年4月1日以前にお生まれの方)
→年齢確認できるもの(健康保険証など)を検診時にご提示ください。
・後期高齢者医療制度が適用される人
→「後期高齢者医療被保険者証」を検診時にご提示ください。
・生活保護世帯の人
→「休日・夜間等診療依頼証」を検診時にご提示ください。
・中国残留邦人等支援給付制度が適用される人
→「本人確認証」を検診時にご提示ください。
・令和3年度市民税県民税が非課税世帯または均等割のみ課税世帯の人
(世帯員全員の令和2年中の収入に基づきます。)
→検診前に手続きが必要です。お住まいの区の区役所福祉保健課健康づくり係にお問い合わせください。
※令和4年度大腸がん検診は自己負担額無料のため、減免確認書の申請は必要ありません。
受診方法
・医療機関:希望されるがん検診の実施医療機関に実施日等あらかじめお問い合わせください。→実施医療機関名簿はこちら
・検診車(乳がん検診:南区、栄区):神奈川県結核予防会にお問い合わせください。TEL045-251-2363
・福祉保健センター(肺がん検診):お住まいの区の区役所福祉保健課健康づくり係にお問い合わせください。
・横浜市立市民病院予防医療センター(旧:がん検診センター):電話予約制となります。TEL045-316-6526
※胃がん検診で内視鏡検査を希望される方は、受診当日に保険証等を必ずお持ちください。
がん検診のメリット・デメリット
がん検診は、早期のがんを見つけて早めに治療を行うことで、がんによる死亡率を低下させるというすばらしいメリットがあります。子宮頸がん検診のように、がんになる前の異常細胞を見つけるものもあります。一方でデメリットもあります。
こうした点について疑問があれば十分説明を受け、内容をよく理解したうえで、みなさんの健康と安心のためにがん検診を利用してください。
がん検診のメリット
メリット1 「救命の効果があります」
最大のメリットは、早期発見、早期治療による救命です。
メリット2 「早期のがんを発見できます」
早期であれば治せる可能性は非常に高く、治療も軽くすむことが多いので、患者さんにかかる身体的負担、経済的負担や時間は一般的に少なくてすみます。
重い自覚症状をきっかけに進行がんで見つかった場合の治療は身体にかかる負担が大きかったり、時間がかかります。
治すことが難しいこともあります。早期の段階で見つけられるように、がん検診は正しく時期から定期的に受けることをおすすめします。
メリット3 「がん以外の病気も見つけることができ、治療に結びつけられます」
がん検診はがんを見つけ、そのがんによる死亡率を減らすことが目的ですが、がん検診では早期がんが見つかるばかりではなく、がんになる前段階の病変が見つかることもあります。
がんになる前段階の病変とは、具体的にはポリープや潰瘍、異型上皮などです。こうした病変が軽い場合は経過を観察して、必要に応じて治療することで、がんになることを防ぐことができます。
メリット4 「安心して生活を続けられます」
がん検診を受けて「異常なし」と判定されれば、ひとまず安心してすごすことができます。
ですが、日本人の生涯に2人に1人ががんになり、年間で亡くなる人の3割ががんで亡くなる時代、「過信」は禁物です。定期的な検診の受診を欠かさないで下さい。
がん検診のデメリット
デメリット1 「がん検診の判定・診断の結果が100%正しいというわけでありません」
がん検診技術は、目ざましく進歩しています。しかし、「異常なし」という判定は、「あなたの身体にはがんはありません」ということではありません。
少しでも検診の精度を高めようと努力・工夫をしていますが、がんの場所や種類によっては見つけずらいことがあります。また、見落とすこともあるのが現状です。
デメリット2 「結果的に不必要な治療や検査を受けてしまうことになる可能性もあります」
検診でみつかるがんには、その後進行がんにならなかったり、そのままの状況にとどまったりして、生命に影響しないがんもあります。今のところ、このようながんと普通のがんを区別することができません。そのため早期治療のため、このようながんにも手術などの治療が行われますが、この治療が本来不要だった可能性もあります。こうしたがんを発見することを「過剰診断」といいます。
また、がん検診で「がんの疑い」と診断されると、精密検査が必要となりますが、精密検査を受けた結果、「がんではなかった」と判定されることが多くあります。これを「偽陽性」といいます。結果的にみれば不必要な検査が行われたことになり、受診者には心理的な負担もかかることになります。ただ、精密検査を受けて初めてわかるもので、精密検査をしないわけにはいかず、ある程度は避けようもないのが現状です。
デメリット3 「検査によって身体に負担がかかってしまうことがあります」
また、X線検査で使うバリウムは便秘になることがありますし、内視鏡では、出血や穿孔(せんこう)といって胃や腸に穴を開けてしまうことも、あります。放射線には被曝(ひばく)の問題があります。
がん検診にはメリットとデメリットがあります。このことをよく知ったうえで検診を受けてください。
日本対がん協会ホームページより転載
がん検診推進事業
特定の年齢(対象者)の方を対象に子宮頸がん・乳がん無料検診を実施しています。
年齢(※) | 生年月日 |
---|---|
20歳 | 平成13(2001)年4月2日~平成14(2002)年4月1日 |
年齢(※) | 生年月日 |
---|---|
40歳 | 昭和56(1981)年4月2日~昭和57(1982)年4月1日 |
※年齢は令和4年4月1日時点のものです。
※令和4年度の無料クーポン券は、令和4年7月15日に発送しました。
問い合わせ
横浜市けんしん専用ダイヤル
受付時間 8:30~17:15(日曜・祝日・年末年始を除く)
TEL 045-664-2606
FAX 045-663-4469
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