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脳卒中・神経脊椎センター医事課
電話:045-753-2500(代表)
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ファクス:045-753-2904(直通)
最終更新日 2022年4月1日
リハビリテーション科は、脳血管障害、脊髄損傷、頭部外傷、骨折等の骨関節疾患、神経筋疾患、脳性麻痺や発達障害などの小児疾患、四肢切断など、様々な疾患・外傷による多様な障害に対して診断を行い、それらの軽減を図りつつ、社会生活への復帰・参加を目指している診療科です。
当院では、主要疾患である脳血管障害・脊椎脊髄損傷を中心に、救急入院直後の急性期治療の段階から、ベッドサイドでのリハビリテーションを提供しています。これによって、早期の離床を図り、二次的な廃用性障害の発生を最小限にし、その後の機能回復を早めるように努めています。
また、他院にて急性期治療を受け、状態が安定した後に当院へ転入院をした方々に対しても専門的治療を行う機関として、病棟スタッフとも緊密な連携を持った、より集中的なリハビリテーションの提供ができる体制を整えています。さらに、復職などに向けた社会的リハビリテーションについては、横浜市総合リハビリテーションセンターとの積極的な連携により、問題解決を図っています。
効果的なリハビリテーションの成果を得るためには、脳神経内科、脳神経外科、内科などの他科との緊密な連携を図ることはもちろん、科内でも、全員参加での急性期・回復期の回診や補装具外来、嚥下造影検査の実施などを通じて、診療レベルの向上を図っています。また、上下肢の痙縮に対してのボトックス治療も積極的に行っています。さらに、HANDS療法に準拠した、上肢への集中治療プログラムを整備し、主として維持期の方の短期入院も始めています。
当院では、HANDS療法、ボトックス治療、rTMS療法や補装具などを活用したリハビリテーションを行っています。
HANDS療法(HANDS:Hybrid Assistive Neuromuscular Dynamic Stimulation)は「随意運動介助型電気刺激装置」という装置を用いて電気刺激を与えることで麻痺した手の運動を促進する療法で、脳卒中の症状として見られる手の麻痺などに対して行います。
詳しくは脳卒中・神経疾患のリハビリテーションのSPIR-IT(スピリット)をご覧ください。
随意運動介助型電気刺激装置
ボトックス治療は、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用を持つ薬(ボトックス)を筋肉に注射することで手足の痙縮を緩和する治療法で、脳卒中の症状として見られる手足のつっぱりなどに対して行います。
補装具とは、装具(上肢装具・下肢装具・体幹装具など)、歩行補助具(義手・義足・杖・歩行器など)、車いす、座位保持装置など身体機能障害を改善し、機能を代償する用具です。
当院では補装具外来を開設しており、患者さん一人ひとりに適切な補装具の作製を行っています。
リハビリテーション科部長、副病院長
横浜市立大学(昭和60年)
リハビリテーション全般
日本リハビリテーション医学会認定臨床医・専門医・指導医
リハビリテーション科担当部長
金沢大学(平成11年)
リハビリテーション全般
義肢装具
日本リハビリテーション医学会専門医・指導医
リハビリテーション科医長
横浜市立大学(平成13年)
リハビリテーション全般
日本リハビリテーション医学会専門医・指導医
リハビリテーション科副医長
広島大学(平成18年)
医学博士(横浜市立大学大学院・平成29年)
リハビリテーション全般
高次脳機能障害
日本リハビリテーション医学会専門医・指導医
当部門では、『急性期から回復期までの一貫したリハビリテーションの提供』に取り組んでいます。
その最大の特徴は、リハ専門医師のもとで、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、公認心理師が、『一人ひとりの患者さんに【個別性を重視し】【質を追求し】【集中的な】リハビリテーションを提供する体制と専門力』にあります。
この度、当科を受療された患者さんの診療実績の一部をまとめました。多くのみなさまにご覧いただき、ご意見等いただければ幸いです。
今後も、スタッフ一同、一人でも多くの患者さんへの『良質なリハビリテーションの提供』に努めてまいります。
リハビリテーション科部長 前野豊
疾患名 | 入院人数 |
---|---|
脳梗塞 | 145人 |
脳出血 | 108人 |
くも膜下出血 | 25人 |
脳外傷 | 16人 |
骨折など | 58人 |
脊髄疾患 | 75人 |
その他 | 28人 |
計 | 455人 |
平均年齢:66.0歳(15歳から93歳)
入院期間:平均88.1日
在宅復帰率:90.4%
脳卒中・神経脊椎センター医事課
電話:045-753-2500(代表)
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ファクス:045-753-2904(直通)
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