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腸管出血性大腸菌感染症(O157など)について

最終更新日 2023年12月19日

腸管出血性大腸菌感染症に注意!

予防のポイント

  • 外出からの帰宅時や、調理前・調理中、食事の前、トイレの後、動物に触れた後等には、石けんでよく手を洗いましょう。
  • 野菜等を生で食べる時は、よく水で洗いましょう。特に子どもや高齢者等の抵抗力が弱い人は、食中毒等を発症すると重症化する恐れがあるため、十分に注意しましょう。
  • 食品はよく加熱しましょう。特に食肉は注意し、中心部まで75℃1分以上加熱しましょう。
  • 調理器具は、使用のたびに洗剤でしっかり洗いましょう。また、熱湯や台所用漂白剤で適宜消毒しましょう。
  • まな板や調理用箸は、生肉や生魚を扱うものとそれ以外とでは分けるようにしましょう。

こんな時はすぐ病院へ!

  • 頻回な水様便(下痢等)
  • 激しい腹痛
  • 著しい血便

これらは腸管出血性大腸菌感染症が疑われます。
下痢止めは服用せず、お早めにお近くの医療機関を受診してください。

参考

腸管出血性大腸菌感染症(O157など)とは

腸管出血性大腸菌は、大腸菌の中でも毒素を産生して出欠を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こすものを指します。「O157」のほか、「O26」や「O111」等が代表的です。

腸管出血性大腸菌感染症は、全国で年間約4,000例の感染者が報告されています。

横浜市内では、例年気温の高い6月から10月に多発しているので、十分注意してください。(最新の情報は、「感染症発生状況(全数情報・三類感染症)(横浜市衛生研究所)」をご確認ください)

主な症状

多くの場合、約3から5日の潜伏期間を置いて、頻回の水様便等の症状が現れます。さらに悪化すると、激しい腹痛を伴い、著しい血便となることもあります。(逆に、全く症状がなかったり、軽い腹痛や下痢のみで終わることもあります)
また、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症等の重篤な合併症を発症することもあります。
下痢の症状がみられる時は、自分の判断で下痢止めを飲まず、早めに医師の診察・指示を受けてください。

主な感染経路

  • 菌に汚染された食べ物や飲み物の摂取。
    (生レバー・ユッケ等の生肉や、加熱が不十分の食肉が原因と疑われる事例が多いです)
  • 感染者の嘔吐物等を拭き取る際に汚染されたものを、誤って口にしてしまう。(二次感染)
  • 感染している動物(特に牛等の反すう動物)と接触する。
  • 菌に汚染された井戸水やプールの水を口にする。

症状の特徴

  • 乳幼児や高齢者等の抵抗力が弱い人がかかりやすく、重症化もしやすい
  • 潜伏期間が長い。(2から14日。平均して3から5日程度)
  • 熱に弱く、75℃1分の加熱でおおよそ死滅する。

予防方法

  • 外出からの帰宅時、調理の前や最中、食事の前、トイレの後、動物に触った後等は、石けんでよく手を洗いましょう。
  • 食品はよく水で洗い、新鮮なものを使いましょう。
  • 食品はしっかりと中心部まで加熱しましょう。特に食肉は、75℃1分以上加熱しましょう。
    (子どもや高齢者への提供は、特に注意が必要です)
  • 調理器具は、使用するたびに洗剤でしっかりと洗いましょう。また、熱湯や台所用漂白剤で適宜消毒しましょう。
  • まな板や調理用の箸は、生肉や生魚を扱うものとそれ以外で分けましょう。

啓発資料

(参考)感染症法上の取扱い

「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)」では三類感染症に位置付けられており、感染者(無症状の保菌者を含む)を診察した医師は、最寄りの福祉保健センター長(保健所長)への届出が義務づけられています。届出を受けた福祉保健センター(保健所)では、発生状況や原因、感染の拡大の有無等を調べるため、感染者及びその接触者を調べ、周辺の調査を行います。
また感染者は、飲食物を取り扱う業務への就業が制限されることがあります。

お問合せ先

 感染症に関する通報・届出について

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このページへのお問合せ

医療局健康安全部健康安全課

電話:045-671-2463

電話:045-671-2463

ファクス:045-664-7296

メールアドレス:ir-kenkoanzen@city.yokohama.jp

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