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第53回横浜市屋外広告物審議会

最終更新日 2019年3月9日

■第53回 横浜市屋外広告物審議会 議事録
議題

審議事項
議案1 横浜市屋外広告物条例第19条に基づく許可の特例について
1-1 横浜スタジアム照明塔への広告幕の追加設置について
1-2 新横浜周辺のデザインマンホールの追加設置について
1-3 長屋門公園周辺のデザインマンホールの設置について
1-4 みなとみらい21地区での催事に伴う規格外広告物について
議案2 審議会におけるデザインの調整方法について
報告事項
報告1 山下公園通り沿いの屋上看板の架け替え工事について
報告2 禁止地域における展望不可案件について
報告3 平成26年度の横浜サインの取り組みについて

日時平成26年6月30日(月曜日)午後3時00分から5時13分まで
開催場所松村ビル別館5階 501
出席者
(敬称略)

委員:岩村和夫、菊竹雪、諏訪恵一、中下裕子、松野勲、村上弘一、山崎洋子
事務局:飯島悦郎(都市整備局景観調整課長)、岩松一郎(都市整備局景観調整課景観調整係長)
説明者(議案1-1):関係事業者・株式会社横浜DeNAベイスターズ
(議案1-2):関係事業者・環境創造局管路整備課
(議案1-3):関係事業者・瀬谷土木事務所
(議案1-4):関係事業者・株式会社ポケモン

欠席者
(敬称略)
委員:秋山桂子、平山正晴、山中孝文
事務局:小池政則(都市整備局地域まちづくり部長)
開催形態公開(傍聴者なし)
決定事項

議案1-1:事務局の案のとおり、了承された。
議案1-2:事務局の案のとおり、了承された。
議案1-3:事務局の案のとおり、了承された。
議案1-4:事務局の案のとおり、了承された。
議案2:事務局の案のとおり、了承された。

議事

開会
(事務局)
それでは定刻になりましたので、ただいまより第53回屋外広告物審議会を始めたいと思います。
まず最初に、前回以降に交代された委員の方がいらっしゃいます。横浜商工会議所の宮川委員が秋山委員に交代されています。それから、神奈川県の森谷委員が山中委員に交代されています。残念ながらきょうはお二方とも欠席ということで伺っております。それから本日は、平山委員が急遽ご欠席ということです。
議事を会長にお渡しいたします。
(中下会長)
皆さん、こんにちは。お暑い中、またご多忙の中、ご参集いただきましてありがとうございます。事務局も交代され、委員も今ご紹介がありましたように、長年務めていただいた委員も今回交代されたということで、心機一転、新しいメンバーで継続して議事を進めていきたいと思っております。
本日は、お手元の次第を見ていただいてもわかりますように、大変議題が多くございますので、できるだけ要領よく議事を進行させていただきたいと思っておりますので、ご協力賜われば幸いに存じます。
それではまず本日の審議会の成立について、事務局のほうでご確認をお願いいたします。
(事務局)
本日の審議会は委員10名中、7名ということなので、出席が半数以上ということですので、屋外広告物条例施行規則第31条第2項の規定によりまして、審議会は成立することを報告いたします。
(中下会長)
続きまして、お手元の資料の確認と、会議の公開の取り扱いについて、説明をお願いいたします。
(事務局)
資料の説明
公開・非公開につきましては、今回は横浜市の情報公開に関する条例第7条の非公開とすべき事項に該当しないので、公開とさせていただきたいと思います。以上です。
議事
議案1 横浜市屋外広告物条例第19条に基づく許可の特例について
1-1 横浜スタジアム照明塔への広告幕の追加設置について
(中下会長)
それでは、早速ではございますけれども、本日の議事に入りたいと思います。次第に沿って進めさせていただきます。まず議案1、横浜市屋外広告物条例第19条に基づく許可の特例についてということで、これは4件あるのですね。それではまずは最初に1-1、横浜スタジアム照明塔への広告幕の追加設置について、事務局から説明をお願いいたします。
(事務局)
まず、事務局のほうで簡単に概要を説明させていただいた後に、DeNAさんに詳細な内容を説明していただきます。
資料の概要説明
(説明者)横浜DeNAベイスターズ
本日はお時間をいただきましてありがとうございます。今年の1月にご説明させていただいた案件に追加の事項ということで資料の説明させていただきます。横浜公園の中の、赤く丸のついた部分が照明柱で、そちらに選手のビジュアルを掲出させていただいております。その一番下のほうの「荒波」と書いてあるところのわきに、「追加制作」と書かせていただいております。この部分が今ちょうど空いて、何も掲出をしていないのですが、このたびキューバからグリエルという選手が入りまして、その選手のビジュアルを掲出したいという案件でございます。
1枚めくっていただきまして、横浜スタジアム照明塔の掲出は、現状このようになっております。これは新しく掲出した場所ではありませんが、同じような形で両方掲出するとこのような形になるということでございます。
またもう一枚めくっていただきまして、グリエル選手のデザインに関してはこのようなデザインを考えております。これまで掲出しているものに沿ったデザインになっております。横浜スタジアムの景観に溶け込むように、バックを灰色にしております。
もう一枚めくっていただきまして、掲出されたイメージはこのような形というものです。荒波選手の今、白くあいているところにグリエル選手を掲出するということでございます。
(中下会長)
この案件については、先ほどもご説明がありましたように、前回既に同じ事項について審議をしておりますけれども、今回今のようなお話でもう一つ追加したいと、このようなことですが、いかがでしょうか。ご質問、ご意見、頂戴できればと思います。
これはたしか、前は何か木に隠れているので、木を切るわけにもいかないし、見えにくいからここは設置しませんというお話でございましたよね。
(説明者)横浜DeNAベイスターズ
そうですね。実際、多少かかってはいるのですが、せっかく新しい選手が来て、この選手もぜひファンの方に見ていただければなということで、全く隠れるわけではないので。
(中下会長)
目玉の選手ですから、紹介しないわけにはいかないですよね。
今、何かやっておられるのですか、ベイスターズの、というわけでもないですか。
(説明者)横浜DeNAベイスターズ
今の場所ですか。
(中下会長)
場所ではなくて、スタジアムの周辺で何か、そんなことはないですか。いつもああいうのがかかっているのですか。
(事務局)
街路のフラッグはかかっています。
(中下会長)
かかっているのですか、あれは。一時的なものではなくて、数年にわたってかかっているのですか。
(事務局)
シーズン中だけです。
(中下会長)
シーズン中だけはずっとあれがかかっている、なるほど。きょう日本大通りから歩いてきたらずっとかかって。
(説明者)横浜DeNAベイスターズ
そうですね、あれはシーズン中、はい。
(中下会長)
シーズン中ずっとかかっているのですね。
(諏訪委員)
これはメッシュターポリンですか。
(説明者)横浜DeNAベイスターズ
はい、メッシュターポリンです。風の受けがありますので。
(諏訪委員)
1面どのぐらいの大きさなのでしょうか。
(説明者)横浜DeNAベイスターズ
大きさは、3ページにちょっと小さい字ですが、下の横幅で大体4メートルぐらいです。高さが上下合わせて大体7メートルとか8メートルとかそれぐらいです。
(諏訪委員)
このメッシュターポリンでインクジェット加工して、何年ぐらいもつのですか。
(説明者)横浜DeNAベイスターズ
これは毎年かえているので、選手がかわりますので、複数年かけるということはないのですが、少なくとも1年はもつということで。
(松野委員)
前はラミレスでしたね。
(説明者)横浜DeNAベイスターズ
去年はそうですね、はい。
(諏訪委員)
同じ仕様であれば構わないのではないでしょうか。
(村上委員)
かえって長い間同じものをつけて色あせたら汚いですからね。
(諏訪委員)(松野委員)
そうですね。
(中下会長)
バックも白になったのですよね。以前はブルーとか。
(説明者)横浜DeNAベイスターズ
去年はそうですね。去年は白地に少し青い空が入っていました。
(中下会長)
何かブルーのイメージがあったのですが、真っ白だから。
よろしいでしょうか。基本的にはスポーツ振興ということで問題ない案件かなと思います。デザイン的にも周辺景観と調和をしているということで、それでは一応これは許可をご了承いただくということになりました。
(了承)
1-2 新横浜周辺のデザインマンホールの追加設置について
(中下会長)
それでは、次の議題です。1-2、新横浜周辺のデザインマンホールの追加設置についてということです。
(事務局)
これも事務局から概要を説明させていただいた後に、詳細な内容を環境創造局管路整備課から説明します。
資料の概要説明
(説明者)環境創造局管路整備課
この案件につきましては平成22年度に屋外広告物審議会におきまして了承されております。こちらは地元並びに横浜F・マリノスさんと、随時設置する場所等を協議の上、実際に設置させていただいております。平成22年度の委員会におきましては、新横浜駅周辺の設置可能なエリアと、平成25年までの設置場所84カ所についてご了承いただいております。
今回つける場所ですが、お手元のA4資料の3ページ目をごらんください。新横浜駅から日産スタジアムまで行く動線をあらわしているものですが、こちらの黒い動線が今、設置済みとなっております。赤い場所が、今年度から来年度まで2カ年で着手させていただきたい場所となっております。こちらにつきましては、まず新横浜駅前のロータリー付近、並びに新横浜駅が地下鉄で日産スタジアムにいらっしゃる方がおられますので、地下鉄の駅から日産スタジアムまでの動線ということで、赤い場所を横浜F・マリノスさんと地元の方と共有させていただいて、この分をつけさせていただきたいと思っております。
参考までに、A3の資料を2枚ほどめくっていただきますと、デザインマンホール事業計画図ということで、平成26~27年の資料をつけさせていただいております。P6と右下に書いてあるものです。こちらの緑で囲っている部分が、平成22年の審議会でご了承いただいたエリアとなっておりまして、水色と赤色のところが今年度から来年度にかけてつけさせていただきたいエリアとなっております。以上です。
(中下会長)
ありがとうございました。これも以前、デザインは松野委員や菊竹委員のアドバイスで少し変更していただいたという経緯がございましたけれども、同じものを使って少し設置場所をふやすと、こういうことですよね。
(説明者)環境創造局管路整備課
はい。
(中下会長)
いかがでしょうか。
(松野委員)
22年度にいろいろと最終チェックをした時に思ったのですが、これは予算が許す限りの話ですけれども、同じものではないほうがいいのではないかと。最初のバリエーションを少しずつふやしていったほうがみんな喜ぶと思うのです。実際僕もでき上がったとき現場を見に行って、このマンホールのところに立って記念撮影などしましたけれども、やはりバリエーションがあったほうがいいと思いました。
(説明者)環境創造局管路整備課
ありがとうございます。デザインにつきましては、横浜F・マリノスさんと調整させていただきながら、検討していきたいと思います。
(松野委員)
そうですね。スタジアム観戦をするサポーターも、結構女性と子供が多いようですね。そういう意味でも、いろいろと工夫をこらしていったほうがよろしいのではないかと。
(中下会長)
いかがでしょうか。
(岩村委員)
質問よろしいですか。4ページのA3の写真ですが、この「設置後」というのはもう既に設置してあるものということですね。
(説明者)環境創造局管路整備課
はい。参考までに、先ほどご説明させていただいた黒い動線のところの写真をつけさせていただいております。
(岩村委員)
この写真を見ると矢印が書いてありますよね。この矢印というのはスタジアムに向かっていくという矢印ですね。
(説明者)環境創造局管路整備課
はい。
(岩村委員)
新横浜駅に帰るときは逆に行くと、そういうことですね。
(説明者)環境創造局管路整備課
はい。
(岩村委員)
これは議論があったのですか。つまり、一方通行の矢印を入れるということは最初から決まっていたのですか。
(説明者)環境創造局管路整備課
日産スタジアムへ集客するためと、初めて来られた方が円滑に日産スタジアムに行けるように、矢印を日産スタジアムへ向けさせていただきました。
(松野委員)
最初のデザインでは、スタジアムの方向を示す矢印と「GO!」になっていたのです。それが全体に見てバランスが悪いので、それだったら「GO!GO!マリノス」という意味も加えて「GO!」を2つ入れてバランスをよくしたほうがいいのではないかというデザインアドバイスをしました。
(岩村委員)
それともう一つの質問は、今、松野委員がおっしゃっていたことですが、緑の点線で囲まれているところ、この中にある実施されているマンホールというのは、種類はどのぐらいあるのですか。これは2種類目ということですか。
(説明者)環境創造局管路整備課
1つのデザインに統一しています。
(岩村委員)
では全部これにするということですか。
(説明者)環境創造局管路整備課
はい。
(岩村委員)
なるほど。ではこれから徐々に変えていくということなのですか。
(説明者)環境創造局管路整備課
そうですね。もし可能であれば、今年度設置するものからデザインのご相談をさせていただければ。
(岩村委員)
もう予算化されているのですか。
(説明者)環境創造局管路整備課
はい。
(岩村委員)
3つ目の質問は、普通マンホールは余り色は使わないですよね。つまり、どのぐらいもつかという話もあったりして、この色は何でやるのですか。ペンキを塗るのですか。それとも、かなり耐久性のあるものでやるのですか。
(事務局)
当初の色からデザイン調整して色を少し、多色刷りだったものをかなり減らした色にコントロールしています。
(説明者)環境創造局管路整備課
これはマンホールに塗っているのではなくて、この色を使ったプレートをマンホールにはめ込むような形になっています。
(岩村委員)
プレートをマンホールにはめ込む。色の素材は何ですか。
(説明者)環境創造局管路整備課
色の素材ですか。
(岩村委員)
はい。僕が心配するのは、色ってすごく汚くなるから、チューインガムが落ちたりしてだんだんはがれてきたりとか、そういう耐久性の問題があったりして、本当はマンホールってできるだけ色を使わないほうがいいなと個人的には思うのです。
(説明者)環境創造局管路整備課
そういう意味で言いますと、色をつけたプレートの上に樹脂を塗っておりますので、変色の防止並びにすべり止めの機能を果たしているというものになっています。
(岩村委員)
通常、青というのは紫外線で飛ぶのですよね。その対策が施されているのかどうかが心配といえば心配ですね。
(中下会長)
平成22年にもう設置しておられるわけですよね。
(説明者)環境創造局管路整備課
はい。
(中下会長)
それから4年ぐらいたっていますが、どうですか。
(説明者)環境創造局管路整備課
今のところ色褪せは発生していません。
(中下会長)
何かラミネートみたいなものをしてあるのですよね。
(説明者)環境創造局管路整備課
はい。マンホールの上を車が通るので、耐久性は非常にしっかりしたものになっています。
(岩村委員)
僕は余りよく理解していないのですが、4ページに配置図がありますよね。緑の点線の中に黒い点が相当数書いてありますね。その黒い点がすべてこれになるということですか。
(説明者)環境創造局管路整備課
はい。
(岩村委員)
ということですね。わかりました。では相当箇所数があるわけですね。
(説明者)環境創造局管路整備課
箇所数としては、44カ所になります。
(岩村委員)
うるさくないですか。大丈夫ですか。
(説明者)環境創造局管路整備課
マンホールは30m間隔ぐらいにあるので、30mピッチにアクセントがあるような感じになります。
(岩村委員)
30mピッチ。
(松野委員)
前回の部分は、多分30mピッチだとすれば、そんなにうるさくないですね。
(岩村委員)
ええ、30mならね。ただ、この配置図を見ると30mには見えないから。交差点などがあるのでうるさいかなと。
(松野委員)
前回の部分に関しては気にはならなかったですね。むしろ何か少ないなという感じでした。先程の、これからつくるイメージ配置図が紙面的に小さいのに対してちょっと、黒点が大き過ぎたのかもしれません。
(山崎委員)
道案内の意味もあるのだったら余り離れていてはいけませんしね。
(松野委員)
そうですね。少しずつふたの方向を変えてるのですか。
(説明者)環境創造局管路整備課
デザインプレートははめ込み型ですので、角度が変えられます。
(中下会長)
いかがでしょうか。
(菊竹副会長)
本日は電車の遅延で遅くなり失礼致しました。ひとつ確認させて下さい。今まで設置されたデザインマンホールが汚くなっているところがあるように感じております。44カ所の増設にあたりましては、既存の汚い場所をきれいにしていただくことを、ご検討いただけませんでしょうか。
(説明者)環境創造局管路整備課
検討します。
(松野委員)
ぜひバリエーションをご検討ください。
(中下会長)
ということで、ほかにご意見いかがでしょうか。
(事務局)
今、松野先生がおっしゃったバリエーションというのは、何か具体的なイメージはおありでしょうか。
(松野委員)
22年度にチェックをした時に、どうしてマリノスケではないのかと僕は意見を言ったのです。キャラクターとしては、マリノスケの方が先行して愛されてきていました。しかし、これから戦う意識を高めるためには、可愛いマークは不向きだと考えたそうです。そのときの展開では、デザイナーが2種類ぐらいしかつくっていなかったらしくて、躍動感のあるのがこっちだった・・みたいな話だったので、だったらちゃんと正規につくったらどうかという話をしたのです。スタジアムではマリノスケがチームのキャラクターとしてサポーターを盛り上げているのです。少し子供向けなので、バリエーションが増えれば少し変わってくるかなと思っています。
(岩村委員)
顔の表情ですか。
(松野委員)
ええ。強さがあるというけど、これはちょっと怖いですよね。
(事務局)
仮にバリエーションということで検討されるのであれば、今のご意見も参考にしてデザイン調整もさせていただきたいと思います。
(松野委員)
現在のキャラクターの後ろにある楕円のちょっと崩れたみたいなのはスタジアムの形なのですが、そこまでわかるかな。僕なんかは見ていてわかるけれども。もっと楽しくなるようなものがあってもいいと思います。
(説明者)環境創造局管路整備課
今のバリエーションをふやすという中で、単色がいいというようなご意見もございますけれども、色合いは、このような青や赤の色を使って考えても、構わないのでしょうか。
(松野委員)
チームカラーがこのトリコロールですから、これは外せないですよね。
(説明者)環境創造局管路整備課
そのとおりです。
(松野委員)
それからさっきの話ではありませんが、完全に無彩色になるか、マンホールの色だけ塗っちゃうか、それは使い分けで逆におもしろいことができるかもしれませんし。負けたときはこっちを通るとかね。こっちばかり多かったり。
(中下会長)
というようなご意見がございますので、参考にしていただいて、一応これは許可の特例ということで、前にもありましたけれども、この増設の部分も許可をさせていただくということでよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
(中下会長)
では、そのようにさせていただきますが、今のようなご意見もありますので、引き続きご検討いただければと思いますし、さらにその点についてのデザイン調整のほうは事務局ないしは、前も松野委員と菊竹委員にアドバイスをしていただきましたし、岩村委員もおいでになりますので、今回もできましたらそういう形でデザイン関係の委員にご相談をかけていただけるといいなと思います。その点よろしくお願いいたします。
(説明者)環境創造局管路整備課
わかりました。
1-3 長屋門公園周辺のデザインマンホールの設置について
(中下会長)
それでは次の議題です。1-3、長屋門公園周辺のデザインマンホールの設置についてということです。事務局からご説明をお願いします。
(事務局)
こちらも事務局から概要を説明させていただいた後に瀬谷土木から詳細を説明します。
概要説明
(説明者)瀬谷土木事務所
瀬谷土木事務所からデザインの内容などについて説明。
(中下会長)
それでは皆さんのご意見、ご質問ございましたらどうぞ。
(岩村委員)
「1993」というのは、ここがつくられた年でしょうか。
(説明者)瀬谷土木事務所
公園を開園した年です。
(岩村委員)
開園の年ですか。本来であれば「Since 1993」なんでしょうね。いや、「1993」と書いてある意味がわかればいいのですけれども。
(松野委員)
小さくても「Since」があったほうがいいですよね。
(岩村委員)
本来は「Since」があったほうがいいでしょうね。ただ、文字数がふえてしまうから。
(松野委員)
小さくすれば入るのではないかな。
(岩村委員)
それでもいいと思いますよ。余り大きな意味はないですよね。本来は「Since」を入れたほうが正確でしょうけど。その場合だとあれかな、少し円弧に沿って入れないと。
(松野委員)
少し、右上にずらすとか。
(岩村委員)
レイアウトが若干変わるかもしれません。
(松野委員)
少し右に上げても、長屋門は崩れないですよね。今はシンメトリーになっているけれども。
(岩村委員)
上はずらさなくてもいいと思いますけどね。字の大きさぐらいで。
(松野委員)
そんなに大きくないから気にならないのではないかな。
(岩村委員)
数字の大きさを少し小さくして、字の間隔も詰めて、円弧に沿ってかいていただければと思います。
(諏訪委員)
「Since」は小さくしたほうがいいですよね。
(岩村委員)
数字の3分の1ぐらいの「Since」だったら、気持ち右にずらす程度で入りますよね。
(説明者)瀬谷土木事務所
そうですね。もう一つご指導いただければと思うのですが、「Since」のかわりに日本語でそれに相当するような文字を入れることはできないでしょうか。長屋門公園というのは日本の歴史的な建造物を象徴していますので。
(松野委員)
さて。
(中下会長)
「開園」とかそういう。
(岩村委員)
それを入れるとすごい説明的になってしまうのですよね。
(説明者)瀬谷土木事務所
できればアルファベットを入れないほうが、純和風でよかろうと思うのですが。
(松野委員)
「YOKOHAMA」が入っているじゃないですか。ただ「Since」って今ではそんなに気にはならないですよね。しかも小さかったら、「おや?」と思って「ああ、なるほど」ぐらいで、そんなに引っかからないと思うのですが。
(山崎委員)
「Since」がなくてもわかるのではないかという気もしますけどね。
(松野委員)
ただ、これができた年なのか、このふたができた年なのか、わからないと思います。
(山崎委員)
そこまで思わないのではないですかね。上に「長屋門公園」と書いてあるし。そんなにこだわることもないような。
(村上委員)
余り小さくても見えないのではないかな。
(山崎委員)
わざわざ入れてもね。私はそのぐらいの想像性はあるのではないかと思います。
(松野委員)
ただこれが実際にふたになって、エンボッシングされて出てきたときに、どれぐらいこれを感じるかですね。それが見てみたいですね。この今、黒ベタで塗られている部分がふたの色なのか、墨なのか、何かその辺が決め手になるのではないかと。何色に感じるのか。ただの出っ張った部分で終わるのか。その辺がこれはつくってみないとわからないのではないかな。
(岩村委員)
この白抜きの部分の色は何色になるのですか。
(説明者)瀬谷土木事務所
この「YOKOHAMA」と書いてあるところですか。
(松野委員)
その白バックです。
(説明者)瀬谷土木事務所
白バックは全部長屋門カラーで先ほど説明された色です。2色。長屋門カラーの色と黒の2色です。
(松野委員)
この色が全体に伸びるわけですか。
(説明者)瀬谷土木事務所
その「YOKOHAMA」と書いてある周りですかね。これは全部鋳物です。普通のマンホールの色です。
(岩村委員)
では実際はこういうふうには見えないのですね。
(説明者)瀬谷土木事務所
印刷の関係で文字が見やすくなるようにバックを白にしているのですが、全部これは鋳物の色になります。
(中下会長)
そうすると今、左側に現状の写真がありますよね。こういう色なのですか。
(説明者)瀬谷土木事務所
そうです、こういう色になります。
(中下会長)
色調的に。それで黒のところは黒を塗るのですか。
(説明者)瀬谷土木事務所
真ん中の長屋門になりますか。
(中下会長)
いや、周りのところが白と黒で分かれていますよね。
(説明者)瀬谷土木事務所
これも全部一緒です。全部鋳物色です。
(説明者)瀬谷土木事務所
本当は「YOKOHAMA」と凹凸で表現されるものです。本当にかいてしまうと真っ黒になってしまうので。
(松野委員)
そうなるとこの中の絵が変わりますね。今のプレゼンだと絵に集中しているけれども、全体がいわゆるマンホールの色で、円の中の色だけがぽこっと入っているわけでしょう。そのさらに中の出っ張った部分にこれがあるというのは。もうちょっと絵が出てくる感じのデザインがいいのですが。
(岩村委員)
確認ですけれども、「1993」これは「Since」を入れなくてもいいと思うのです。余り説明的になってしまうのもあれだし。それだと長くなってしまうので数字だけでいいと思いますけれども、今の色の話で言うと、真ん中のベージュ地に対して長屋門の黒いところは何色になるのですか。黒ですか。
(説明者)瀬谷土木事務所
黒です。
(岩村委員)
それが浮き上がるわけね。じゃあいいんですね。長屋門自体は黒ですって。
(松野委員)
色を使うのですか。
(説明者)瀬谷土木事務所
この絵の長屋門の建物の色ですか。
(松野委員)
マンホールの色ではないのですか。
(岩村委員)
それは周りだけでしょう。
(中下会長)
周りだけですね。円の中は別に色がつくのですね。
(説明者)瀬谷土木事務所
円の中は別です。
(岩村委員)
いいんじゃないですか。真ん中はこの色になって、だからちょっとわかりにくいですよね。
(中下会長)
この「長屋門公園」と書いてあるのはどんな色なのですか。ちょっとグレーみたいな。黒ではないですね。
(説明者)瀬谷土木事務所
これは少しグレーです、はい。
(岩村委員)
だから見えるのではないですか。
(菊竹副会長)
バックになっているベージュ色について、お願いがあります。先ほど紙媒体の色がこの長屋門公園のイメージカラーなので、マンホールでも同色に統一されたというご見解を頂きました。しかし、マンホールの色は回りの環境を考慮して決めるべきものだと思います。ついては、紙媒体で色について検討するのではなく、現地でテストされて、回りの環境にふさわしいベージュ色を決められるのがよろしいのではないでしょうか。
(岩村委員)
そうですね。
(中下会長)
そうですね、確かに。
(松野委員)
最終的にはそういう現地での決定というのが必要だと思います。
(説明者)瀬谷土木事務所
その件について確認したいのですが、予算は大丈夫ですか。本物のプレートを何種類かつくるということですよね。
(菊竹副会長)
普通こういうときというのは色刷りのテストをします。そのテストで色校正をしていただいたらいかがでしょうか。
(松野委員)
カラートーンみたいなものですね。
(説明者)瀬谷土木事務所
本物を何種類かだとちょっとお値段もかかってしまいますが、紙ならできると思います。
(説明者)環境創造局管路整備課
マリノスのときも同じように紙で何パターンかつくらせていただきまして、実際紙を現地に置いて質感とか色感とかを見ていただいているので、丸く切り抜いて置いてみたりとかという話は対応可能かと思います。
(松野委員)
現在とめてある部分、ここでは白くなっているけれども、これもふたの色なのですね。
(説明者)瀬谷土木事務所
はい、そうです。
(松野委員)
絵の外の。
(説明者)環境創造局管路整備課
このとめ金の部分はステンレスの色になります。
(松野委員)
光るのですか。
(説明者)環境創造局管路整備課
光りません。にぶいステンレスで、先ほどご説明しましたマリノスの資料の4ページの下の写真を見ていただきますと、ちょっと見づらいですが、ふちにちょっとグレーの、このようなイメージになります。
(岩村委員)
色の問題はすごく微妙なことなので、今このプリントで議論していても多分しようがないですよね。実際にそうは見えませんから。僕が一番気になるのは、歩道の敷石がありますよね。これがれんが色と白ですか、これがずっと同じパターンなのですか。
(説明者)瀬谷土木事務所
これは途中で工事等で、下水道だけではなくてガスとか水道とかの整備をするたびに、インターロッキング自体も、近い色ではあるのですが違った色のものでつくられて、まだらになっています。ずっと一緒の色調ではないです。新しいのも古いのももちろんあります。
(岩村委員)
そうでしょうね。今後も変わる可能性がありますよね。
(説明者)瀬谷土木事務所
そうですね。今後何か工事が入るとなれば変わる可能性もあります。
(岩村委員)
そんなにいっぱいパターンをつくってもしようがないから、実際に置かれてみて色を決められたらいいと思います。
(松野委員)
より本物に近い色で。
(岩村委員)
だからこの黒い長屋門がかなりきちんと見える形で出てくるといいと思います。それと周辺のこのタイルですか、色と余り合わないようだと困ってしまいますが、このベージュが何とも微妙ですよね。置いてみないとわからない。しかもこのプリントではわからないですよね。色をちゃんと出してみないとわからない。基本的にはいいのではないかと思いますが、それを注意していただいたほうがいいですね。
(説明者)瀬谷土木事務所
こちらのベージュも長屋門カラーを基調に、似たようなカラーを。
(岩村委員)
余り目立たないほうがいいと思うし、かといって見えないと困るしというところですよね。
(菊竹副会長)
汚れについても留意下さい。
(岩村委員)
そう。余り白いと汚れますよね。
(菊竹副会長)
人が踏むものですから、そのこともご考慮に入れていただきまして、お願いします。
(諏訪委員)
一ついいですか。質問なのですが、先ほど三ツ境駅からこの長屋門までの誘導的な目的があるというようなことをおっしゃっていましたね。
(説明者)瀬谷土木事務所
はい。
(諏訪委員)
それでこの位置なのですが、駅からおりてきた方が長屋門に向かって、この図でいきますと長屋門のほうに向いて全部統一されるという形ですか。
(説明者)瀬谷土木事務所
はい。駅から長屋門のほうに立つとちゃんと見える方向です。
(諏訪委員)
そういう形で、同じ道にずっと真っすぐ行くということですね。
(説明者)瀬谷土木事務所
そうです。
(中下会長)
いかがでしょうか。それでは、デザイン的なところはご意見がいろいろ出ましたので、そういったご意見をぜひ斟酌していただいて、できるだけ景観にマッチしたものを設置していただけると思いますが、この設置そのものは一応許可をするということでご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
(中下会長)
それではそのように処理させていただきます。ありがとうございました。 それでは、デザインマンホールについてご説明いただいたほうがいいですかね。結構こういうケースが、さっきのマリノスもそうでしたし、こういうのもありまして、やっぱり今ちょっとはやりなのですかね。マンホールにデザインをするということが。それについてちょっとガイドラインみたいなものを検討されていると。
(事務局)
そうですね。あとそれと、何でこれが多く設置されるようになっているのかになっているのか環境創造局から説明します。 まず、皆様のお手元にあるデザインマンホールについてのガイドライン(案)について、ご説明させていただきます。これは事務局のほうでこういった案件が増える中で、審議会に全部かけていくと審議会がデザイン調整案件が主要な審議となってしまいますので、どういう考え方であれば、そもそもマンホールにこういうものをつけていっていいのかということを考えています。目的としては、屋外広告物となるデザインマンホールを設置する際に、特例許可の審議対象とする場合の考え方を示しています。
実際の考え方ですけれども、主に4つございまして、実施主体における公益性。ここに例で挙げておりますが、横浜市、横浜市がメンバーの一員である実行委員会、横浜市の共済、エリアマネジメント団体などということで、主体における公益性を確保すること。2つ目は、表示内容による公益性。(1)目的に公益性があること。例としては、横浜市の都市のイメージを向上させる内容であるとか、地域のにぎわい創出に貢献できる内容、特定の商品企業の広告に当たらない内容。(2)周囲の合意を得られていること。例としては、地域の合意があること、地域の振興に資する計画の中で位置づけがあることなどを挙げております。それから3番目、デザイン及び色については、(1)原則は鋳物または単色で制作されたもので、周辺の環境(周辺の歩道の路面の色等)と調和する内容であること。(2)として周辺の消火栓等と混同しない色使いとすること。それから4つ目として維持管理。デザインマンホールの汚れや破損などについて、定期的に点検、清掃や修繕を行う仕組みがあることということで、非常に雑駁ではありますが、こういった内容に沿ってあるものについては、この審議会にかけるということを考えていきたいと事務局としては思っております。こういう相談が来たときに、事務局が手元にこれを持って、関係部局と折衝できるような内容ということでありまして、これをベースに次の審議会までに関係部局とも調整しながら進めていきたいと思っております。
これ以外に何か追加項目とか、こういう考え方を入れたほうがいいのではないかというものがあれば、ぜひ教えていただきたいと思います。
それと、どうしてこのデザインマンホールが今、流れになっているのかという説明を、環境創造局さん、お願いします。
(説明者)環境創造局下水道事業調整課
国土交通省下水道未来計画研究会の資料で説明させていただきます。下水道の施設は、下水処理場以外は地下に埋まっているので、マンホールの蓋しか市民には見えません。そのため、国土交通省ではマンホール蓋を活用した下水道の広報について検討を進めており、横浜市だけに限らず全国の自治体でも各都市で特徴あるデザインマンホール蓋を設置しています。最近では、全国のマンホールのデザインを写真に撮って渡り歩いているマンホールマニアと言われている方が増えてきたり、マンホールサミットといったイベントも開催されています。また、各都市のマンホール蓋をストラップやコースター等の玩具として販売されています。
横浜市におきましても、市内にマンホール蓋が約53万基設置されていることから、これらを下水道の広報として活用し、市民の方々に下水道の存在を知っていただきたいと考えております。また、その中でも、横浜市は全国に先駆けて下水道分野でない横浜F.マリノスさんとコラボレーションしたデザインマンホール蓋を設置し、マンホール蓋に新たな魅力を創出しています。
このような形で、先ほどの瀬谷土木さんの事例のように、地域ニーズによってデザインマンホール蓋を設置するなど、設置する機会が多くなってきていることから、景観調整課さんと調整しながらガイドラインの作成を進めていきたいと考えています。
(中下会長)
いかがでしょうか。はい、どうぞ。
(山崎委員)
せっかくたくさんあるマンホールを生かすというアイデアはとてもいいと思うのです。ただ、私はいつも思うのですが、日本の場合は、ここが一体何町の何丁目なのかすごくわかりにくいのです。外国に行くとあちこちに表示があってわかりやすいのですが、それを今さら電柱につけたりするとまた汚くなったりするし、せっかくマンホールというものがあるのですから、先ほどのようなマリノスとか長屋門とか、その土地のランドマークになるようなもののほうに導くことは非常にいいと思うのです。そうでなくても、私のような病的な方向音痴の者には、一体今自分がどこにいて、どこに行けば何があるというのがわかるようなものに使っていただけるとありがたいなと思います。せっかくいっぱいあるのですから。アートに使うのもいいとは思いますが、もったいないような気がするのです。アートはほかのところでできるのではないかと。もっと人の役に立つものにしていただきたいなと私は思います。
(説明者)環境創造局下水道事業調整課
ありがとうございます。一例ですが、津波の防災的な危険を示すものとか、そういったものに使えないかというようなご提案もあります。ただデザインするだけではちょっともったいないので、ここは津波が来ると浸水しますとか、何メートルの浸水が想定されますとか、昨今、内水ハザードマップという、大雨が来たときにこの辺はどの辺までの冠水が見込まれますというマップも市域全域でつくらせていただいて、配布をしている最中でございますが、例えばそういう危険をお知らせするとか、そういったものにも手段としては有効に使えるのではないかというようなことも検討の一つになっていまして、ご指摘いただいたような土地のランドマークとか名所・名跡とか、そういったところにも活用できればと、そのような視点も加えて今後進めていければと考えてございます。
(菊竹副会長)
各種の情報をAR・VRという手法を用いて、マンホールに組込むことができます。それを各自のモバイル端末で読みとるのです。マンホールから情報を得て、それを周知しようというような技術があります。新しい技術開発による防災を含めた情報提供、屋外広告物には、個別に対応していく必要があると思います。
(説明者)環境創造局下水道事業調整課
ありがとうございます。まさにご指摘のとおりで、携帯のアプリで拾えるように、ふたの内側に端末をつけたりとかというような、ICTの活用という事例もまだ研究段階となっています。我々も今後検討していかなければいけないかと思っています。
(菊竹副会長)
繰り返しますが、新しい技術開発による防災を含めた情報提供、屋外広告物については、今後、審議会での課題にしていく必要があろうかと思います。
(説明者)環境創造局下水道事業調整課
了解しました。
(中下会長)
確かに今の点はこの審議会だけでは決められなくて、地域防災計画なら全体の計画の中での統一性を持っていかないと、この地域だけがそういう情報をつけてというのは混乱のもとになりますからね。やはりそこは、他の部局との関連も考えながら進めていかなければいけないことかなと。公共目的ならいいかというと、必ずしもそうではないという今の菊竹委員のご指摘は大変重要なご指摘かと思います。
(中下会長)
はい、どうぞ。
(松野委員)
町おこしのためにと、いろいろなところがマンホールをつくりたいと色々要求をしてくると思うのですが、やみくもに造っても、何か広がりがないような気がします。長屋門の話を聞いたときは、ちょっと唐突だなと思いました。なぜかというと、目印ということでもし設置するのであれば、例えばスペインのサンティアゴ・デ・コンポステラ巡礼路では、たしかシンプルなホタテ貝のデザインが巡礼者に目的地までの方向を教えてくれる目印として道路やあちこちについているそうです。それが一つの機能でもあるし、そういう巡礼の何かのための物語というか、ストーリーがありますよね。もし、マンホールを色々まちおこしで何か変えたいんだということがあるならば、それこそ18区なら18区で、ほかの区の人たちとの連携によって、18区のマンホールウォークラリーみたいな、マンホールと関連したコラボ・イベントを企画する。そんな要素としてのマンホールがあってもいいのではないかなと。ただ単に『うちの町内には昔からこういうのがあるからこれをマンホールのふたのデザインにしたいんだよね』というのでは、せっかくの町おこしの話題つくりになるチャンスを逃す事になるのではないかと思います。
(村上委員)
横浜市全体で考えるような、ストーリー性のあるような。
(松野委員)
ストーリーがないと意味がないと思うのです。18区なら18区で、それこそマンホールの起点まで行ったらスタンプを押してもらうとか、何かそういうものに使えるような要素をいろいろ埋め込んでいかないと、まちおこしといっても人も来ないだろうしね。その目的の人だけで終わってしまうようなマンホールではおもしろくないのではないかと。
(中下会長)
はい、どうぞ。
(岩村委員)
今の意見に賛成でして、基本的にこれは公共投資でしょう。しかもそれはインフラのふたですよね。昔つくられたマンホールのふたというのはすごくデザインがされていて、それを見るのが楽しいぐらい、要するにマニアの人がいるぐらいですよね。今の横浜市のマンホールというのは先ほど写真があったやつですかね。長屋門のところの横に写真にある。
(説明者)環境創造局下水道事業調整課
はい。
(岩村委員)
申し上げたいのは、公共投資のこういうものって、ちょっと下がっていてほしいと思うのです。何か主張するのではなくて。主張するとうるさくてしようがなくて。特にデザインは好き嫌いがあるので、どんなにいいデザインであっても嫌いな人は必ずいるわけです。そういう人にとってみると、見ること自体が苦痛なのです。恐らくいろいろなところで広告、キャッチコピーでどうのこうのとか、情報発信もいいですけれど、何か地域ごとに物すごく頑張ってしまうようなデザインがくるとつらいなという気がします。やはり横浜市全体としてのストーリーがあって、それに従ってここの地域はこうだということになればいいことだし、しかもそれがいろいろな色を使って物すごく派手になるのは絶対に避けてほしいと思います。ですから、マリノスも若干僕は個人的には好きではありませんが、やはり背景でいてほしいのです。マンホールだから。よく見ると何かすごい考えられていてみたいな。ましてや今やスマホを使えばGPSでも何でも使えるわけですから、それは新しい時代のマンホールのあり方として、そういう情報がとれるというのは非常に重要なことかもしれません。ただ、それはマンホールだけではないですよね。いろいろなものにそれはつけられるわけですから。
視覚情報というのは、目をつむる以外は避けられないのです。そういう視覚情報であっては困るなと。ですから多分、商店街や何かがいろいろやろうという話が出てくると思うのです。一時期商店街も歩道のタイルが満艦飾で物すごかったですよね。頑張るのはわかるけれども、そこを毎日通る人にとっては苦痛、なれてしまうのかもしれませんが、デザインの難しさがあるのは、好き嫌いがあるということもそうだし、それから余り前に出てきてほしくないです。時々取りかえられるならいいですよ。でも、マンホールはずっとそこにあるじゃないですか。
(説明者)環境創造局下水道事業調整課
こちらのマンホールの場合は、デザインの部分だけは交換が可能です。
(岩村委員)
だけどそんなにしょっちゅう、毎週変わるわけではないでしょう。
(説明者)環境創造局下水道事業調整課
毎週というか、そういう用意をすれば変えられるというふうにはなっていますけれども、鋳物でつくってしまうとどうしても変えられません。
(岩村委員)
我々がかかわったことで言うと、バス停のああいう宣伝だとか何かというのは変えられることだし、いいと思うのですが、マンホールの場合は、結構昔から使われているデザインのパターンにしてもクラシックなものが多かったりすると思うのですが、何かちょっと下がっていてほしいなというのがありますね。それともう一つは、全体のストーリーが欲しいということです。
(中下会長)
確かにそうで、バスも、全面広告のバスはそれなりに目立ちますけれども、あればかり走っていたら、ちょっと公共空間の視覚というのは、何というかやはりつらいなというのがありますから、マンホールもそうですね。みんながみんなそういうふうになっていくと、かえって落ちついた町でなくなってしまうという部分があるかと思いますので、今の岩村委員のご意見も大変貴重なご意見かなと思います。これも何でしょうね、少しまちづくり全体の中で、どのくらいの部分におさめるかとか、そういうことをやはり全体として検討していかないと、一つ一つ個別の公共性というと、公共性はあります、このガイドラインに沿っていますとなると、みんなオーケーという話になってしまうのだけど、それではいかがなものかなと懸念されるところもありますので、全体的な地域景観の落ちつきというのでしょうか、そういうところももう少しご検討いただいたほうがいいのかなと思います。ですから、目立つということももちろん有用な点があるのでしょうけれども、それだけではなく、全体のまちづくり景観というのでしょうか、そういう中でマンホールというのは視覚的にどのような役割を占めていて、どの限度までおさえなければいけないということも片一方でご検討いただいたほうがいいのかなと思います。
(説明者)環境創造局下水道事業調整課
捕捉をしますが、車道にはつけられません。
(中下会長)
ですよね。危ないですもの。
(説明者)環境創造局下水道事業調整課
車道は人が歩かないので市民の目に触れる機会がありません。車道の場合は車道専用のすべらないマンホールを設置しています。車道の場合は視覚よりも安全性が優位に立ちます。デザインマンホール蓋を設置するのは主に歩道の部分と考えています。
(中下会長)
片一方で安全性も大事ですのでね。もちろんですけれども。
どうぞ、山崎委員。
(山崎委員)
今いろいろと問題が出ましたから、私はマンホールそのものをきれいに活用するのはとてもいいことだと思うのですが、できればベーシックな情報にとどめておいていただいて、余りいろいろなことをしないほうがいいと思うのです。そしてこういうことは早く決めないと、もう既に長屋門がこれを使いますよね。マリノスも使うし、何であれだけよくてこっちはいけないんだということになってしまって、じゃあ1年交代で今度はあれにしようじゃないかなんてことになったら物すごいことになるので、早くこれは決めたほうがいいのではないかなと思います。
(岩村委員)
あくまでも特例許可なのだという位置づけにしてもらわないと、何でもかんでもデザインしてしまうとなると、景観的にちょっとつらくなりますよね。
(松野委員)
ある程度マンホールのふたの表面にあらわされるイメージとはこういうものだという規格を持っていたほうがいいかもしれませんね。例えば、総べてのデザインが郵便局とか駅で押すスタンプみたいな絵柄でいいのかどうか。本当に表現したいものが何なのかというところまで落とし込んで、単純化したり、カタチにしたものをプレゼンしてもらって議事にしていくというような、要するに横浜のマンホールは変わったなと、部外者から見てもそう言われるような、何かマンホールの新しい提案であっても良いのではないかなと思います。
(中下会長)
それでは今、大変貴重なご意見が出されたと思いますので、デザインマンホールのガイドラインのところに、今のようなご意見もやはり盛り込んでおいていただいたほうがいいのかなと思いますので、そこをご検討いただければと思います。
(事務局)
事務局でまた関係部局とも調整して、きょうの貴重なご意見を踏まえて少し整理してみたいと思います。
(中下会長)
ありがとうございます。
1-4 みなとみらい21地区での催事に伴う規格外広告物について
(中下会長)
それでは次の議題です。1-4、みなとみらい21地区での催事に伴う規格外広告物についてということで、事務局からご説明をお願いいたします。
(事務局)
こちらのほうもまず、我々のほうで若干説明させていただいて、ポケモンさんと共創推進課さんが来られているので、説明していただこうと思っています。
それでは、資料の議案1-4をごらんください。経緯としては2点ございます。ことしの夏休み時期にみなとみらい21地区では、キャラクターをさまざまな場所で展開する催事を実施します。このキャラクターの表示は、屋外広告物に該当します。このため、市条例及び規則の規格が適用されますが、一部(バルーン型の広告板及び船舶のラッピングが規格を超えていること、日本丸への掲出――1号ドック――が禁止区域への掲出となること)が条例及び規則に適合していないため、本審議会の意見を伺う案件となります。
2つ目、事務局としての考え方ですが、2点ございまして、1点目は、この催事は横浜市と事業者が協定を締結し、観光客誘致と地区の回遊性向上を目的とするものであることから、「公益上の理由その他の理由」に該当すると考えられます。2点目、キャラクター自体は、子供から大人まで広く認知されておりまして、キャラクターそのものの展示を中心に短期間の催事が多いことから、「景観を阻害しない」ものと認められます。
それでは、細かな内容等について、少し説明していただければと思います。
(説明者)株式会社ポケモン
株式会社ポケモンの鈴木と申します。本日はお時間をいただきましてありがとうございます。株式会社ポケモンという不思議な会社名ですけれども、ポケモンが誕生して17年ほどたちました。今や日本だけではなく、全世界で愛していただいているということで、やはりビジネスベースでどんどん発展していくよりも、子供たちが本当に好きなキャラクターですので、その世界観をきちんと守っていこうというためにつくられた会社になっています。
その株式会社ポケモンでは、例えば2011年の震災のときには、いち早く現地に駆けつけて、それ以降、もう3年たちますけれども、今でも復興支援活動というものを継続的にやらせていただいたりですとか、全国津々浦々の幼稚園を回って手を洗おうとか、けがをしたら消毒しようねというような活動をやらせていただいております。そして2011年の震災後、ちょっと余り大きなイベントは、というところがありましたので、3年ほどは大きなイベントをやらずに、やっとことし丸3年たちましたので、震災の現場からももう少し元気になるようなことをやってほしいというようなお話もありましたので、どこかで何か大きなイベントをやりたいなといったところで、今まではパシフィコさんですとか、幕張メッセさんですとか、そういうホールを借りてやらせていただいたのですが、待ち時間が3時間ですとか4時間になってしまうというようなことが2010年にございましたので、どこか町の中全部に子供たちの楽しめる空間をつくれないかといったところで、いろいろな場所を考えた結果、ポケモンセンターという手前どもの直営店も横浜のみなとみらいでずっとお世話になっておりますので、みなとみらいが一番よいのではないかといったことで、ランドマークタワーさん、赤レンガさん、コスモワールドさんなどなどにお声がけしまして、今回の企画を進めさせていただくこととなりました。そして横浜市さんのほうからもお話しさせていただいたように、観光そして地域の活性化ということでもいい企画ではないだろうかといったことで後援もちょうだいしまして、本日に至ります。
8月のちょうどお盆の時期、9日から17日を中心に展開させていただきます。ここでは、例えばランドマークタワーさんでは映像賞、そして赤レンガさんではもともとビーチをやられる企画がございましたので、そこにある飲食店を「ピカチュウ海の家」みたいな形で、通常ある企画をピカチュウショップにさせていただくというような企画を進めさせていただこうと思っております。コスモワールドさんでは、観覧車の中にピカチュウが乗っているかもしれないよというようなことをやってみたり、至るところでピカチュウが出てきます。出前どものほうでは着ぐるみをたくさんつくりまして、ファミリーの方、そしてお子様と一緒に写真を撮ったり、お子様には紙のサンバイザーをプレゼント、50万枚ぐらいを弊社のほうで用意して、駅をおりた瞬間からかぶっていただいてというふうに思っております。
今回のもう一つ大きな企画のねらいとしましては、今フェイスブックですとかツイッターですとか、そういった形でSNS、ソーシャルネットワークで情報がいち早く世界中に広まっていきます。特にポケモンの場合ですと世界にファンがいますので、世界中のファンがつながっていたりします。そうしますと、この横浜を背景に広まっていくさまというのが、通常のメディアですとどうしてもローカルになってしまいますけれども、SNSは国境を越えて広がっていくということがございますので、そういったことで、いろいろなところで写真を撮らせていただきたいと。お客様に撮っていただきたいということで、本来ですと文化財ですとか、そういったところになるのかもしれませんが、お盆のときだけこういう形でちょっとピカチュウの装飾をさせていただいて、子供たち、そしてファミリーの方がたくさん写真を撮って、たくさん情報を拡散していただくというような企画を立てさせていただいた次第です。
何卒ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
(事務局)
内容は事務局から説明します。こちらの公共性について、共創推進課さんから一言お願いします。
(説明者)政策局共創推進課
政策局共創推進課担当係長の林と申します。よろしくお願いします。手短に資料もつけさせていただいておりますので、こちらをごらんいただければと思います。ただいま事務局さん、それからポケモン様からご説明いただいたことと重複しますけれども、本市といたしましては、こちらのイベントは非常に知名度、人気も高く、こういったキャラクターを使ってイベントをしていただくと、我々の行政目的である観光振興、地域活性化、それからやはり、夏休みのお子様方にいい思い出を提供できるのではないかということで、こちらはぜひ協力して成功させていきたいなと、できる限り盛り上げていきたいと考えております。本市として私どもの共創フロントという窓口でご提案いただいたので、私どもが庁内調整しておりますけれども、文化観光局ですとか同地区を担当しております都市整備局、それから港湾局等とも協力して連携をとりまして、本市として盛り上げていきたい、協力していきたいと考えております。
協力内容、連携内容については、お手元の資料の3番に書いてありますので、ご参照いただければと思います。当日のイベントだけでなく、現在既に進められておりますけれども、ポケモンスマイルスクールということで、市内の幼稚園、保育園を巡回していただいているというような形での協力もいただいているところでございます。今回のイベントの協力・連携の位置づけですけれども、本市と株式会社ポケモン様と、既に協力協定という形で、このイベントを一緒に盛り上げていきましょうという関係を結んでおります。それからこのイベントに関しては、後援という形で協力していくということを既に決定しております。
私のほうからの説明としては以上になります。ご審議、よろしくお願いいたします。
(事務局)
それでは、こちらのA4判で説明させていただきます。1枚おめくりいただきまして赤い、これは多分図がずれてしまっているのですが、主な会場としましてはその下の表にございますけれども、横浜コスモワールドさんという遊園地がみなとみらい21地区にございまして、それが新港地区と中央地区という2地区です。中央地区でいくと、ちょっと地図だとわかりにくいのですが、クイーンズスクエア横浜さんの前にある遊園地です。そこの部分と、あと皆さんご存じのとおり観覧車があると思うのですが、あそこがコスモワールドさんの新港地区という形で、2つに場所が分かれております。それ以外に、横浜赤レンガ倉庫というのは、赤レンガ倉庫が2棟ありますけれども、そこの広場になっております。それからもう一つは、Dの桜木町駅前広場と書いてありますが、桜木町の駅前に広場がありまして、そこが会場となっております。それから、Eは海域となっていますが、これはシーバスを運航するに当たって、シーバスにラッピングをするということでEが海域となってございます。それから、最後にFの日本丸でございますが、帆船日本丸が展示されているところが日本丸メモリアルパークという公園になっております。あそこの日本丸が飾ってあるドックのところがいわゆる重要文化財関係で、あそこは屋外広告物の禁止エリアになってございます。
それでは、それぞれ見ていきたいと思います。もう一枚おめくりいただきまして、コスモワールド新港という図をごらんください。こちらに「バルーン2H×10」と書いてありますが、実はこれは表示面積がかなり大きくて、128.9平米と書いてありますが、これは規格だと75平米ですので、かなり大きく超えてくる案件でございます。
それからまたもう一枚おめくりいただきまして、下のピカチュウも同じです。A-2「バルーン9H×1」というものです。
それからもう一枚おめくりいただきまして、これはゴンドラの観覧車になりますけれども、こちらは規格の中におさまってございますが、こういったゴンドラに装飾するという形になってございます。
それからもう一枚おめくりいただきますと、ゴンドラのいろいろなバージョンが出てまいりいます。
それからもう一枚おめくりいただきますと、Bのコスモワールド中央というものになります。こちらもやはりポケモンの「バルーン9H×1」というのが規格を超えてきている案件でございます。
それからもう一枚おめくりいただきまして、「遊具「ツェッペリン」ラッピング」と書いてありますが、こういう遊園地に置いてある遊具にラッピングをするといったものです。これも規格の中におさまってございます。
それからもう一枚おめくりいただきまして、B-3「園内フラッグ」、それからCの横浜赤レンガ倉庫については、こちらは規格の中におさめてございます。
それから続きましてC-1「海の家 装飾・什器」となっておりますが、こちらも規格の中におさまってございます。
それからC-2「バルーン9H×1」というのは、規格外、審議会対象案件でございます。
それからもう一枚おめくりいただきましてC-3「ラッピングカー」については、規格内におさまっております。
それから、Dの桜木町駅前広場でございますが、もう一枚おめくりいただきましてD-1「駅前インフォメーションテント」となっておりますが、これは屋外広告物ではないという判断になっております。
それからD-2「ラッピングバス」に関しては、これはとめ置くということで広告板の扱いにさせていただいて、規格の中におさまってございます。
それからもう一枚おめくりいただきまして、E「海域 シーバスラッピング」というのが出てきますが、こちらが規格を超えておりまして、50%ということでこれも審議会対象案件となっております。
それからFの日本丸メモリアルパークですけれども、先ほど申し上げたとおり重要文化財ということで、こちらに掲げるものについては、もう一枚おめくりいただきますと、F-1「日本丸 マストフラッグ」となっていますが、これは右下の写真になりますけれども、船舶のロープのところにこういったマストフラッグをばーっと万国旗のように張りめぐらせるという形になっておりまして、こちらは重要文化財の禁止区域ですので審議会対象となってございます。
それからF-2となっておりますが、船首部分に横断幕をこのように掲げるということで、こちらも重要文化財ですので、審議会対象案件ということになっております。
それから最後にF-3ですけれども、これは日本丸メモリアルパークへのフラッグ掲出になりますので、これは問題ないとなってございます。
以上が、審議会対象か、対象ではないかということで、一番初めにお配りしているこちらのクリップどめの資料を2枚おめくりいただきますと表が出てまいります。こちらに赤色で書いてあるのが、今回の審議会対象案件ということになっております。一括で審議していただければと思っております。肝心なこととしましては、ここに掲出日数と書いてあるのですが、56日という長いものもありますが、ほとんどが11日、13日、7日というかなり短期間になっております。一番長いのは、特例許可でいきますと、シーバスのラッピングが62日間ということで長期にわたっております。
以上です。
(中下会長)
ありがとうございました。それではご質問、あるいはご意見をお願いいたします。この文化財対象となっているというご説明でしたが、これについてはここの審議会だけで審議できるのですか。
(事務局)
大丈夫です。屋外広告物条例上は問題ですので、自家用広告物であればよかったのですが、これは第三者広告ということなので、本来は掲出できないという案件なのです。ですけれども、ここで特例で認めると、それは解除されるということになっておりますので、文化財のほうの法律とかではなくて、屋外物条例で禁止している案件なので、ここの審議会で大丈夫です。
(中下会長)
そうなのですか。でも、文化財に何か手を加えたりとか、そういうことはできないでしょう。
(事務局)
文化財そのもの……
(中下会長)
には加えないですけどね。
(事務局)
はい、そうです。ドックそのものに手を加えてしまうと、それは我々の法律ではないですけれども、ドックの中には第三者広告は禁止となっております。今回は、ちょっと話がややこしいのですが、ドックに水を張って、その上にある日本丸に掲出するということなので、日本丸というタグとかであれば自家用広告物なのですが、今回はポケモンさんとの連携ということで、いわゆる第三者広告に該当するのです。期間も残念ながら7日より短ければ屋外広告物ではなかったのですが、7日を超えてくるので今回こちらの審議対象ということになっております。
(中下会長)
なるほど。ということのようですが、いかがでしょうか。
(岩村委員)
ちょっと質問させてください。基本的なところで、ある一定期間、ポケモンさんで横浜市が占拠されるということですよね。これまでこういう事例というのはあるのですか。一つのキャラクターを中心に展開し、これだけ広域的に、しかも一体的に、一つのイベントに横浜市が協力したという例はあるのですか。
(事務局)
少なくとも公共空間を使ってという事例は、今まで審議会の対象案件としてはなかったと思います。
(説明者)政策局共創推進課
共創推進課長の梅澤でございます。よろしくお願いします。例えば3年前に「コクリコ坂から」というスタジオジブリの映画とコラボして、港の見える丘公園にゆかりの展示物をしたということはありますが、今回のような狭い空間に大量発生というパターンは記憶の中ではないのではないかと思います。ただ、3年前のその案件では、例えば街中を歩けるようなマップをつくりまして、アニメーションにゆかりの観光客に市内をたくさんめぐっていただいたという事例はございます。以上です。
(岩村委員)
それで、そういう件がありますと。そのときに、今回これだけ相当集中的におやりになるといったときに、横浜市としてのメリットは何なのか。ベネフィクトですね。それから、企業さんの側にもお伺いしたいのですが、相当これはお金がかかりますよね。そのリターンとして何を求めていらっしゃるのか。あくまでも広告という枠組みの中でおやりになるのか。集客をしてそれによって何かベネフィクトが発生するのか。それをちょっとお伺いします。
(説明者)文化観光局
文化観光局の會田と申します。横浜市側のメリットとしましては、やはり親子連れ、小さなお子様に人気のあるピカチュウが面的に横浜の街を占拠するということで、一つは遠方からも含めた集客と、今回みなとみらいエリアでかなりいろいろな面でやっていただくことによって、必ず回遊というのが生まれますので、イベントをやる施設だけではなくて、周辺の飲食であるとかそういった部分での活性化、こういったところでのメリットというのを非常に感じております。
それから今回、先ほど幼稚園などをめぐっていただくというような部分での協力というのがありましたが、市として今力を入れてやっている事業、例えば文化観光局の例でいきますと、東アジア文化都市という国家間のプロジェクトであるとか、あるいは横浜トリエンナーレ、こういったところにも波及効果が及ぶように広報面での協力などもいただいておりますので、文化観光局全体として集客、にぎわいづくりというところで非常に大きなメリットがあると考えております。以上です。
(岩村委員)
ポケモンさん側としてはどうですか。
(説明者)株式会社ポケモン
我々も17年たちまして、親御様がまだポケモン世代ではないのですね。もうそろそろ親御様もポケモン卒業生ということになってくれるのですが、やはり親子で一緒に遊んでいただくという環境を私どもは一生懸命つくろうとしております。その中の一環として、ある程度会社の中で予算を決めて、毎年ファミリーで遊んでもらうような企画のために何かやっていこう。それが後々はポケモンのためになるだろうといった形で考えております。それがここ2~3年はいわゆる震災復興であったりとか、読売新聞さんと一緒に新聞の中でポケモンの情報とことわざを一緒にやったりですとか、それで親子のコミュニケーションを図ってもらおうというようなことで、我々の利益が上がった分の一定の枠を、ファミリーでポケモンを楽しんでもらうという企画に使おうといったことでやっている中の一環であります。
(岩村委員)
これは当然費用はポケモンさんがすべて負担されるわけですね。
(説明者)株式会社ポケモン
そうです。
(岩村委員)
どのぐらいですか。
(説明者)株式会社ポケモン
数億、です。
(岩村委員)
数億ですよね。そのリターンというのは長い目で見た意味での広告であるということですね。
(説明者)株式会社ポケモン
はい。
(松野委員)
僕は桜木町駅の近くに住んでいるので、みなとみらい一帯が徒歩圏です。週末は若いカップルも多いのですが、それでもランドマークの中のポケモンセンターの辺りは、土日は本当に若い子供連れのファミリーでごったがえしています。ポケモンのイベントなどがある時は、センターのあるフロアから行列がずーっと、下の階までつながる事も時折あります。みなとみらい地区を回遊するコースとしては、ポケモンセンターに来る前にアンパンマンミュージアムに行っているのかわかりませんが、あの混雑ぶりを見るとヤングファミリーをかなり数で集客しているのは実感できます。多分勝手な想像ですが、先ほどのイベント企画の説明をお聞きすると、横浜は絵になる所が多いので、ポケモンをみなとみらい地区で登場する場面を撮影して、それをインターネット上やその他のメディアで発信すると、ポケモンと横浜の双方にとって良いPRになるとと思いますし。ポケモンセンターだけでなく、もっとセンターから飛び出して、ほかの場所にピカチュウが出没!そんな感じでテーマパーク化をやろうとしているのだから、そのための数億円なのだろうと思うのですね。そういう意味では、結構な力の入れ方だと感じられますし、意味合いはあると思います。ただ、そのターゲットがヤングファミリーだけでいいのかどうか。まだいるのではないかと。だから、今のあの親たちの親・・お爺ちゃんお婆ちゃんのシニアが孫を連れてくるという事もありえますよね。そうした場合に、あのランドマークのポケモンセンターから出たときに、もっとそういう人たちも触れられるような何かを付加してあげれば、それこそ孫を連れて行くチャンスも生まれるし、もう少し来客人口がふえるのではないかなと思うのです。今のシニアはとにかくお金を持っています、孫のためにはお金を惜しみませんよ。
(説明者)株式会社ポケモン
あと、海外の方もかなりお越しいただける可能性はあるかなと。
(岩村委員)
海外はあるでしょうね。
(松野委員)
海外のポケモンのTシャツを持っていますよ。
(説明者)株式会社ポケモン
そうですか。ありがたいことにアメリカ・ヨーロッパ、アジアよりもアメリカ・ヨーロッパのほうが人気があります。ポケモンのイベントというのはどうしても日本にしかないので、海外からわざわざ来てポケモンセンターに寄っていただくということは、ちょっとしたお店でしかないですが、かなり数多くお越しいただいたりもしています。あとはどうしてもパシフィコさんみたいな限られた空間ですと、先ほどおっしゃられた若い方々がなかなか入りづらい。今回ですとそこで行われているということで言うと、若い方々も昔を懐かしんで写真を撮ってくれたりとかということにつながっていくかなという期待は持っています。
(松野委員)
若いカップルには新しい競合施設としてマークイズもありますから、むしろあのランドマークの中でポケモンの子供連れの若いファミリーをからめ、シニアまでエイジを伸ばしたような何かをやれば、うまくいくのではないかと思います。
(岩村委員)
やるのであればこのぐらいやっちゃったほうがいいですよね。ただ、一つだけ気になるのはやはり日本丸の件ですね。ポケモンも新しい意味での文化財だと言ってしまえばいいのかもしれませんが、それと歴史的な文化財との兼ね合いですよね。だからそこまで入り込んでいいのかなという気はちょっとしますね。
(松野委員)
あと、大きなポケモンのところで気になったのは風ですね。あそこの新港のところは風がすごく回って突風が来るのです。気をつけておいたほうがいいかもしれません。
(説明者)株式会社ポケモン
そうですね。そこも私たちは考えまして、大きな板とか、つくりものですと危険性が非常に高いので、今回は空気を送り込んだバルーンにしています。ですので、もし風が強くなってきたら電源を抜くだけですぐにたためるような形で安全対策をとろうと思っております。
(岩村委員)
それであれば十分です。
(松野委員)
あそこは雨も結構振り込みます。注意してください。
(説明者)株式会社ポケモン
はい、わかりました。
(中下会長)
はい、どうぞ。
(山崎委員)
文化財とか歴史的建造物などでも、例えば関内の歴史博物館にポケモンの旗がばーっとなったらそれはすごく嫌だからやめてほしいと思うのですが、日本丸の場合はコスモワールドのそばですし、違和感が余りないですよね。むしろさっきおっしゃったように、夏休みに小さい子供を連れていっても、一つのところでなさると入れなくて泣かれたりするので、このように大きな空間で、「あそこに見えるじゃない、こっちにも見えるよ、写真撮れるね」ということに日本丸が使われるのは逆にいいのではないかなという気がします。
(中下会長)
日本丸が文化財なのですか。ドックですよね。
(事務局)
ドックだけです。
(中下会長)
ドックだけですよね。この間もそうでしたけど……
(岩村委員)
微妙なところですよね。
(中下会長)
映像を映したのもドックのところだったので。
(山崎委員)
雰囲気が別にその……
(中下会長)
そんなにね。しかも一時的なものですから、景観に何か影響を与えるというほどの期間でもないと思いますので。
(事務局)
掲出日数としては11日間です。
(中下会長)
ですよね。日本丸のところでやられるのは。
(山崎委員)
むしろそこがぽかっとあいてピカチュウがいないよりも、いたほうがしっくりくるような気がしますね。
(説明者)株式会社ポケモン
そうですね、はい。動く歩道からすごくきれいに見えて、ピカチュウの何かがあれば子供たちも近づいていって、少し中をのぞいてくれるきっかけになってくれればと思っております。
(山崎委員)
楽しいですよね。
(中下会長)
そういうことで、この許可自体は皆さん、よろしいですよね。短い期間であるということですから、特に問題ないかと思いますので。
(「異議なし」の声あり)
(中下会長)
それではそのようにさせていただきます。
(岩村委員)
ポケモンさんはこのぐらいの規模では初めてですか。
(説明者)株式会社ポケモン
初めてです。街型のイベントというのは初めてで、今まではどうしてもホール型をやっていました。そうするとおっしゃるように列がどうしてもできて、真夏だと暑いものですから熱中症ですとかそういったことも含めてちょっとリスクもあるものですから、今回街中で広いエリアで、みなとみらい地区ですと車と人が分かれていて、子供が走り回っても大丈夫というところで、みなとみらい地区にさせていただいた次第です。
(岩村委員)
期間はトリエンナーレとかぶるのですか。
(説明者)文化観光局
トリエンナーレが8月1日からですのでかぶります。
(松野委員)
作品みたいでいいじゃないですか。大きいし、おもしろいと思います。
(諏訪委員)
小さい子供さんが大勢集まりますので、くれぐれも事故だけは注意してください。
(説明者)株式会社ポケモン
そうですね、はい。わかりました。かしこまりました。
議案2 審議会におけるデザインの調整方法について
(中下会長)
それではよろしいですか。大分もう時間も足りなくなってきているのですが、あとは少し急ぎ足で。審議会におけるデザインの調整方法についてということで、できるだけ要領よく説明してください。
(事務局)
資料説明。
(中下会長)
ありがとうございました。従来から、部会はないのですが、松野委員や菊竹委員にご協力いただいて、デザイン面でのアドバイスをいただくとかいうことは行われておりました。それをさらにもう少し組織的なものとして枠組みをつくるというようなご提案です。いかがでしょうか。
(「結構です」の声あり)
(中下会長)
私どもは今回の条例改正に当たっても、もう少し景観との調和とか、デザイン的なものの内容を、面積とか高さとかそれだけではなくて、というようなお話が皆さんから出ておりましたので、そういう面で、さっきの特例の許可だとか、許可は一たんしているけれども、少し変更するとかということも、そういう部会でご相談いただければ、実質的にも非常にいいものができていいのではないかと思います。審議もスムーズですので。
それでは、それはそういう方向でぜひご検討いただくということで、よろしくお願いいたします。
(事務局)
ありがとうございました。
(中下会長)
それでは、これで審議事項のほうは終了いたしました。
報告事項
報告1 山下公園通り沿いの屋上看板の架け替え工事について
(中下会長)
あと、報告事項3件ですが、報告1からお願いいたします。
(事務局)
まず、報告事項の1ですが、山下公園通り沿いの屋上看板の架け替え工事についてということで、こちらのA3の紙で説明させていただきます。
資料説明
(中下会長)
これは横浜市の歴史的建造物ですね。
(事務局)
そうです。横浜市のです。
(中下会長)
そのときにはもう看板がついた形で。
(事務局)
そうです。ただ、現在その屋上看板だけについては、歴史的建造物の指定から外れております。今度新しくつくり直したものについては、すべて入れて指定をかけようと。
(岩村委員)
文字の大きさは以前と同じなのですか。
(事務局)
全く同じです。
(中下会長)
昼間見ると目立つのですよね。意外にね。
(諏訪委員)
これはネオンですよね。
(中下会長)
今はついていないのですよね。
(事務局)
今はついていないのですが、当時はネオンでつけておりまして。
(松野委員)
安いからといってLEDだけはやめてほしいですね。昔のエキゾチックなあかりでほんのりと浮かび上がるようなホテルの看板であってほしいと思います。
(中下会長)
これはLEDですか。
(事務局)
今、そこは悩んでいるというふうに聞いております。
(事務局)
右下に注があるのですが、「選定は未確定」とあります。今、検討中です。
(松野委員)
決定をどこでどういうふうにするのか知りませんが、僕はこの時間帯に敏感で、そういう絵ばかり描いてきました。要するに、季節によりますけど、夕暮れ時に微妙に刻々と変化していく色、景色の見え方・・・周りのあかりも、空も。ライトもつき始め、今までグレーや青かったところが、最終的には黒に、シルエットになっていくのです。そういうときの変化も考えた上で、このあかりのつき方、色合い、照度の程度を決めてほしいと思います。夜になったからといって、その瞬間、電気を入れてバーッ!ピカーッ!とやるのはやめてほしいですね。
(諏訪委員)
言っていることはすごくよくわかりますね。昔の洋画にあった感じのイメージの、たそがれどきというかね。
(松野委員)
歴史的、文化財的な建築のもつエキゾチックな景観を残すことが、ニューグランドと横浜のプライドだと思うし、適切な“あかり”を設置してほしいですね。
(事務局)
ホテル自体、クラシックなイメージですから、そのイメージに合ったものでないとということですね。
(松野委員)
それがコーポレートアイデンティティーだと思います。だからそれをしっかり守ってほしいです。
(諏訪委員)
キンキラキンに明る過ぎてはイメージがなくなってしまいますよね。
(中下会長)
周りもいろいろな照明塔があるじゃないですか。街灯みたいなね。そういうものとの調和も考えていただかないと、ここだけが輝いているというのはちょっと何かいただけませんね。
(松野委員)
一つ提案なのですが、提案を言ってもしようがないかもしれませんが、周りの明るさに合わせて少しずつじわーっと変化していく、調光の装置をつけてほしいですね。
(事務局)
照明のデザインの調整についてはデザイン室のほうから。
(説明者)都市整備局都市デザイン室
今、歴史的建造物としてニューグランドと設計調整をしているところですが、今のところ灯部については正式決定には至っておりません。もともとがネオン管ですので、できればネオン管にしたいということなのですが、メンテナンスの問題で高いところに足場もなくついておりますので、ネオン管のメンテナンスの頻度と、今ネオン管風につくれるLEDの照明装置があるそうなので、それと比較してどちらがいいかというのをゼネコンのほうで検討しているところです。我々としては当然、もとの光がネオンであればネオンがいいと申し上げているところですが、それは設計企画の中で最終的に決まるものと承知しております。
(中下会長)
一応こういうご意見があったということはご報告いただければと思います。
(事務局)
ありがとうございます。
報告2 禁止地域における展望不可案件について
(中下会長)
それでは、次の報告2ですが、禁止地域における展望不可案件について、これは従来から問題になっている部分でありますけれども、これについてご説明をお願いいたします。
(事務局)
今、資料をお手元に回覧させていただきます。2点ございまして、1点目はカローラ神奈川二俣川店ということで、保土ヶ谷バイパスから500メートル以内というところになっております。こちらは禁止区域から500メートル以内で、基本的には審議会のほうでデザイン調整を行ってくださいという話でしたので、実はデザイン調整を行っております。本当はビフォー・アフターが見せられればよかったのですが、もともとは白地と赤文字だったのを、ここを黒に変えたりというところでデザイン調整を図っております。これについてはそういう形になってございます。
それからもう一点は青葉区市ヶ尾町で、ここも東名高速から500メートルのところなのですが、仮囲いの部分にこういったものをつけてございます。これについては、我々のほうとしてはデザイン調整をする必要はないと判断しまして、デザイン調整をせずにつけている案件でございます。この2点でございます。
(中下会長)
以前からこの禁止物件の展望不可案件については、そもそもが禁止物件なのだから、やはり景観に影響を与えない、デザイン性に優れたものだけしか設置を認める必要がないのではないかというご意見が当審議会の中でも出されておりました。できれば審議会にもお諮りいただけないかというようなご意見は以前から出ていたかと思うのです。これはもう既に終わられているということですから、今回はご報告を承るのですけれども、今後はこういう案件について、少なくとも今度設置される予定のデザイン部会にご相談いただくような仕組みにしていただいたらどうだろうかと思います。どうですか、菊竹委員などは、こちらが結構デザイン調整されたみたいですが。
(菊竹副会長)
それが、チラシをただ拡大したような印象を受けまして、恐らくチラシと、公のそういう空間に出てくるものは、違う考え方でいかないといけないものだと思うのです。ぜひ次回からまたこのあたりのところをご相談させていただければと思います。
(事務局)
わかりました。今度は事前にご相談させていただきたいと思います。
(中下会長)
事前に相談するような仕組みを考えて。ちょうどいいと思うのです。デザイン部会が設置されれば、そちらがご専門ですから、委員の先生は大変ですけれども、そこでアドバイスを受けて、できるだけデザイン性の優れたものを設置するのであれば設置すると、そういう方向でお願いしたいと思います。
報告3 平成26年度の横浜サインの取り組みについて
(中下会長)
それでは、駆け足で最後に報告3、平成26年度の横浜サインの取り組み、これはまた重要なご報告なのですが、よろしくお願いいたします。
(事務局)
資料説明
(中下会長)
横浜サインフォーラムはまた来年も企画しておられるのですよね。
(事務局)
はい、そうです。
(中下会長)
というご報告ですけれども、何かご意見、もう少しこういうふうにしたらどうかとか、ございますでしょうか。 私はとてもいい企画かなと思います。諏訪委員ももしあれでしたらご発言いただけると思いますが、官民連携でこういうことを進めていっていただき、そのことを市民の皆さんにご理解いただくということが大事なことかなと思います。
(諏訪委員)
業者のほうでも横浜サインのこれに沿いまして、忠実に成功できるように間違いなくやっていくつもりでおります。一緒に連携をとりましてやるつもりでおります。
(中下会長)
横浜マラソンも非常に、あれはテレビに映りますから、やはり横浜サインを宣伝するにはとてもいい場かなと思いますし、さらに横浜街歩きみたいな、特に横浜サインをめぐる街歩きというのも、どこかに報道してもらえるとすごくいいなと思うのです。雑誌でもいいので、テレビが一番いいですが、テレビも地元のテレビだったら取材してもらえるのではないでしょうか。
(松野委員)
そういう番組をつくってもらったらいいと思います。
(山崎委員)
松野先生、バッジとかつくらないのですか。
(中下会長)
そうそう。みんなでつけてね。
(松野委員)
ぜひ実現させたいですね。予算をお願いします。
(中下会長)
それでぜひ学識経験者、当委員会の委員の先生や、そのほかの方々でもいいですが、そういう専門家の方がサインの見方とかを説明していただけると、歩いている人間もいい勉強になってうれしいじゃないですか。
(松野委員)
そこのお店なりのサインと、いわゆるCI・SIですよね、それと業績と、お店のお薦め品を、何か形にして、ガイドブックみたいにしてつくれば、それを今度番組のほうに売り込むということができると思うのです。それが横浜サインだと。看板だけではなくて、業績まで褒めたたえようというところまでできるのではないかなと思っているのですが。
(中下会長)
すごくいいアイデアですね。そういうガイドブックができるといいですよね。いろいろアイデアも出ましたので、ますますこの中身に磨きをかけていっていただければと思います。よろしくお願いいたします。
その他
(中下会長)
ほか、いかがでしょうか。済みません、時間が10分ほどオーバーしてしまいまして。事務局はどうですか。ほかにございませんか。
(事務局)
特にその他はございません。
閉会
(中下会長)
それでは、本日の第53回横浜市屋外広告物審議会はこれにて終了させていただきます。長時間にわたりましてご審議ありがとうございました。
(事務局)
ありがとうございました。
(事務局)
事務的な連絡ですが、本日の議事録につきましては、あらかじめ指定した者の確認を得た上で閲覧に供するということになっておりますので、事務局で議事録を作成して委員の皆様に確認していただいた後、会長に最終的な確認をお願いします。
それから、次回の審議会については11月ごろに開催できればと考えております。また日程は個別に調整させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上です。きょうはどうもありがとうございました。

資料[PDF]第53回横浜市屋外広告物審議会資料(1)(PDF:4,809KB)
[PDF]第53回横浜市屋外広告物審議会資料(2)(PDF:8,856KB)
[PDF]第53回横浜市屋外広告物審議会資料(3)(PDF:11,727KB)
[PDF]第53回横浜市屋外広告物審議会資料(4)(PDF:15,046KB)
[PDF]第53回横浜市屋外広告物審議会資料(5)(PDF:11,537KB)
特記事項

・本日の議事録については、各委員で確認した後、会長が最終確認する。

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このページへのお問合せ

都市整備局地域まちづくり部景観調整課

電話:045-671-2648

電話:045-671-2648

ファクス:045-550-4935

メールアドレス:tb-keicho@city.yokohama.jp

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