盛土による災害防止に向けた総点検の結果について

　令和３年７月に静岡県熱海市で発生した土石流災害を踏まえ、国から依頼のあった「盛土による災害防止に向けた総点検」に基づき、神奈川県が公表した総点検の結果において、横浜市が神奈川県に報告した結果は下記のとおりです。

　盛土可能性箇所データ（国土地理院が提供）※から推定される盛土、土砂災害警戒区域の上流域や区域内及び大規模盛土造成地内にある盛土を対象に、平成12年1月1日以降の横浜市が所管する法令（宅地造成等規制法、都市計画法、農地法）に基づく許可の有無や許可の内容と現地の状況に相違がないかなどについて、目視等による点検を実施しました。
　 ※約20年前と現在の地形図データを比較することにより、一定以上標高に変化のある箇所を盛土の可能性のある個所として抽出したもの。

　横浜市が所管する法令（宅地造成等規制法、都市計画法、農地法）の手続を要する盛土3,172箇所を対象に点検を行った結果は、下表の通りです。
　なお、是正措置が必要な「問題あり」の結果になった12箇所については、市の職員が目視により点検したところ、直ちに災害の危険性のある盛土は確認されませんでした。
（農地法の手続を要する盛土については、「問題あり」の箇所はありませんでした。）
「問題あり」の盛土12箇所については、法令に基づく是正指導等の対応を行っています。

　是正措置が必要な盛土９箇所については、法令に基づき、是正指導を行うなど適切に対応していくとともに、盛土の安全性の確保を図ります。