綱島小学校

外観南東面

外観北東面

外観東面

屋上プール

個別学習室

プレイルーム

体育場

　利用児童の増加により施設の狭あい化が進み、再整備が必要となっている綱島東小学校の通級指導教室を移転新設し、綱島小学校の老朽化した屋内運動場及び水泳プールの再整備とともに、機能拡充を図るための施設として計画されました。
　綱島小学校の「共に創り、共に歩み、共に輝く」と通級教室の「共生と自立」という基本理念のもと「連携と分離のバランス」を施設計画の骨子と捉え、安全性・利便性に配慮した管理しやすい計画を目指し、建物本体の長寿命化、コスト削減、室内環境の向上に配慮し、設計に臨みました。
　１階に難聴言語の通級教室及び管理諸室、２階に情緒の通級教室及び屋上水泳プール、３・４階に屋内運動場を配し、用途毎にまとまりをもたせ、特に難聴言語教室の屋内運動場との離隔、水泳プールの配置等、下階に対する音の伝播に構造的な配慮を施し、指導環境の向上に努めました。
　南側前面道路に面した外壁は、化粧目地による小学校にふさわしい幾何学的色模様とし、圧迫感の軽減を図るとともに、グラウンド側のファサードは、視線抑制及び防球の為の穴明き金属折版敷設により、軽快感があり、そして、これからの学校建築をリードする建物意匠としました。