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子安小学校
最終更新日 2019年11月12日
子安小学校
名称 | 子安小学校 |
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所在地 | 神奈川区新子安一丁目36 番地の1 |
構造規模 | 鉄筋コンクリート造(一部PC造) |
延べ面積 | 15,562.80(m2) |
設計 | 株式会社山本理顕設計工場 |
工期 | 平成28年12月~平成30年5月 |
施工 | (第1工区建築工事)松尾・大洋・石井建設共同企業体 (第2工区建築工事)株式会社渡辺組 (電気設備工事)新興・向栄建設共同企業体 (昇降機設備工事)中央エレベーター工業株式会社 (第1工区空調衛生設備工事)モリヤ・金子建設共同企業体 (第2工区衛生空調設備工事)エルゴテック株式会社 |
外観南西面
外観南東面
光庭
昇降口1・階段
4階廊下
光庭・テラス
設計者からのコメント
子安小学校は明治6年開校の横浜で最も歴史ある小学校の一つです。校舎の老朽化と今後、児童数が大幅に増え1300人となることが予想されたため、新校舎建設が計画されました。児童数はその他の横浜市の小学校の倍近い人数であり、小学校区の面積が237ha、人口も22000人と巨大なコミュニティーです。それに反して敷地は狭く、建てられる建築規模もコストの面から制限されていました。また、児童数が多いということに加え、地域社会とどのような関係を築けるかが大きな課題でした。
私たちはまず教室と廊下の間に透明なガラス建具を提案しました。それにより廊下に対して大きく開くことができ、廊下と教室を一体的に使うことができます。そして、廊下側に生徒たちの作品を展示する木の移動掲示パネルを設置しました。幅4mの廊下が子供達の活動の場であり、展示ギャラリーとなると考えました。
教室の外側には広いテラスを提案しました。夏の日差しを避けると同時に、教室の一部として先生たちと子供達によって様々な活動ができればと考えました。構造を細いPCの柱・梁とすることでテラスでの子供たちの活動がそのまま建築の外観になることを期待しました。
教室と、教室につながる廊下、テラスの全体が子供達の活動の場であり、地域との関係を作る空間でもあります。授業参観には廊下全体に子供達の作品が飾られ、鑑賞を楽しむ保護者にあふれ、美術館のようになりました。運動会には2000人が訪れ、テラスが観覧スタンドとなり校舎全体が大きな競技場のようになり周辺地域も賑わいました。
この小学校が教育空間としても、地域コミュニティーの中心としても新たな役割を担っていくことを期待したいと思います。
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電話:045-671-2956
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