最終更新日 2025年3月25日
ここから本文です。
令和6年度第1回 朝ごはんを食べる会
令和7年1月24日(金曜日)開催
緑区内で活動する団体と緑区長が、活動内容やその活動を通じて得られた成果や課題などについて意見交換を行う緑区「ふれ愛トーク」。
令和7年1月24日に、朝ごはんを食べる会の皆さんにお話を伺いました。
朝ごはんを食べる会の概要
令和4年より、東本郷地区で地域の方による食材の寄付や調理などのご協力のもと、子どもたちに朝ごはんを提供しています。健康に生活するためというだけでなく、子どもたちの居場所づくりや見守りという目的を持って活動しています。
意見交換
高林さん(代表)
- 最初は子どもたちへの学習支援から始めました。学習支援の中で時々おやつや食事を提供していましたが、コロナ禍でやむを得ず中止になった時に「あの子たちの食事は大丈夫かな?」という思いが生まれました。さらに「朝ごはんを食べない子どもが多い」という小中学校の先生の声もあり、朝ごはんを食べる会を始めました。
- また、朝ごはんを提供することはもちろんですが、親のほかにも頼れる大人がいると知ってもらうこともこの会の目的です。地域の中に、家庭以外でもSOSを出せる場所が一つでもあればと思い、子どもたちの居場所づくりの一環として活動をしています。
- 小嶋さん(副代表)
- 朝ごはんを食べる会に来た子どもたちが、小学校の校長先生に「今日朝ごはんを食べてきた!」と報告するなど、身近な大人と話をするきっかけにもなっていると聞き、嬉しく思います。
- 最近は高齢者がフォーカスされることが多いですが、子どもへの支援はまだまだ少ないです。そういった状況でも、この会が子どもたちの居場所の一つになればと思っています。
- 氣田さん
- 挨拶ができるということは、社会で受け入れられるための第一歩です。それができれば、しっかりと自立して生きていけると思うので、せめて挨拶だけでもできるようになってここから旅立ってほしいと思いながら、子どもたちと接しています。
- また小中学校の先生から、学校内で落ち着きがない子が、朝ごはんを食べるようになって穏やかに1日を過ごせるようになったという話を聞きました。この会が、ただ子どもたちのお腹を満たすだけでなく、子どもたちが成長できる場になればと思っています。
- 佐々木さん
- 朝ごはんを食べる会に来てくれる子どもたちに町で会うと、挨拶をしてくれるようになりました。朝ごはんを提供している立場ではありますが、私の方が子どもたちから力をもらっています。
- 「いただきます」を言うようになるなど、子どもたちの変化を少しずつ感じられるのがやりがいになっています。
- 小野塚さん、山下さん
- 台所で調理を担当していますが、子どもたちに「ごちそうさま」と言ってもらえると嬉しく思います。これからもボランティアとして協力する中で、子どもたちとの関わりを増やしていきたいです。
- 区長
- 地域の課題については、まずは現場で聞いてみないとわからないと思っています。地域の方とお話をする中で、何か知恵が出ることもありますし、対応が難しい課題があればその代替案を話し合うこともできます。しかし「役所に話しても」と思われてしまうと、その先はありません。だからこそ、普段からそういったお話をできるような雰囲気にしておくことが区役所の務めだと思っています。
- 今回、子どもの居場所を作る活動の意義や活動されている皆さんの思いをお伺いできて、非常に有意義な時間となりました。
このページへのお問合せ
ページID:131-191-006