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3―2中山駅周辺のまちづくり方針

最終更新日 2024年1月12日

目標像

  • 区の行政機関が集積し、緑豊かでにぎわいのあるまち
    • 日常的な暮らしを支える商店街としてにぎわっている
    • 後背には落ち着いた住宅地が広がり、安心できる暮らしがある
    • 緑豊かな環境の中にあって、人々を緑と水の回廊へと導いている

現状と課題

  • 明治41年(1908年)にJR横浜線が開通し、それと同時に中山駅が開業して以来、南口には商店などが徐々に建ち並び、商店街が形づくられてきました。昔ながらの人と人とのふれあいがあるとともに、その商店街の外周部に大規模店や公共施設、行政機関が立地していることで、人の動きが広がりをもっています。
  • 商店街の後背にある住宅地は、道路が狭あいで木造住宅が連なっているため、ゆとりのある良好な住環境への改善とともに、災害への備えも検討する必要があります。
  • 南口周辺では、東西の幹線道路である山下長津田線が整備されましたが、南北をつなぐ中山北山田線が未整備であり、川和踏切と三保踏切では渋滞が頻発している状況です。
  • 中山駅南口は駅前広場及びそこにつながる東西の道路が脆弱で満足な歩行者空間がありません。そのため、歩行者・一般車・バス・タクシー等が錯綜しています。そのような中、市街地再開発事業が検討されており、駅前広場の整備、駅前道路の拡幅による交通問題の抜本的解決が期待されています。
  • 北口は昭和62年(1987年)に完了した土地区画整理事業によって整然と区画され、商業ビルやマンションが建ち並んできました。
  • 中山北山田線や川崎町田線が整備されることで、交通拠点性が強化されることから、それにあわせたまちづくりが求められます。

〔中山駅周辺のまちづくり方針図〕 拡大図(PDF:750KB)

中山駅周辺のまちづくり方針図

まちづくり方針

1周辺交通施設の整備

 中山駅南口では、再開発事業等の促進により駅前広場の整備や駅前道路の拡幅を進めます。また、中山北山田線の整備を促進し、川和踏切や三保踏切の渋滞を解消するとともに、通過車両を駅前に呼び込まない円滑な交通の流れを実現します。さらに、バスターミナルの整備や商店街の駐車場の適切な配置とあわせて、駅前通りを歩行者やバスなどの公共交通を主体とした通りへと転換することについても検討します。
 横浜環状鉄道については、事業化を検討します。

2歩行環境の整備

 誰もが容易に駅周辺を移動できるように、バリアフリーの歩行環境を整備します。また、遮断時間が長く、歩行者や車が滞留する川和踏切では、中山北山田線の整備により立体交差化を図るとともに、歩きやすい歩行環境の実現や景観にも配慮します。
 駅北側では、ハーモニーみどり(地区センター、地域ケアプラザ、福祉保健活動拠点などからなる複合施設)やスポーツセンター、障害者のための様々な福祉施設などが集積しているため、誰もが移動しやすい環境づくりを進め、駅南北の一体化を図ります。

3緑と水の回廊の整備

 四季の森公園プロムナードや中山北緑道を樹木などの緑でつなぎ、駅周辺にも緑と水の回廊ルートを引き込みます。緑が映え、潤いのある駅前広場や恩田川へ続く道路の緑化などを進め、緑と水の拠点を形づくっていきます。また、横浜動物の森公園への玄関口となる中山駅では、サインの整備、バスへの乗り換えやすさの向上、情報サービスなどにより、玄関口らしさを演出します。

4商店街の活性化

 商店街の持つ“昭和らしさ”を大切にしつつ、誰にも優しい商店街づくりを進めることによって、地域の商店街として活力を高めていきます。そのために、高齢者や障害者も利用しやすいバリアフリーの店構えや多様なサービスの提供、空店舗の積極的活用などに取り組みます。
 また、水や緑の豊かな、地域の資源を生かしたイベント等による活性化を図ります。

5工場集積の維持

 恩田川沿いに立地する工場群は、まちの活力を維持する大切な都市機能の一つです。そのために、操業が継続できるような環境の整備に努め、工場集積の維持を図ります。なお、工場の土地利用転換にあたっては、周辺の工場の操業環境を維持するよう誘導します。

6駅周辺住宅地の環境改善

 商店街背後の住宅地は、道路が狭く、木造住宅が密集しています。狭あい道路の拡幅やポケットパークの整備など、様々な防災対策を推進し、災害への備えのあるまちに改善していきます。

7文化・情報の発信

 区役所や警察署などの行政機関が集積するまちとして、区民の求める情報を発信するとともに、公会堂・市民活動支援センターを中心とした文化活動を支えるシステムや場所を充実させ、区民の交流を活発にしていきます。

8旧中山小学校の跡地利用

 旧中山小学校の跡地利用については、消防署をはじめとした公的利用の促進を図るとともに、中山駅周辺のより良いまちづくりを進めるための利用方法を検討します。

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このページへのお問合せ

緑区総務部区政推進課 まちづくり調整担当

電話:045-930-2217

電話:045-930-2217

ファクス:045-930-2209

メールアドレス:md-kikaku@city.yokohama.jp

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