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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、主にウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症です。これまでは、西日本を中心に患者の発生が報告されていましたが、令和3年3月に静岡県でも初めて確認されました。国内での報告数は年々増加傾向にあります。横浜市内においても感染予防対策を十分にとりましょう。

最終更新日 2021年3月17日

1 動物取扱業者の方へ

 SFTSは、マダニに咬まれて感染する以外にも、SFTSウイルスに感染し発症している猫や犬に咬まれたり、血液などの体液に直接触れることで感染することも報告されています。

 猫や犬がSFTSウイルスに感染すると、ヒトで認められる症状※1と類似の症状※2を呈することがありますので、動物の体調の変化に留意し、体調不良の動物等を取り扱う際には、感染予防対策の徹底をお願いします。

 健康な猫や犬、屋内のみで飼育されている猫や犬から人がSFTSウイルスに感染した事例はこれまでに報告がありません。

※1 人の症状・・・主に発熱と消化器症状(おう吐、下痢など)が中心。倦怠感、リンパ節のはれ、出血症状なども見られます。
※2 動物の症状・・・発熱、白血球減少症、血小板減少症、食欲消失等の症状が認められます。

2 猫や犬を飼っている方へ

 SFTSの予防には、マダニに咬まれないようにすることが重要です。飼っている猫や犬から人への直接の感染を過度に心配する必要はありませんが、過剰なふれあい(口移しでエサを与えたり、布団に入れて寝たりすることなど)は控えてください。

 マダニは、草むらや藪などに多く生息しており、春から秋にかけて活動が盛んになります。犬の散歩等で草の茂った場所に行く際には、人も犬もマダニに咬まれないよう、予防対策に努めましょう。猫や犬の場合、マダニ駆除剤や忌避剤等を定期的に使用することも効果的です。かかりつけの獣医師にご相談ください。また、猫や犬が体調不良の際には速やかに動物病院を受診しましょう。

関連ホームページ等

このページへのお問合せ

医療局健康安全部動物愛護センター

電話:045-471-2111

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ファクス:045-471-2133

メールアドレス:ir-douai@city.yokohama.jp

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