東神奈川駅周辺地区

当地区にはJR東神奈川駅と京急東神奈川駅（旧京急仲木戸駅）があり、臨海部の産業地域と内陸部が接する重要な地区であり、横浜市の地域拠点として位置付けられています。
このため、市街地再開発事業や優良建築物等整備事業の推進、誘導を図るとともに、駅前広場等都市基盤施設の整備により、立地特性にふさわしい、土地の高度利用や街並み形成等を推進、誘導しています。

東神奈川駅東口では、市街地再開発組合による「東神奈川駅東口地区市街地再開発事業」、「東神奈川一丁目地区第一種市街地再開発事業」、横浜市住宅供給公社による「東神奈川駅前地区優良建築物等整備事業」及び市福祉局による「福祉施設整備事業」の４つの事業が完了しました。また、地区の愛称「かなっくシティ」が、公募により決定しています。

老朽化した低層木造家屋が密集する従前の土地利用を更新し、商業、住宅等による土地の高度利用及び防災性の向上を図りました。また、バリアフリー対策としてＪＲ東神奈川駅と京急東神奈川駅（旧京急仲木戸駅）及び周辺施設を連絡する歩行者デッキやエレベーターを新設し、駐輪場を確保するなど、公共施設を整備しました。

・位置：神奈川区東神奈川一丁目12番５
・施行者：東神奈川駅東口市街地再開発組合
・地区面積：約0.7ha
・敷地面積：約2,421m2
・建築概要：地上19階、地下１階、延床面積約17,115m2
・主要用途：住宅（144戸）、店舗、保育所等
・公共施設：駅前広場（面積約5,100m2）、歩行者デッキ、駐輪場、エレベーター等
・事業年度：平成11年度～平成14年度

旧国鉄清算事業団用地を横浜市住宅供給公社が取得し、建物の共同化による土地の有効利用を図り良好な都市型住宅を供給する「優良建築物等整備事業」が実施されました。なお、建物内に、公共公益施設として神奈川区民文化センターを整備しました。

・位置：神奈川区東神奈川一丁目９番
・施行者：横浜市住宅供給公社
・地区面積：約0.3ha
・敷地面積：約2,622m2
・建築概要：地上19階、地下１階、延床面積約19,645m2
・主要用途：住宅（112戸）、店舗、神奈川区民文化センター「かなっくホール」
・事業年度：平成10年度～平成15年度

・位置：神奈川区東神奈川一丁目29番
・事業者：横浜市福祉局
・地区面積：約0.2ha
・主要用途：横浜市東部地域療育センター、横浜光センター等
・事業年度：平成12年度～平成15年度

東神奈川駅東口駅前広場に面した老朽化した建物が建ち並ぶ一角において土地利用を更新し、住宅、駐輪場等の整備を行い防災性の向上及び駅前にふさわしい土地の高度利用を図りました。公共施設として、駅前広場のデッキに歩行者デッキを接続させバリアーフリー動線の強化、公共自転車駐車場、一時滞在避難施設等を整備しました。

・位置：神奈川区東神奈川一丁目１番の４
・施行者：東神奈川一丁目地区市街地再開発組合
・地区面積：約0.2ha
・敷地面積：約1,612m2
・建築概要：地上20階、地下１階、延床面積約12,714m2
・主要用途：住宅（110戸）、店舗、駐車場等
・公共施設：歩行者デッキ、駐輪場、一時滞在避難施設等
・事業年度：平成26年度～令和2年度

平成３年１月：東神奈川駅一丁目12番街再開発準備組合設立
平成11年１月：東神奈川駅前地区優良建築物等整備事業の事業採択
平成11年８月：東神奈川駅東口地区第一種市街地再開発事業の都市計画決定
平成11年12月：東神奈川駅東口地区市街地再開発組合設立認可
平成12年５月：東神奈川駅東口地区市街地再開発事業の権利変換計画認可
平成12年９月：東神奈川駅東口街づくり協議会設置
平成13年３月：東神奈川駅東口地区全体の愛称が公募により「かなっくシティ」に決定
平成13年４月：東神奈川駅東口駅前広場の工事着手
平成14年２月：東神奈川駅東口地区第一種市街地再開発事業施設建築物の建築工事完了公告
平成14年12月：東神奈川駅東口地区市街地再開発組合解散
平成15年３月：東神奈川駅東口駅前広場再整備完成
平成16年３月：東神奈川駅前地区優良建築物等整備事業の施設建築物竣工
平成16年７月：神奈川区民文化センター「かなっくホール」オープン
平成25年９月：東神奈川一丁目地区第一種市街地再開発事業の都市計画決定
平成27年１月：東神奈川一丁目地区市街地再開発組合設立認可
平成28年７月：東神奈川一丁目地区第一種市街地再開発事業の権利変換計画認可
平成29年１月：東神奈川一丁目地区第一種市街地再開発事業の施設建築物工事着工
平成31年３月：東神奈川一丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物の建築工事完了公告
令和２年12月：東神奈川一丁目地区第一種市街地再開発組合解散