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横浜市繁殖センターの両生類

最終更新日 2020年10月12日

カエル類の紹介

繁殖センターで飼育している以下の4種類のカエルを紹介します。

ニホンアカガエル Japanese Brown Frog

<学名> Rana japonica
日本列島の固有種で本州、四国、九州および周辺の島々の平野部から低山の森林や水田、草地などに生息します。横浜市内では市北部の谷戸で生息が確認されています。早春に産卵し、卵塊は球形でおにぎり大。背面の体色は赤と言うよりは赤褐色や橙色で、ヤマアカガエル(Rana ornativentris)に似ていますが、本種の雄には鳴嚢(めいのう;鳴くときに大きく膨らむ部分)がないことやオタマジャクシの模様で区別することができます。また、本種は早春の産卵後に春眠するようです。かつて東京産のニホンアカガエルはマルテンスアカガエルとされたこともありますが、現在はすべてニホンアカガエルとして扱われています。一方で、ニホンアカガエルの東日本集団と西日本集団は生殖的に隔離されているとされ、今後の分類学的研究が進めば本種が複数の種に分かれる可能性があります。

トウキョウダルマガエル Tokyo Daruma pond Frog

<学名>Pelophylax porosus porosus
主に田んぼにすむカエルで、関東平野から仙台平野までの太平洋側を中⼼に⽣息しています。産卵期は4⽉下旬から7⽉頃で、⽥んぼなどに1000〜2000個ほどの卵を産みます。トノサマガエルとよく似ていますが、後ろ⾜の⻑さや背中の模様、体⾊などの違いがあります。横浜市内では、市北部の⽔⽥などに生息しています。
また、中部地⽅から⻄の本州、四国の⼀部には別亜種のナゴヤダルマガエル(学名Pelophylax porosus brevipodus)が⽣息しています。

ツチガエル Wrinkled Frog

<学名> Glandirana rugose
水田や河川、公園内の池など様々な場所で見かけますが、水場から離れることが少ないカエルとされています。日本列島と朝鮮半島およびロシアの沿海州に生息するとされ、横浜市内では、市北部の河川などでまれに見かけます。産卵期は5月から8月頃とされ、数十個の卵を水草などに産み付けます。背面は薄茶色もしくは黄土色で疣(いぼ)が多く、皮膚はざらついた感じがします。本州の在来カエルでは唯一、オタマジャクシで越冬することが知られています。一方で本種は生息する地域により染色体の形が異なるなど生物学的に興味深い特徴を有しています。

サドガエル Sado Wrinkled Frog

<学名> Glandirana susurra
平成24年に新種として記載された、新潟県の佐渡島固有のカエルです。新種記載にあたって、繁殖センター職員が協力し、現在も広島大学と共同研究を行っています。背面から見るとツチガエルと似ますが、皮膚が滑らかなことや下腹部が黄色い点でツチガエルと区別できます。また両種は鳴き声も異なっています。本種は佐渡島固有の唯一の両生類(もしくは脊椎動物)であることが特徴的ですが、興味深いことに遺伝的には横浜市を含む関東地方のツチガエルと最も近縁です。生態については不明な点が多いのですが、ツチガエルと同じくオタマジャクシで越冬することが報告されています。佐渡島で放鳥されているトキの餌となっていることも知られています。本種の分布は佐渡島の平野部の水田やため池に集中し、それ以外の地域では生息が確認されていないことから、希少なカエルと考えられます。

このページへのお問合せ

横浜市環境創造局公園緑地部 動物園課繁殖センター

電話:045-955-1911

電話:045-955-1911

ファクス:045-955-1060

メールアドレス:ks-hansyoku@city.yokohama.jp

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