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カラス・ハトによる被害について

最終更新日 2025年9月5日

横浜市には、カラスやハトをはじめとした多くの野生の鳥が生息しています。これらの鳥は、人間の生活空間と重なることもあり、フンや羽毛による汚れ、家屋内での営巣など、生活環境に影響を及ぼすことがあります。このページでは、市内でも数の多いカラス及びドバトの特徴と、私たちが気を付けること及びその対策について紹介します。

横浜市では、私有地におけるカラスやハトなど野性鳥類の駆除は行っていません。

カラス

特徴

  • 横浜市にいるのは主にハシブトガラス、ハシボソガラスの2種類(全長50から56センチメートル)です。
  • 雑食性で、生ごみも食べます。
  • 3月から7月にかけて、都市部では街路樹や鉄塔などに、繁殖のための巣を作ります。
  • 繁殖期には、巣や巣立ったばかりのヒナ(巣立ちビナ)の近くを通る人に対して、親ガラスが卵やヒナを守るために威嚇や攻撃を行うことがあります。なお、カラスが群れで人を襲うことはありません。
  • 人に向かってくる場合の多くは、巣の卵やヒナを守るための行動です。また、攻撃する時は、目の届かない後ろから、足の爪で蹴ります。飛びながらクチバシで突っつくという動作は、カラスの体の構造上できません。
  • ヒナが巣立った後(8から2月)は、緑地などで集団で生活します。

カラスが集まる(ごみを荒らされる)

カラスが集まり、ごみを荒らすなどの被害が発生する原因の多くは、生ごみや屋外に放置されたペットのエサなど、カラスの餌となる誘因物があることです。カラスを駆除しても、エサがあるかぎりまた別のカラスが集まってきてしまうため、十分な効果が期待できません。
お困りの場合、以下のような対策を行ってください。

ごみ出しのマナーを守る(散乱防止ネットの活用など)

ごみはふた付容器に入れるか、ごみ全体を覆うようにネットをかけましょう。ネットをかける場合、隙間からごみを引き出されないよう、ネットの端にブロック等の重しを置きましょう。ごみの集積場所の管理は、それぞれの地域でしていただくことになります。

ごみ袋の外側から生ごみが見えないようにする

ふた付容器等による対策がとれない場合には、生ごみを他のごみで覆うなどして、袋の外側から見えないようにして出しましょう。カラスは目がよく、視覚に頼ってえさを探すため、袋の外から生ごみが見えると集まってきます。

エサを与えない(屋外にペットのエサを放置しない)

カラスにエサを与えることで多くのカラスが集まり、糞害や騒音などの被害につながります。人が与えるエサに頼るようになると自ら生きる力が弱まるため、カラスにとっても好ましくありません。ペットなどのエサは、食べ終わったらすみやかに片付けましょう。

カラスによる威嚇※・攻撃(主に3月~7月)から身を守る

※カラスは攻撃の前に以下のような威嚇行動をとります。攻撃されないように、威嚇のサインにも注意しましょう。

  • 枝をつついたり、くちばしをカチカチ鳴らす
  • 木に止まって大声で人に向かって鳴く
  • 鳴きながら頭上を飛び回る

その場所(巣やヒナ)に近づかない

巣やヒナから離れれば威嚇や攻撃は収まります。カラスは人を後ろから攻撃するため、親ガラスに背中を向けずにその場を離れましょう。

後頭部を守る

カラスは後ろから後頭部を足で蹴って攻撃するため、日傘をさす、つばの広い帽子をかぶる等、頭を守ってください。

横浜市の対策

カラスを含めた全ての野生鳥獣は、鳥獣保護管理法により許可なく捕獲することができません。そのため、ごみ出しのマナーが守られないことでカラスが集まっている場合や、単に怖い・うるさいという理由では駆除することはできません。また、エサ(ごみ)に集まっているカラスを駆除しても、エサがある限りまた別のカラスが集まってきます。
ごみの飛散を防止するためには、ごみ出しのマナーを地域全体で守ることがとても重要となります。

威嚇・攻撃がある場合、被害対策として、次のような事業を行っています。

  1. 巣立ちビナの回収
  2. 注意喚起ポスターデータの提供

巣立ちビナの回収

巣立った直後のヒナが地上付近にいる場合、ヒナを守るため親ガラスが近づく人を攻撃することがあります。疲れて休んでいるだけなので、しばらくすると自力で移動します。親ガラスによる威嚇・攻撃がない場合は、そっとしておいて下さい。
親ガラスが人に威嚇・攻撃を繰り返し、人がケガをするなどの被害の恐れがある場合、市でヒナを緊急的に回収し、処分します。環境活動事業課(電話:045-671-3448)までお問い合わせください。

注意喚起ポスターデータの提供

カラスが子育てしている絵が掲載された注意喚起ポスター
注意喚起ポスター

カラスの巣があることを注意喚起するためのポスターのデータは、ダウンロードしてお使いください。
注意喚起ポスターのダウンロード(PDF:362KB)

ドバト

特徴

  • ドバトは、人に飼われていたハトが野生化したものです。
  • 木の実など、主に植物性のものを食べます。
  • 群れで行動します。
  • 繁殖期は1年中で、年数回産卵します(通常産卵数は2個)。
  • 孵化から巣立ちまでの期間は約30日から40日程度です。

被害状況

フンや羽毛による建物や周辺環境の汚れ、悪臭、アレルギー・ぜん息・皮膚炎などの健康被害。

対策

ドバトによる被害を減少させるためには、寄せ付けないための対応が必要です。

餌を与えない

ドバトにエサを与えることは、人為的に数を増やし、特定の場所に集める原因となり、地域でのさまざまな問題につながる可能性があります。他の方への影響も考慮しながら、地域の皆様で話し合うなど、エサやりを控えるようご協力ください。

寄せ付けない工夫

ドバトがとまりやすい所にテグスを張ったり、とげ状のプラスチック製器具を設置することで、寄り付きにくくする効果があります。ベランダ等には、防鳥ネットを隙間なく張ると効果的です。(その他、様々な対策製品がホームセンターなどで販売されています。)
巣を作られないためには、普段からベランダ等の清掃や整理が大切です。巣作りが始まっていたら、速やかに除去してください。

卵やヒナを駆除する

野生鳥獣をむやみに捕獲すること(鳥類の卵の採取も含む)は鳥獣保護管理法により、原則禁止されています。寄せ付けないための工夫を行っても生活被害や農作物被害を防ぐことができず、個人で野生鳥獣等を捕獲する場合には、捕獲許可等が必要です。捕獲許可申請については、捕獲等許可のページをご覧ください。

ご自身の所有地以外でカラスやハトによる被害にお困りの場合

被害のある場所や樹木などの所有者または管理者にご相談下さい。対応方法については、所有者または管理者の判断になります。

問合せ先
被害のある場所 問合せ先
大規模な公園(みどり環境局が管理する公園)

公園緑地事務所等
詳しくは各公園への問合わせ先をご覧ください。

小規模な公園や街路樹

各区土木事務所
詳しくは各区土木事務所一覧をご覧ください。

電柱・送電線

東京電力パワーグリッド(外部サイト)(電話:0120-995-007(フリーダイヤル)  一般電話:03-6375-9803(有料))

学校敷地内の樹木 各学校
公共施設 施設の管理者
民有地 土地の所有者または管理者

このページへのお問合せ

みどり環境局公園緑地部環境活動事業課

電話:045-671-3448

電話:045-671-3448

ファクス:045-633-9171

メールアドレス:mk-yasei@city.yokohama.lg.jp

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