街路樹による良好な景観の創出・育成事業(通称:いきいき街路樹事業)
最終更新日 2023年3月22日
平成21年度から「横浜みどりアップ計画」に基づいて、街路樹(高木)のせん定頻度を上げる「いきいき街路樹事業」が始まりました。
いきいき街路樹事業とは
市民が目にする機会が多く、街並みの美観向上に寄与する街路樹を良好に育成するため、せん定などの維持管理を通常の維持管理に上乗せして実施します。また、都心臨海部については、草刈などの管理をより充実させます。
事業の位置づけ
2019年度からの「横浜みどりアップ計画[2019-2023]」には、市民とともに次世代につながる森を育む、市民が身近に農を感じる場をつくる、市民が実感できる緑や花をつくるといった内容の3つの計画の柱があります。これまでの「いきいき街路樹事業」の内容は、「横浜みどりアップ計画[2019-2023]」においても引き継がれ、市民が実感できる緑や花をつくる取組みの中の、「まちなかでの緑の創出・育成」事業の一つ(街路樹による良好な景観の創出・育成)として位置づけられています。道路局では引き続き従来の事業名(いきいき街路樹事業)を通称名として使用しています。
なお、この事業は、「横浜みどり税」の財源の一部を活用して実施しています。
事業の経緯と方針
今までの「街路樹管理事業」予算の中では、複数年に一度(市域全体を平均すると5年に1度程度)しか、高木のせん定を行う事ができない状況でした。このため、強いせん定をせざるを得ない事が多く、その結果、見苦しい樹形と景観になるだけでなく、太く育った枝を切るため樹木が傷ついて弱ってしまうことがありました。
この事業では、区ごとに選定した路線について、せん定間隔を短くすることで、樹形をととのえ、美しい並木と街並みをつくり出します。また、樹木をきめ細やかに管理できるので、より健康な樹木にする事ができます。
「横浜みどりアップ計画」と「横浜みどり税」
「横浜みどりアップ計画」や「横浜みどり税」についての詳しい説明や実績は、下記ページをご覧ください。
- 「横浜みどりアップ計画」 (環境創造局のページ)
- 「横浜みどり税」 (財政局 市税のページ)
美しい樹形をつくる取り組み
この事業では、せん定頻度を高めて樹木へのダメージ減らすと共に、計画的に美しく樹形をととのえるよう取り組んでいます。
◆取り組みの例
●せん定計画表の作成
事業の対象となった路線について、基本的なせん定計画表を作成します。
その場所の空間や周囲の状況、樹種などに合った木の大きさや形にするよう、目標樹形やせん定方法などの計画を立てます。
●説明会
実際にせん定を行う業者や担当する市の職員などを対象に、街路樹剪定士(外部サイト)指導員を講師に迎え、説明会を行っています。
せん定前(イチョウ)
●見本せん定(試し切り)
せん定作業に先立ち、せん定計画書に基づいて見本せん定(試し切り)を行い、見本樹形(樹形のサンプル)をつくります。
その後、街路樹剪定士(外部サイト) の指導のもと、見本樹形に基づいてせん定作業を行います。
また、せん定後には代表的な樹木の写真を撮影・記録して、次回せん定の際の参考にします。
1回目のせん定後(イチョウ)
数年かけて樹形をととのえていきます。
なお、樹木を小さくつくり直す必要がある場合は、強いせん定(太枝や幹を切る)場合もあります。
道路景観を美しく
さらなる道路植栽の美観向上のため、都心臨海部など一部エリアでは、草刈などの維持管理作業の充実も行っています。
事業に関する業務委託
この事業に関する業務委託を履行される業者の方は、下記のページをご覧ください。
「いきいき街路樹事業」委託関係資料