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鶴見と文学

最終更新日 2018年8月30日

図書表紙:出版社承認済み、無断転載不可

鶴見ゆかりの作家、鶴見が舞台となった作品は数多くあります。鶴見図書館の蔵書の中から、いくつかご紹介しましょう。

『闘いの構図』表紙

闘いの構図 上(外部サイト) 下(外部サイト)

青山光二 朝日新聞社(朝日文庫)1991年、新潮社(新潮文庫)1984年、 初版1979年

1925年(大正14)冬、鶴見潮田地区で実際に起きた「鶴見騒擾事件」を扱ったノンフィクション・ノベル。東京電力火力発電所建設をめぐる、土建業者間の縄張り争いから、死者を出すまでの大騒動となったこの事件、その発端から結末までを20年にわたる調査をもとに描いています。
平林たい子賞受賞(昭和55年度)


『煉瓦女工』表紙

煉瓦女工(外部サイト)

野沢富美子 第一公論社 1940年

戦時下、京浜工業地帯は日本の兵器庫と化し、潮田地区も労働者があふれ、独特の雰囲気に包まれていました。こうした中から生まれたのが、この作品です。貧困のため病苦をおして働く生活が描かれ、当時の潮田・生麦のようすが伝わってきます。


『町工場』表紙

町工場(外部サイト)
小沢清 冬芽書房 1950年

戦後、横浜・川崎地区では、工場労働者の間で職場サークルを通じての文学活動が盛んだったそうです。作者もその一人で、この作品によって認められました。 この作品集には、表題のほか、「坂」「呼吸器病」「軍服」「辻夕子」を収めています。


『舟方一詩集』表紙

舟方一詩集(外部サイト)
舟方一 飯塚書店 1958年

戦前・戦後にわたり、労働者詩人として活躍、多くの詩を残しました。ここには、処女詩「失業登録の朝」のほか、「京浜鶴見潮田風景」などが収められています。(年譜あり)


『わたしの横浜』表紙

わたしの横浜(外部サイト)
郷静子 大月書店 1982年

作者は、鶴見高等女学校卒。1973年(昭和48)芥川賞を受けた『れくいえむ(外部サイト) 』では、戦時中の母校の様子や勤労動員、空襲など、自己の体験をもとに描いています。この「わたしの横浜」は、久しぶりに母校を訪れた様子や、鶴見線車内でのインタビューなどが収められた、著者初体験というルポルタージュです。


『タイムスリップコンビナート』表紙画像

タイムスリップ・コンビナート(外部サイト)
笙野頼子 文藝春秋 1994年
文庫版(外部サイト) は1998年)

文筆業に従事しているらしい女性が、スーパージェッターかマグロかと思われる人物から電話で「海芝浦にいきませんか」と説き伏せられ、鶴見線の終点・海芝浦に向かいます。工場地帯となっている鶴見線沿線の臨海部は、著者に、この世のものともなんとも見定めのつかない空間を提供しました。94年度第111回芥川賞。


『熊の茶屋』表紙画像

熊の茶屋(外部サイト)
岩崎京子 石風社 2005年

鶴見を舞台にした小説で、岩崎京子さんの作品ははずせません。江戸時代の暮らしを詳細に記録した歴史的資料『関口日記』などを丁寧に読み解き、そこから浮かび上がる市井の人々の暮らしを描いています。 1977年に偕成社から出版された『東海道鶴見村(外部サイト) 』に短編を一つ加えて復刻。
初めは児童書として出版されただけあって、貧しいながらも懸命に生きる子どもたちの姿が、生き生きと描かれています。


『子育てまんじゅう』表紙

子育てまんじゅう(外部サイト)
岩崎京子 石風社 2005年

こちらも1979年に偕成社から出版された『鶴見十二景(外部サイト) 』の復刻です。
鶴見村に、市場村、生麦村など身近な地名が出てきて、本を片手に舞台をめぐりたくなる1冊。


『元治元年のサーカス』表紙

『元治元年のサーカス』(外部サイト)
岩崎京子 石風社 2005年

鶴見上町の一膳めし屋の看板娘、おけいが見た鶴見の人々の暮らし。生麦事件を題材にした「黒い瞳のスーザン」や初めての鉄道にわく「そこのけそこのけ蒸気車がとおる」など、江戸時代から明治に移り変わる様子が描かれています。


『建具職人の千太郎』表紙

『建具職人の千太郎』(外部サイト)
岩崎京子 くもん出版 2009年

『熊の茶屋』にも出てくる、鶴見村の建具屋に奉公に出されたおこうと千太郎姉弟の物語。
2010年の青少年読書感想文コンクール高学年の部の課題図書にもなりました。

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電話:045-502-4416

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ファクス:045-504-6635

メールアドレス:ky-libkocho02@city.yokohama.jp

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