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過去登壇者インタビュー【日本通運株式会社横浜支店で働くKさん】

平成28年に登壇いただいたKさんに、その後の仕事や生活、働き続ける「コツ」について伺いました。インタビュアーは、Kさんの支援機関である戸塚就労支援センターの鈴木支援員です。仕事帰りの時間帯でのインタビューでしたが、終始和やかな雰囲気で笑いも交えながら進み、お二人の信頼関係が感じられる、素敵な時間でした。

最終更新日 2022年4月1日

特例子会社入社を経て、現在の会社へ

鈴木さん:こんにちは。まずは、自己紹介と、今の会社に入社するまでの経過を教えてください。
Kさん:こんにちは。日本通運株式会社横浜支店(以下、日通)で経理を担当しています。今年で勤続6年目です。病気になってから現在までの、大まかな経過はこんな感じです。

今の会社に採用が決まるまで、ハローワークや障害者のための合同面接会を中心に求職活動をしていて、100社以上は受けましたね。ひとりで求職活動していてもなかなか結果が出ず、戸塚就労支援センター(以下、就労支援センター)に相談をしました。

鈴木さん:もともと、特例子会社の日通ハートフル株式会社(以下、日通ハートフル)に入社され、その後、現在の日通に籍を移されていますね。
Kさん:日通ハートフルに入社を決めたのは、採用前実習で、会社の雰囲気や仕事内容がわかって良かったからです。「ここなら続けられそうだ。ここで働きたい。」と思いました。
未経験の経理業務の募集でしたが、理系出身なので「経理で『理』が付くし、数字を扱うから何とかなるかな」と思い、応募しました。
私の現在の仕事は主に支払業務です。
日通ハートフルに入社した当初から、早く仕事に慣れて、3年以内に日通に入社することを目標にがんばりました。
入社当時は、簡単な照合作業などをしていましたが、慣れるにつれ、任される仕事が増えました。日々、ミスをしないようにしっかりと確認し、焦らずマイペースでやることを心がけました。

仕事を続ける上での、様々な変化について

鈴木さん: 5年前の登壇当時と今とでは、仕事に対する心境の変化はありますか。
Kさん:日通ハートフル入社当時は、派遣社員として、日通に派遣されて働く形態でしたが、今は、日通の契約社員として働いています。直接雇用になったことで、より同僚と近い立場になり、仲間意識が前よりも強くなったと感じます。

鈴木さん:入社当時と現在で、仕事面で何か変化はありましたか。
Kさん:かなりありました。入社当時は週5日、6時間勤務でしたが、7時間、8時間と徐々に勤務時間を延長し、今は同僚と同じようにフルタイムで働いています。
時間延長については、主治医と相談しました。主治医からは「体調を崩した場合、再度短時間に戻せるなら、勤務時間を延ばしてみても良い。」と言われ、会社もそのやり方を理解してくれました。
最初は「本当にできるのか」と不安がありましたが、「周りはフルタイムで働いているんだ。みんなと同じように働きたい。」と思い、実際に延長して、問題ないことがわかると「できるんだ」と自信に繋がりました。その後、順調にフルタイム勤務に延長することができました。
延長直後は、時計を見て「あと1時間ある」と、しんどさを感じることもありましたが、繰り返すことで、体は慣れていきました。
最近は、経理のチーム編成が見直され、自分がやっていた仕事も、少し変化が出てきました。入社当時と今とでは、仕事の内容も大分変わっています。
鈴木さん:登壇当時の5年前と今とでは、ご自身の病気への向き合い方は変わりましたか。
Kさん:私の場合は、あまり自覚症状がないのです。自分では「普通の人と変わらない」と思いますが、人によっては「病気だよね」と言われることもあります。気にし過ぎないようにしていますが、症状が出た時には上司に相談して休みをもらうなど、体調管理をしています。なるべく、仕事の途中で帰ることがないよう心がけています。

相談できる人がいること

鈴木さん:仕事を続けていると、いろんな変化があると思います。気を付けている事や、困った時にはどう解決していますか。
Kさん:人との信頼関係を築くには、ひたすら地道に行動するしかないと思います。例えば新しい上司に変わったら、その人に自分をわかってもらおう、自分も相手のことを理解しよう、話しやすい関係を築こうと心がけています。
当たり前ですが、同僚にも上司にも色々な人がいます。困ったことがあったら、就労支援センターや日通ハートフルの支援者の方にも相談して、アドバイスをもらうようにしています。
ある方から以前、「自分の上司に相談できるようにならないと」とアドバイスをされ、それからは、上司にも相談するようになりました。
初めは相談しにくかったですが、上司に話を聞いてもらえたので、「相談できるのだな」とわかり、今は落ち着いて仕事が出来ています。
話を聞いてもらうことが、自分なりの体調管理になるので、話ができる人を支援機関の方を含めて何人か、自分の場合は5人位いますが、そういう人を作るようにしています。主治医にも気軽に相談しています。
話を聞いてもらいたくて電話しても、相手が出られない場合もあるので、相談できる人は複数いるといいと思います。
鈴木さん:Kさんは、支援機関をどのように利用していますか。
Kさん:私の場合は、同性の支援者には色々と相談がしやすいです。
日通ハートフルに入社してしばらくは就労支援センターの支援者による企業訪問もありましたが、今は落ち着いて仕事ができているので、企業訪問はほとんどありません。
月1回、仕事終わりに鈴木さんと会って、報告や相談をしています。たまに、就労支援センターの余暇活動にも参加します。専門機関のジョブコーチの方も、今は職場には来ていません。
鈴木さん:確かに、仕事終わりの面談は続けていますが、企業訪問はほとんどないですね。企業訪問もしたほうが良いですか。
Kさん:そういう時は言いますので、大丈夫です(笑)。

大切な時間

鈴木さん:話は変わりますが、シンポジウム登壇後にご結婚されましたね。おめでとうございます。
Kさん:ありがとうございます。家に帰ったら話ができる人がいるのは、とても大きいです。自分のことを理解してもらえ、相手のことも理解できるようになり、家庭は癒しの場になっています。結婚して、とても良かったと思っています。うちは、夜にカフェタイムを設けているんです。お茶を飲みながら、その日あったことを互いに報告しあうのですが、良いことだけでなく、嫌なことがあったら慰めあったりします(笑)。
鈴木さん:それは素敵な習慣ですね。気分転換は、どうされていますか。
Kさん: 自分の場合は、飲み物をひたすら飲むことです。飲むとリフレッシュできます。あまり飲みたくない時にも、つい、飲んでしまいます。休みの日は、夫婦で外出したり、音楽を聴いたり。音楽はJPOPをよく聞きます。ミーハーなところもあるので、流行りの曲はおさえていますよ(笑)。

未来に向かって

鈴木さん:仕事を続ける上で、今後の目標はありますか。
Kさん:障害の有無に関係なく、健常者と同じように働きたいと思っています。今は、正社員を目指して頑張っています。
鈴木さん:最後に、これから働こうと思っている人にメッセージをお願いします。

障害があることを、あまり気にしないこと

「他の人と比べて自分は劣っている」と思わないこと。そうすれば、自分の壁を取り払うことができ、ひと皮むけた自分に変われると思います。できないことはあるかもしれませんが、それをカバーできる面も必ずあります。自分の強みを出していくことが、一番大切です。

きちんと休むこと

体調を崩しては元も子もないので、具合が悪くなったら、きちんと上司に相談して休む。そのメリハリをつけることが大事だと思います。


このページへのお問合せ

横浜市健康福祉局障害福祉保健部障害自立支援課就労支援係

電話:045-671-3992

電話:045-671-3992

ファクス:045-671-3566

メールアドレス:kf-syuurou@city.yokohama.jp

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