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応急手当Q&A

最終更新日 2019年3月13日

子どもと成人の区分について

心肺蘇生の手順について

胸骨圧迫について

AEDについて

Q
子どもと成人はどの年齢で区分するか
A

市民の救助者は子どもと成人の相違を意識することなく、1つの方法で一次救命処置を行います。ただし、医療従事者は、思春期以前(目安としてはおよそ中学生までを含む)を子どもとして成人と区分します。さらに、子どもを1歳未満の乳児と1歳以上の小児に分けて考えます。

Q
子どもと成人の一次救命処置の違いをなくした理由は
A

年齢ごと、あるいは原因ごとの理想的な一次救命処置の方法は尐しずつ異なりますが、市民がそれぞれの内容を記憶して使い分けることは難しく、また、現場で年齢や原因をただちに特定することは必ずしも容易ではありません。年齢や原因ごとの細かな違いにとらわれると一次救命処置の実施が妨げられることになります。成人の一次救命処置をそのまま小児に適応することにはデメリットもありますが、成人と子どもでの違いをなくすことによって、一次救命処置がより広く普及することのメリットが上回ると判断されました。ただし、小さな子どもに接する機会の多い職種(保育士、幼稚園・学校教諭)や保護者については、子どもに最適化した一次救命処置を習得することが望まれます。

Q
心肺蘇生における反応とは何か
A

心肺蘇生における反応とは、肩をたたく、大声で呼びかけるなどの刺激に対して目を開ける、体を動かすなど目的のある仕草が認められた場合には、反応があるとみなします。

Q
119番通報が心肺蘇生開始より優先される理由は
A

訓練を受けていない救助者は119番通報をすることにより、指令員から電話を通して助言(口頭指導)を受けることができます。また、AEDを装備し、高度な蘇生技術をもった救急隊員が一刻も早く到着するためにも、心肺蘇生の開始よりも119番通報を優先します。

Q
呼吸をみるとき、気道確保を不要とした理由は
A

心停止の判断を迅速かつ確実に行い、胸骨圧迫を開始するまでの時間を極力短縮することは非常に重要です。気道確保を不要とした理由は次のとおりです。

  • 気道確保に要する時間を省くこと
  • 気道確保ができない救助者がこの段階で心肺蘇生をあきらめないようにすること
  • 死戦期呼吸の判断に気道確保は不要なこと
  • 心停止の傷病者が気道確保のみで正常な呼吸に戻ることはまれであることです。

ただし、医療従事者は、心停止傷病者だけでなく、脳卒中などの反応がない傷病者への共通した手順として、まず気道を確保することを優先したうえで呼吸の確認を行います。

Q
見て、聴いて、感じての動作を行わない理由は
A

これまで心停止を確認するために行っていた「見て、聴いて、感じて」という一連の動作は、微かな呼吸を見逃さないための観察方法です。心停止の判断に重要な死戦期呼吸を見逃さないためには、むしろ胸と腹部を全体的に見るほうがよいと考えられ、また、自分の顔を傷病者の口元に近づけて狭い視野で観察するよりは、少し離れて観察するほうが優れていると考えられたからです。

Q
最初の人工呼吸がなくなり胸骨圧迫から心肺蘇生を開始することになった理由は
A

以前は、心停止と判断した場合、最初に人工呼吸を行っていましたが、人工呼吸は手技の習得・維持が比較的難しいものです。人工呼吸をうまく行う自信がないために心肺蘇生の開始をためらい、心肺蘇生の開始が遅れたり、心肺蘇生を開始しないということを避けるためです。

Q
胸骨圧迫の深さが約5cmになった理由は
A

以前は、胸骨圧迫の深さは少なくとも5cm以上とされていましたが、深ければ深いほど良いと思われてしまうことがあるため、適切な範囲が示された形となりました。

Q
胸骨圧迫のテンポが1分間に100回から120回になった理由は
A

以前は、胸骨圧迫のテンポは1分間に100回以上と表現されていましたが、1分間に120回を超える速さの胸骨圧迫は、圧迫が浅くなったり、圧迫解除が不十分になったりと、適切な強さでの圧迫ができずなくなるため、適切なテンポを示した形に変更となっています。

Q
胸骨圧迫を行うことで傷病者に害はないか
A

心停止傷病者へ胸骨圧迫を行うことで肋骨などが骨折することはまれではありませんが、重篤な内臓損傷は少ないのです。心肺蘇生を行わなければ救命の可能性はないので、これらの合併症はやむをえないと考えられます。

Q
胸骨圧迫に伴う疲労はどのように影響するか
A

胸骨圧迫を、強く、速く、絶え間なく続けることは大変です。疲労のために圧迫の強さが不十分になったり、圧迫の解除(胸の戻り)が不十分になってしまいます。人によっては5分から6分で胸骨圧迫を継続できなくなります。市民が胸骨圧迫のみの心肺蘇生を行うと、疲労を自覚していなくても心肺蘇生開始1分後には胸骨圧迫が浅くなり始めます。

Q
AEDがどこにあるかわからないときの対応はどうすればよいか
A

救助者が1人しかいない場合、AEDが近くにあることがわかっていれば、いったん傷病者のもとを離れてでもAEDを自分で取りに行きます。AEDがどこにあるかわからないときはAEDを探すために、時間を費やさないようにします。

Q
救助者が1人だけで応援がいない場合でも、AEDを取りに行くべきか
A

救助者が1人だけで応援がいない場合、AEDを取りに行くと心肺蘇生の開始が遅れます。傷病者の反応がないことを確認したら、ただちに119番通報をして、AEDがすぐ近くにあることがわかっていれば、自分でAEDを取りに行きます。AEDの場所がわからない、あるいは遠い場合には心肺蘇生を続けながら救急隊の到着を待ちます。

Q
公衆の面前で傷病者の胸をはだけてもよいか
A

心肺蘇生は衣服をつけたままでも可能ですが、AEDのパッドを貼るさいには、必ず傷病者の胸をはだけなければなりません。公衆の面前であっても救命のためにはやむをえませんが、できるだけ人目にさらさないような配慮が望まれます。

Q
AEDの小児用パッド、小児用モードとはどういうものか
A

機種によっては、小児用パッドが入っていたり、小児用モードがあるAEDがあります。小児用パッド、小児用モードは、電極パッドのケーブルの電気抵抗またはAED本体に組み込まれた機能により、小児に適切な除細動エネルギー量(成人の3分の1から4分の1程度)を供給できるようになっています。

Q
小学生にはすべて成人用パッドを使用することになった理由は何か
A

以前は、小児用パッド、小児用モードの使用年齢は8歳までとされていました。しかし、小学校に小児用パッドも設置した場合に、成人用パッドを使用すべき8歳以上の児童に小児用を使用してしまう可能性がありました。こうした事態を避けるため、小学生にはすべて成人用パッドを用いることなりました。

Q
成人に小児用パッドを使用してはいけないのはなぜか
A

小児用パッド、小児用モードがある場合、成人に使用してはいけません。小児用パッドを成人に対して使用すると、エネルギーが不十分となり除細動の成功率が低くなる可能性があるためです。

Q
子どもに成人用の電極パッドを使ってもよいか
A

未就学児の場合、小児用パッド、小児用モードがないときには、成人用パッドを用いて電気ショックを行ってもかまいません。ただし、子どもに成人用パッドを貼付するさいには、パッド同士が触れ合わないように注意します。

Q
小児用パッドの貼付位置は成人と同じか
A

小児用パッドの貼付位置は、胸部の前面と背面としてもよいですし、成人と同様でもかまいません。どちらにしても、パッド同士が触れ合わないように貼ります。

Q
乳児に対してAEDを使ってもよいか
A

乳児に対してもAEDの有効性は示されていますので、使ってもよいのです。小児用パッド、小児用モードを用い、それがない場合は成人用パッドを用います。

Q
電気ショックを行うとき、傷病者からどのくらい離れればよいか
A

電気ショックをするときは、自分も含めて、周囲の人が傷病者に触れていないことを必ず確認します。傷病者に触れていなければ電気ショック時に感電する危険性はありません。ショックボタンを押す人が安全を確認でき、かつ誤って傷病者に触れることのない程度に離れてましょう。

Q
AEDの電圧、電流はどの程度か
A

電気ショックに使用される電圧は1,200から2,000ボルト程度、電流は30から50アンペア程度、電気が流れる時間は1000分の1秒から100分の1秒単位程度です。

Q
AEDの音声メッセージは講習のときと同じか
A

AEDの音声メッセージはメーカーや製造年代などによって異なるため、実際に用いるときは講習の時と同じではない可能性があります。しかし、AEDの音声メッセージに従って処置を実施することには変わりありません。

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消防局警防部救急課

電話:045-334-6413

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