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AEDとは
最終更新日 2024年7月1日
AEDとは
心臓突然死は、しばしば心室細動という重症の不整脈によって引き起こされます。心室細動とは心臓の筋肉が不規則にブルブルと震え、全身に血液を送り出すポンプの役割を果たせない状態に陥る症状をいいます。このような症状に陥ると、急速に死に至る極めて危険な状態となります。その唯一の治療法は、電気ショックによる除細動です。除細動とは心室細動を取り除くことをいい、心室細動発生から除細動を行うまでの時間が1分間遅れると社会復帰の可能性は7~10%も低下します
そこで一刻も早く除細動を行うために開発されたのが、自動体外式除細動器(AutomatedExternalDefibrillator)通称AEDです。
レールダル・メディカルジャパン株式会社
日本光電工業株式会社
フィジオコントロールジャパン株式会社
AEDはコンピュータを利用した医療機器で、傷病者の心電図を自動解析し、電気ショックが必要な場合の心電図の波形を高い精度で判断します。そして電気ショックが必要な場合に限って救助者に対して音声指示を出すようになっており、それ以外の場合には電気ショックが行われないように安全性が確保されています。AEDの登場により、医師など医療専門職以外の方でも安全に除細動が行えるようになりました。
AEDの構造と機能
AEDは本体と電極パッドにより構成されています。大きさはA4サイズ程度で、重量は1.5~3kgと持ち運びも容易です。AEDが心電図を解析した結果、心室細動や心室頻拍が検知されると本体のランプが点滅し、救助者に電気ショックを行うよう音声指示が出されます。救助者はAEDの音声アドバイスに従って、電気ショックボタンを押すか、必要に応じて心肺蘇生法を行います。次の表はAEDの実物の写真によりその構造と使用手順を簡単に示したものです。
AEDなどの救急資器材の整備義務化
多くの人が集まる施設にはAEDなどの救急資器材の整備が義務化されています。(平成21年4月1日から)横浜市では一定規模以上の建物や、スポーツ施設、駅舎などにAEDなどの救急資器材を整備するよう努めることとなりました。これは、これらの施設で傷病者が発生した場合に、速やかに応急手当を行えるようにするためのものです。
AED設置義務化のお知らせ(PDF(PDF:138KB))
AEDの設置場所検索
https://www.qqzaidanmap.jp/(外部サイト)
一般財団法人日本救急医療財団ホームページ
AEDの操作手順
FR2(レールダル・メディカルジャパン株式会社)
AED-9100(日本光電工業株式会社)
LIFEPAK500(フィジオコントロールジャパン株式会社)
1.AEDを準備する
FR2準備
AED-9100準備
LIFEPAK500準備
2.電源を入れる
電源を入れる
AED-9100電源を入れる
LIFEPAK500電源を入れる
3.パッドを開封する
パッドを開封する
AED-9100パッドを開封する
LIFEPAK500パッドを開封する
4.パッドを貼る
FR2パッドを貼る
AED-9100パッドを貼る
LIFEPAK500パッドを貼る
5.コネクターを接続
FR2コネクターを接続
AED-9100コネクターを接続
LIFEPAK500コネクターを接続
6.除細動メッセージがあれば通電ボタンを押す
FR2通電ボタンを押す
AED-9100通電ボタンを押す
LIFEPAK500通電ボタンを押す
平成16年10月現在、薬事承認された自動体外式除細動器(AED)について収録
注意事項
AEDは傷病者の年齢に関係なく使用することができます。
未就学児用パッドがある場合、未就学児(小学校に上がる前の子ども)の傷病者にのみ用いることができます。
パッドを貼る位置は、パッドに描かれているイラストのとおりにしてください。
その他の手順は成人に対するAEDの用い方と同様です。未就学児用モードがある場合、未就学児用パッドと同様の対象者のみに用いることができます。
なお、この場合は、小学生~大人用のパッドを用いますが、未就学児用パッドよりも大きいのでパッドが触れ合わないよう配慮します。
未就学児用パッドや未就学児用モードの切り替えがない場合には、小学生~大人用パッドを使用してください。
小学生や中学生以上の傷病者には、小学生~大人用パッドを使用してください。未就学時用パッドは、小学生や中学生以上の傷病者では流れる電気が不足するので使用できません。
出典:「改訂6版救急蘇生法の指針2020(市民用・解説編)」
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消防局救急部救急指導課
電話:045-334-6797
電話:045-334-6797
ファクス:045-334-6710
ページID:912-206-305