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根岸森林公園トイレ

最終更新日 2025年7月11日

根岸森林公園トイレ新築工事

建物概要
名称根岸森林公園トイレ
所在地

中区根岸台1番2ほか

構造規模

木造一部鉄骨造、地上1階

延べ面積

49㎡

設計一級建築士事務所nenlin+甘粕敦彦
工期令和6年2月から令和6年12月
施工

(建築工事)株式会社タクト
(電気設備工事)京浜電設株式会社
(衛生設備工事)株式会社京浜設備工業所

施設案内根岸森林公園公式サイト|公益財団法人横浜市緑の協会(外部サイト)

設計者からのコメント

根岸森林公園の美しい丘陵地との調和を目指した公共トイレです。
横浜市公共建築100周年事業の一環として整備されました。
計画地は、中区の高台にあり、自然の丘陵を活かした広大な芝生広場が魅力です。
初めて訪れた際、起伏に富んだ地形を存分に活かし、ピクニック・散歩・凧揚げなど楽しむ人々が一体になった躍動的な風景に感銘をうけました。芝生広場の外周に整備された一周1.3kmの園路は、たくさんの人が、いつも散歩やランニングをしていました。
この公園ならではの風景に、いかに自然に接続できるかを設計の重要なきっかけとしました。
誰もが通り抜けたくなるような自然の小道を目指し、園路から滑らかにつながる動線と、それに並走する植栽帯を設けました。
快適なトイレ環境を長く維持できるように、多くの自然採光や自然換気を取り入れた計画としました。軒下のベンチは、日射を遮りながら、公園の自然を存分に感じることができる休憩スペースになります。
園内の資源を循環させるため、屋根で集めた雨水を効率的に植栽帯の潅水にすることや、建設残土を外壁の左官や、園内のむき出しになった根の保護に活用して廃棄する土の量を極力減らすなどの工夫をしました。
外構の植栽帯には、子どもたちとのワークショップで市内産の苗木を植樹しました。
完成に至るまでのプロセスを共有することで、利用者と建物や自然との距離を近づけることを大事にしました。
横浜は開港以降、日本の園芸文化を大きく発展させてきました。この計画は、小さいながら横浜の歴史を継承し、園芸文化の発信に貢献できることも期待しています。

このページへのお問合せ

建築局公共建築部営繕企画課

電話:045-671-2956

電話:045-671-2956

ファクス:045-664-5477

メールアドレス:kc-eizenkikaku@city.yokohama.lg.jp

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