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鶴⾒公会堂(天井改修)
最終更新日 2023年11月16日
鶴⾒公会堂天井改修その他⼯事
名称 | 鶴見公会堂(天井改修) |
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所在地 | 鶴見区豊岡町2番1号 |
構造規模 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
延べ面積 | 約13,727㎡(公会堂:約2,462㎡) |
設計 | 株式会社シグマ建築企画 |
工期 | 令和4年4月27日~令和5年3月31日 |
施工 | (建築工事)株式会社大勝 (電気設備工事)株式会社横山電気工業 (空調設備工事)興信工業株式会社 |
内観
内観
内観
内観
内観
内観
天井内部
天井内部
設計者からのコメント
公会堂のホールの天井耐震改修として、音響上の機能や既存の演出、意匠性を維持しながら耐震性を向上させる「準構造化」を行いました。
当該施設の天井は、下地を天井裏のキャットウォークに溶接固定され、フトコロもほとんどない状態であったため、同キャットウォークにブレースを追加して補強し、新たな天井材は直接ボルト固定(吊り材なし)する方法を選択しました。
コストを抑えるため、既存の天井に設置されている設備機器の位置は変更せず、音響は現状維持とし、既存の天井形状を変更しない設計としました。曲面天井GRCをFGボードへ変更、天井化粧の金属パーツを不燃木にて再現する等の軽量化や、音響測定に基づいた仕上材の選定、音響設備の位置変更を行っています。
元の形状に戻すといえば簡単なように考えられますが、複雑な形状であることや、既存の竣工精度や竣工図とのくい違い等、施工には難しい調整が必要になります。建築工事業者は、精密な調査を行い3Dによる施工図を作成、すべてボルト接合とする等、労力と技術力を要する施工をして頂きました。完成した天井を見上げても、その部分が見えないことは残念です。
天井の耐震化に加え、座席や内装、音響設備の更新も行っており、以前より安心で快適な空間で、クリアな音楽や演奏を楽しめるホールへと改修が行われたと思っております。
実際に工事を進めないと見えない部分も多く、調整が必要な部分も多々ありましたが、市担当の方々や工事関係者の方々の柔軟で迅速な対応により、遅れもなく無事に完了することができました。改めて感謝申し上げます。
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