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新井中学校武道場
最終更新日 2023年7月27日
新井中学校武道場増築その他工事
名称 | 新井中学校武道場 |
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所在地 | 保土ケ谷区新井町43 番地7 |
構造規模 | 木造 |
延べ面積 | 約388㎡ |
設計 | 株式会社田村設計室 |
工期 | 令和4年5月11日~令和5年3月3日 |
施工 | (建築工事)明誠建設株式会社 (電気設備工事)株式会社前出電設 (衛生設備工事)株式会社今野設備 |
外観
俯瞰
玄関ホール
廊下
道場
道場
更衣室
トイレ
設計者からのコメント
明治初期に建設された日本の学校建築は老朽化に加え、大正末期から昭和初期における相次ぐ災害による被害によって、その構造は木造から鉄筋コンクリート造へと大きく変化していった。ところが昨今、地球温暖化に起因する木材利用促進の気運が高まるにつれ、公共建築においても木造または木材利用の案件も増えつつある。ただそこに必ず立ちはだかるのが法規制、コスト、構造・施工方法等の問題である。本案件においては解釈が難解な法規制は所定の措置を施すことでクリア、木材が高騰する中、一般流通無垢材を全ネジボルトと樹脂で繋ぎ込む(拡張樹脂アンカー工法)ことでコストを抑えた長尺材、大断面材が短期に調達できたこと、またこの工法採用により経験のない大工さんでも施工が可能であったこと等々により、コストを抑えた大規模木造建築を実現する事が出来た。武道場内に入ると感ずる木の香りは主要杉部材:天竜川流域静岡県産材、腰板:神奈川県産材によるものである。
また空調設備を設けていない本建物は一般断熱材のほか、屋根、外壁に空気層を設けており、より効率的な断熱効果により利用者には配慮するとともに、省エネにも貢献している。無垢木材と市販内外装材により『現代和』を表現した武道場を実現する事が出来た。
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