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令和5年度:瀬谷区美術協会(10月31日実施)

最終更新日 2024年3月11日

瀬谷区美術協会

日時、場所

令和5年10月31日(火曜日)13時30分~15時、あじさいプラザ(瀬谷区瀬谷)

出席者

瀬谷区美術協会の皆さん
植木区長、𠮷原区政推進課長

瀬谷区美術協会の皆さんと区長と区政推進課長の写真

団体のプロフィール

現在の瀬谷区美術協会の前身は、平成11年に発足された瀬谷区美術展実行委員会である。瀬谷区が主催していた瀬谷区美術展を、第4回から瀬谷区美術展実行委員会が引き継ぎ、令和5年には第26回瀬谷区美術展を開催した。
令和4年に瀬谷区民文化センターあじさいプラザが開館したことに伴い瀬谷区美術協会へと生まれ変わった。瀬谷区美術展の継続開催の他にあじさいプラザ開館時に「あじさいプラザ開館記念展」、令和5年には主に瀬谷区の小学生の作品を展示する「第1回瀬谷っ子展」を開催するなど、地域美術のさらなる発展のため芸術文化の推進に尽力している。

主な内容

令和5年10月31日から11月6日まで開催された「第1回瀬谷っ子展」を見学した後、瀬谷区美術協会の皆さんに活動についてお話を伺いました。

瀬谷っ子展の開催について

夏に行われている瀬谷区美術展の中で、以前は小学生の作品も展示していました。しかし、会場があじさいプラザに変わったタイミングで、展示スペースの都合などもあり、瀬谷区美術展は中学生以上の作品を対象とした展覧会となりました。それでも「子どもの絵の展覧会を開催したい」という思いはあり、周りの方からもご要望をいただいたことで開催を決意し、紆余曲折はありましたがどうにか第1回瀬谷っ子展の開催にこぎつけました。
作品を集めるにあたっては、小学校の校長会で説明をしたり書類をお渡ししたり、タウンニュースで取り上げてもらったりしました。
最初に企画についてお話しした際、小学校の先生や保護者の方の中に展覧会の具体的なイメージを持たれた方はほとんどおらず、『学校等の掲示板に絵が掲示される』というようなイメージをお持ちだったように思いますが、今回の第1回展をご覧いただき、子どもの絵も一枚の作品として取り扱う展覧会であることがおわかりいただけたら嬉しいです。子ども達にとって発表する場があること、そして「あなたたちが作品を作った時に、大人はそれをちゃんと飾るんだよ。」と形にして見せることができるこの瀬谷っ子展が開催できたことは、大変意義があると感じています。今回の経験や反省点を基に、これからの発展のさせ方を検討し、作品が展示されることをより一層誇りに思ってもらえるような展覧会に育てていきたいと考えています。

子どもと美術について

小学生の時は、絵を描いたりものを創り出すことで創造力がどんどん豊かになっていく、何でも吸収しやすい時期です。ただ、子ども達がもっている内面的なものや言いたいことを作品として引っ張り出せるような授業を、自信をもってできていないことに悩んでいる学校の先生もいらっしゃるようです。そこで、地域美術を発展させることで、子ども達にものを創り出す力をつけてもらう応援がしたいと思いながら活動しています。子ども達は、大人に褒められると「これでいいんだ」と自信をもつことができ、絵を描くことの楽しさがわかってきます。子ども達に美術を身近に感じてもらいたいと思うとともに、ご家族で瀬谷っ子展に足を運んでいただき、皆さんでお子さまの作品を含む様々な美術に触れるいい機会となることを願っています。

瀬谷区美術展の展望

瀬谷っ子展も瀬谷区美術展も賞がありません。賞を与えることは評価を与えることですが、瀬谷区美術展は「面白いことをしたい」「こんなものを出展してみたい」という人々の作品を受け入れる開かれた場所でありたいのです。自分が楽しかったりみんなで面白さを共有したりすることが、創る楽しみを知り、周りに見てもらう楽しさを知り、次のステップへの励みになると信じているからです。あえて賞は出さず、絵を描いた人や写真を撮った人の感性を尊重し、様々な作品を展示することで美術展としての広まりが出てきます。今後も、あじさいプラザと協力してもっともっと新しいことにチャレンジできる場にしていきたいと思っています。

瀬谷区における今後の美術の発展について

瀬谷区美術協会の活動を通じて、瀬谷区を文化芸術の豊かな区にしていきたいと思っています。
現在、日本全体で少子高齢化が進んでいますが、美術団体や美術展においても例外ではありません。そんな中でも、私たちは瀬谷区の文化活動の裾野を広げていけたらと思い活動しています。
近年は、新たなアートの形が増えてきています。例えば、パソコンを使ってCGで表現する方もいます。その作品を展示する場合、プリントアウトがいいのか、モニター越しの投影がいいのか、はたまた機材は誰が準備するのかといったところまで、私たちもまだまだ模索していかなければなりません。
また、私たちは全員ボランティアとして活動しており、広報担当者がいるわけではないので、全員がそれぞれ宣伝塔となって広報に取り組んでいます。そこで、広報部分については、ぜひ行政とタッグを組ませていただけないかと思っています。また、あじさいプラザとも協力して開催中のイベントがわかるような工夫をしていきたいです。
時代とともに変化するアートとそのアートを展示できるイベントを、私たち瀬谷区美術協会とあじさいプラザとが協力し行政のバックアップも受けながら、より一層充実させていきたいと考えています。

活動内容を伺って(区長から)

本日はありがとうございました。子ども達の絵は、同じテーマでも決して同じような絵にはならない面白さがあり、個性を感じました。特に低学年のみなさんの絵を見ると、絵具と遊んでいるという表現がぴったりで、きっと手を絵具でベタベタにしながら楽しく一生懸命に描いたのだろうなと微笑ましく拝見いたしました。
実は私は、自分でテーマを決めて絵を描くということが苦手だったのですが、みなさまのお話を伺って、好きなことを描いて、その描いたものに後でテーマを付ければ良かったのだと、今になってわかりました。
大人になってから美術の門をたたくことも、小さい頃から自分の表現の一つとして美術という手段を持てることも、そして自分の表現を発表する場があるということも、全てが美術の楽しさであると思いますので、きっかけづくりや場づくりに、今後ともお力をお借りしたいと思います。区役所も、あじさいプラザと協力して「どんなことをやっているのか」「何を楽しめるのか」をわかりやすく伝えられる工夫などを考えてまいります。引き続き、瀬谷区内における芸術文化活動の発展に向けてご協力をお願いいたします。

このページへのお問合せ

瀬谷区総務部区政推進課広報相談係

電話:045-367-5636

電話:045-367-5636

ファクス:045-365-1170

メールアドレス:se-kusei@city.yokohama.jp

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