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令和2年度:2030 SDGs探訪の会(12月11日実施)

最終更新日 2020年12月16日

2030 SDGs探訪の会

日時、場所

令和2年12月11日(金曜日)10時30分~11時30分、炭焼きの窯場(瀬谷区阿久和南)

出席者

「2030 SDGs探訪の会」の皆さん
森区長、八子区政推進課長、事務局

2030SDGs探訪の会の皆さん

グループのプロフィール

2016年12月、SDGs推進本部によりSDGs実施指針が示されました。これを機に、和泉川流域の樹林や水辺の保全・再生活動を行う愛護会を始め、自然環境を軸に多様な分野で活動に取り組むNPO法人等(10団体)が結束し、2018年に「2030 SDGs探訪の会」が発足しました。水・緑・生き物が共存する自然環境の保全・再生の実践活動に取り組む中で、得られた知識・経験・情報・示唆などを利活用し、瀬谷の自然環境を未来に継続していくための活動をしています。

主な内容

「2030 SDGs探訪の会」のメンバーの方々から、それぞれ所属する団体の活動についてご説明いただきました。

楽竹会の活動について

楽竹会は、荒廃竹林を綺麗かつ生産性の高い竹林にするために、荒廃竹林整備に取り組んでいます。また、小中学校に対し、竹細工の実験などの環境学習支援もしています。小中学校では竹トンボや竹笛を作る指導をしており、学校側から自分たちがやりたいことを提案していただき、そのお手伝いをしています。楽竹会はあくまでもお手伝いで、小中学生に自主的に勉強を促しています。

ホタルの里山づくりの活動について

以前、「宮沢・蟹沢特別緑地保全地区を育てる会」で清掃活動していた際に、緑地保全地区の近くに湧き水があり、この綺麗な湧き水を守ろうということで、「ホタルの里山づくり実行委員会」が発足しました。その際に、「ヨコハマ市民まち普請事業」に応募し、その資金を基にして、ホタルの里山の整備をしました。それから10年間は資金がなく、皆さんボランティアで参加しています。すぐにホタルの巣が発生するかと思いきや、残念ながらそういうことはありません。もうかれこれ10年間ボランティアをしています。その間にも、横浜市からの助成を受けて、危険樹木の伐採などもしました。

宮沢の森愛護会、和泉川・東山の水辺愛護会の活動について

横浜市から委託を受けて活動しています。和泉川沿いの「東山の水辺」と「東山ふれあい樹林」、「宮沢ふれあい樹林」の管理をしています。平成6年から発足しており、もう25年以上長く続いている理由は、近隣住民の方々の理解です。夏の水辺の草刈りや、冬の森の落ち葉清掃についても、近隣住民の方々が文句ひとつも言わない環境が、長く続けられる要因の一つと考えます。「みどりの愛護功労者」として国土交通大臣賞を受賞することができ、とても励みにもなりますが、なにより近隣の方々が自分たちの活動に気づいてくださることが原動力となっています。周りの方に好かれながら、瀬谷区に残っている自然環境、とりわけ住宅地に残っている自然環境をこれからも守っていきたいと思います。

活動を通して感じていること①

定年退職後の糧として、たくさんの方が色々な活動にチャレンジしていますが、ここにきて、順調にいかないことがあります。その一つとして、楽竹会の中の「竹琴太鼓」のボランティア活動が、600回目の演奏を機に、老齢化とコロナ禍の影響で終了しました。それが本当に残念でしたが、楽竹会として出来ることをこれからも考え、実践していきます。

活動を通して感じていること②

最近、リモートワークが増え、郊外部である瀬谷区の魅力が高まっていると感じます。リモートワークでPCを使い続けると目が疲れてきたり体がだるくなってきたりしますが、そんなときに緑のある空間を散歩するのは大事だと考えます。今後、そのような人が増えてくるのであれば、国際園芸博覧会後に造られる広大な広場を、管理が整った公園にしていただけると、瀬谷区の魅力が更に高まると思います。SDGs(持続可能な開発目標)の中にも「⑪住み続けられるまちづくりを」と「⑮陸の豊かさも守ろう」とありますが、これらを瀬谷区で進めていくことが大事だと思います。私たち活動者も老齢化が進み、後継者を育てていくことが課題となっています。高校生や大学生を対象としたワークショップ等を区役所に主催してもらい、この先の未来を担っていく若者たちに、10年後の未来を自分たちで考えるような機会があると良いと思います。

区長から

本日はどうもありがとうございました。貴重なお話をお伺いできて、大変良かったと思います。楽竹会の皆さん、宮沢の森愛護会・水辺愛護会の皆さん、ホタルの里山づくり実行委員会の皆さんのいずれも色々な活動で、瀬谷区を良くするため活動していただき、本当に感謝しています。それぞれの活動が瀬谷区にとって宝だと思いますし、皆さんご自身も活動を通して、元気になられているのかなと感じています。今年はコロナ禍で大変な思いをされている方や家に閉じこもりがちな高齢の方が多い中で、皆さんを見ていると、別世界で活動されているようなお元気さが見受けられます。瀬谷区のためだけでなく、皆さんご自身のためにもこうした活動はぜひ続けていただければと思います。
いくつかご指摘いただいたように、瀬谷区は自然豊かな素晴らしい区です。この区のイメージをさらに印象づけるために、2027年に国際園芸博覧会を開催することとしています。国際園芸博覧会前もその後も含めて、瀬谷区らしい自然環境と調和した素晴らしいまちをつくっていきたいと思います。我々行政も、皆さんの色々なご提案やご意見を勉強させていただいて、国際園芸博覧会やその後のまちづくりに活用していきたいと思います。
本日、皆さんの活動場所でお話をうかがえたのは、本当に良かったと思います。会議室でお話をうかがうより、随分と開放感があり、皆さんも自由にお話できたと思います。本当にありがとうございました。

このページへのお問合せ

瀬谷区総務部区政推進課広報相談係

電話:045-367-5636

電話:045-367-5636

ファクス:045-365-1170

メールアドレス:se-kusei@city.yokohama.jp

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