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令和元年度:瀬谷のらねこへらし隊(11月25日実施)

最終更新日 2019年12月25日

瀬谷のらねこへらし隊

日時、場所

令和元年11月25日(月曜日)9時30分~11時、区役所3階特別会議室

出席者

瀬谷のらねこへらし隊のみなさん

瀬谷のらねこへらし隊の皆さん

グループのプロフィール

 グループ結成のきっかけは、現在の代表が2018年秋からのら猫との関わりを始めたこと。SNSで情報を得るうちに、他地域ののら猫を減らす会と知り合い、団体を立ち上げるように勧められ、2019年に発足。
 地域住民とのら猫がうまく共生していける地域猫活動につなげていくことを目標としている。

主な内容

活動の概要について

 瀬谷のらねこへらし隊が発足したのは今年の4月。会員は現在15名、賛助会員が10名です。瀬谷のらねこへらし隊の活動は単に猫の愛護活動ではなく、のら猫トラブルを地域の環境問題として捉え、住民主体でののら猫を減らす取組をサポートしています。一般的には地域猫活動といわれますが、活動と言うより地域猫への対策と考えていただくと理解しやすいかと思います。

TNR(不妊去勢手術)活動について

 第一にのら猫の個体数の増加を防ぐこと、そのためにのら猫に不妊去勢手術を実施して元の場所で一代限りの生を全うさせる、いわゆるTNR活動が欠かせません。その後、手術した猫たちの見守りとお世話、適正な餌やりをしています。見守りの必要性については、外部から入ってきた流入猫を見つけるためです。耳カットしていない(手術していない)猫が来たことを行政や我々に連絡をくだされば、捕獲をして、手術をした後リリースしていく取組をしています。
 TNR活動をしただけでは猫は減らず、見守りをしないと猫は再び増加していきます。我々だけで瀬谷区全体を見守れるわけではないので、地域での見守りが必要であり、地域の方々の参加が必要です。

猫の捕獲作業について

 まず行政からのら猫捕獲の依頼がくると、我々が現地に行って調査をします。どこに猫がいるのか、捕獲器をどこに置いたらいいのか、住民の方に会って直接お話も聞きます。一番やってはいけないことは飼い猫を誤って手術してしまうことです。後々トラブルにつながるため、チラシを配り、事前周知をしています。
 捕獲作業は夜間や早朝が多く、すべて猫の都合に合わせています。夜間は一人では捕獲しないなど、会員の安全面には十分に配慮しています。
 捕獲された猫は落ち着かせるためにタオルでくるんであげ、翌日動物病院に持ち込み、手術をしてもらいます。

子猫について

 捕獲された猫の中でも、病気や事故にあった猫や子猫はリリースすることが出来ません。子猫は里親がつきやすいので、出来るだけ子猫は保護してあげたいと考え、治療や健康チェックもしています。
 子猫であればネットに載せたり、譲渡会を行えば、里親が見つかります。のら猫の寿命は3~5年といわれていますが、飼い猫になると3~5倍寿命が伸びるので、私たちも必死で捕まえています。育ってしまうと譲渡会でも里親が見つからないことが多く、なるべく子猫のうちに捕まえたいと思っています。しかし子猫はすばしっこいので捕獲が大変です。
 譲渡された猫は譲渡先の方が適正な飼育を出来ているかという確認やフォローもしています。

今後の活動について

 捕獲や保護をした猫には治療費や餌代などが掛かります、街頭募金を行い我々で工面していますが、それだけでは足りません。
 行政からの地域猫活動を町内会単位でしていこうという働きかけを受け、いくつかの町内会とは一緒に地域猫活動をしています。餌やりさんと町内会の方と協力して活動することで町内会も仲良くなるという良い循環を生み出しています。
 また、猫を嫌いな方に対してどのような配慮が出来るのかということも考えています。猫が好きな方も嫌いな方も地域で快適に暮らしてただけるにはどうしたらいいのか、折り合いをつけて動物と共生していくにはどうしたらいいのかということを考えるのも我々の課題だと感じています。

区長から

 今回色々なお話をお聞きして、大変勉強になりました。地域猫問題について、具体的にどのようなことが大変なのかということを知ることが出来て良かったです。
 災害時のペット同行の避難所についてですが、地震の場合と風水害の場合でも状況が違います。先日の大雨ですと、体育館に大勢の人が避難するのでペットが好きでない方、アレルギーの方もいらっしゃいます。そのため一緒の避難場所というのは難しいですが、どうするかということは検討していく必要があると思います。ペットが家にいるから避難できない方がいるという状況は避けたいと考えています。
 活動にあたっては、横浜市の動物適正飼育推進員という区の制度よりも上の制度を利用するのは一つの手段だと考えています。またのらねこへらし隊の活動を広報していくことで周知を図ることも行政の仕事だと考えています。
 資金面の支援については、既存の制度の中で最大限やるべきだと考えます。皆さんの善意だけに頼る行政はよくないと考えています。行政としても皆様の活動を応援してきますのでぜひ引き続き頑張っていただければと思います。ありがとうございました。

このページへのお問合せ

瀬谷区総務部区政推進課広報相談係

電話:045-367-5636

電話:045-367-5636

ファクス:045-365-1170

メールアドレス:se-kusei@city.yokohama.jp

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