閉じる

ここから本文です。

【テーマ2】道路・交通

最終更新日 2018年10月16日

目標:利便性と安全性の高い道路・交通体系の整備

道路・交通の方針図(画像:104KB)
図III-1-2 道路・交通の方針図


方針1 幹線道路地区幹線道路及び自動車専用道路の整備による道路ネットワークの形成

◆背景

  • 区の骨格道路である環状4号線は、通過交通と鉄道駅へのアクセスの交通量が道路容量を大幅に上回っていることから、交通渋滞が慢性化しています。
  • 環状4号線及び横浜鎌倉線の拡幅整備、桂町戸塚遠藤線の整備が進みつつありますが、その他の幹線道路の整備には遅れが目立ちます。

具体的な取り組み

2-1-1 幹線道路・地区幹線道路の整備

横浜市の道路計画「3環状10放射道路」を主とした幹線道路や地区幹線道路の整備を促進し、円滑な道路交通ネットワークを実現することにより、交通渋滞の解消及び利便性の向上を目指します。

□環状4号線(全線:36,550m 栄区:8,500m)
事業中の鎌倉市境から本郷小前交差点までの4車線化について、早期完成に向けて整備を進めます。引き続き、本郷小前から神奈中車庫前交差点までの区間の4車線化について、拡幅の具体化に向けて調整するとともに、神奈中車庫前から上郷交差点までの道路改良を検討します。
□環状3号線(全線:28,170m 栄区:1,740m)
現在、磯子区の国道16号から長沼町の大船停車場矢部線までの約8.7kmが開通しています。栄区内の区間はほぼ完成し、今後は区境の柏尾川から戸塚区の国道1号までの区間について、早期完成に向けて整備を進めます。
□横浜鎌倉線(全線:12,640m 栄区:1,250m)
事業中の鍛冶ケ谷地区の4車線化について、平成16年度完成を目指し整備を進めます。
また、桂町地区(新設部)についても環状4号線への早期接続を目指して進めます。
□上郷公田線(全線:3,170m 栄区:3,170m)
環状4号線神戸橋交差点と桂町交差点をむすび、環状4号線の渋滞緩和や区南部から本郷台駅方面への交通利便性の向上するとともに、横浜環状南線「(仮称)公田インターチェンジ」へ連絡機能を持つ路線です。大部分が横浜環状南線の上部を利用することから、横浜環状南線と一体的な整備を進めますが、西ヶ谷団地入口交差点から桂台第四公園付近までの約1.2kmについては、本市初の試みとして、住民参加により基本計画案を検討します。
□横浜藤沢線(全線:7,330m 栄区:3,150m)
横浜環状南線と横浜湘南道路に連絡する幹線道路として、現在、上永谷地区、上永谷舞岡地区、田谷小雀地区で事業中です。事業中の地区の進ちょく状況や自動車専用道路の整備状況を踏まえ、栄区内の残りの区間について事業化に向けて調整します。
□舞岡上郷線(全線:5,970m 栄区:720m)
港南区境の環状3号線から環状4号線の神奈中車庫前交差点まで、2車線の暫定供用となっていますが、区南東部から港南台駅に向かう主要なルートとなっているため、4車線化に向けて調整します。
□桂町戸塚遠藤線(全線:10,240m 栄区:2,500m)
環状3号線小菅ケ谷の交差部から横浜藤沢線本郷台交差部の区間について、平成17年度の完成を目指して整備を進めます。
□下永谷大船線(全線:7,470m 栄区:3,110m)
港南区下永谷と大船を連絡する道路で、横浜環状南線の整備にあわせて、一部事業化を進めます。
□地区幹線道路
田谷線(戸塚大船線の一部を含む)(全長670m、栄区670m)については、平成16年度より事業化しました。また、戸塚大船線などの整備については、接続する幹線道路や自動車専用道路(横浜環状南線、横浜湘南道路)の整備にあわせて事業化をはかります。

2-1-2 自動車専用道路(横浜環状南線・横浜湘南道路)の整備

横浜環状南線及び横浜湘南道路は、横浜市郊外部の交通利便性を向上し、市中心部への交通集中を緩和することにより市域のバランスある発展に寄与するとともに、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の一部として広域道路ネットワークを形成する自動車専用道路です。

環状4号線の通過交通の分散や、栄インターチェンジ・ジャンクション、公田インターチェンジ整備による栄区から各方面へのアクセス向上などの効果が見込まれるため、早期完成に向けて整備を進めます。整備にあたっては、遮音壁や低騒音舗装などによる騒音の緩和や、環境施設帯の設置、トンネル換気所への集じん装置の設置など、周辺環境に配慮した取り組みを行います。

2-1-3 渋滞交差点等の改良

地域の円滑な交通確保のためには、交差点におけるスムーズな通行の確保が重要です。特に環状4号線の笠間十字路においては、複数の道路が一か所に集まる現在の構造が渋滞の大きな要因となっているため、横浜環状南線の整備にあわせ交差点改良を実施します。

また、右折車の滞留が渋滞の要因となっている交差点等について、右折レーンの設置などにより改良を進めます。

方針2 バスの利便性の向上

◆背景

  • 環状4号線などの交通渋滞が、区民の主要な移動手段であるバスの定時運行の大きな支障となっています。
  • 区民から、地域ニーズにあったより身近なバス路線の新設要望があるとともに、バス事業者に路線の再編構想があるなど、区全体のバス路線のあり方について考えなくてはならない時期にきています。また、本郷台駅は公共公益施設が集積する区の中心ですが、バス路線の乗り入れ本数が少なく、駅周辺までバスを乗り継がなければならない地区も数多くあります。
  • 渋滞解消のためには、バスの利便性向上とともに、自家用車からバスへの転換促進も重要な課題となっています。

具体的な取り組み

2-2-1 「最寄り駅まで15分の交通体系」の実現とバスの定時性向上

幹線道路・地区幹線道路の整備を進め、「最寄り駅まで15分の交通体系」の実現をはかります。

また、バスの定時性向上をはかるため、環状4号線の拡幅整備等にあわせ、バス優先レーンの設置や公共車両優先システム(PTPS)の導入を検討します。

2-2-2 小型バス等による住宅地内への路線新設とバス路線再編の検討

区内は坂道が多いことから、高齢者などの移動を容易にする日常的な交通手段を確保する必要がある地区について、小型バス等を住宅街内に走らせるなど、きめ細かいバス路線の新設に向けて調整をはかります。

また、公共公益施設を循環する路線や、上郷公田線の整備にあわせた各地区から本郷台駅への路線など、だれもが利用しやすいバス路線の再編を検討します。

2-2-3 自家用車からバスへの転換の促進

バスの定時運行と路線の再編等により、利用しやすいバス交通体系を整備することで、公共交通の利用促進を図り、自家用車からバス交通への転換を働きかけていきます。

方針3 安全快適な歩行者空間の整備

◆背景

  • 環状4号線を始めとして、幹線道路の未整備区間では歩道が非常に狭く、歩行者が安心して通行しにくい状況となっています。
  • 区内を歩いて巡ることができる安全快適な歩行者空間の整備が望まれています。

具体的な取り組み

2-3-1 幹線道路・地区幹線道路の整備等による歩行者空間の確保

安全で快適な歩行者空間を確保する観点から、幹線道路・地区幹線道路の整備にあわせて、歩道等を整備するとともに、既存の歩道についても電柱の移設などにより改良をはかります。

2-3-2 「あんしん歩行エリア」等による安全快適な歩行者空間の創出

人通りが多く交通事故の危険度が高い駅周辺や住宅地について、「あんしん歩行エリア」に指定し、歩行空間の整備、信号機等の整備、交差点の改良、歩行者優先ゾーンの形成等、総合的な対策を行うことなどにより、安全快適な歩行者空間の創出を目指します。

方針4 交通結節点の機能強化

◆背景

  • 区内には、鉄道、バス等の公共交通機関の結節点として、本郷台駅と大船駅があります。
  • 本郷台駅周辺には公共公益施設等が集積し、区心を形成していることから、区内各地域からのアクセスの強化が求められています。
  • 大船駅では、北口改札口等の整備が進められており、地域拠点にふさわしいまちづくりを推進する必要があります。

具体的な取り組み

2-4-1 区心としての本郷台駅周辺の整備

上郷公田線の整備にあわせ、区内各地域から本郷台駅へ向かうバス路線を充実するとともに、交通の円滑化及び利便性の向上をはかるため、ターミナルとしての機能強化をはかります。

2-4-2 地域拠点としての大船駅周辺の整備

駅の利便性の向上や駅周辺の一体性・回遊性の確保などをはかるため、既存の自由通路や駅舎の拡張整備、北口及び北側自由通路など、駅機能の強化充実を目指します。このうち、北口改札口については事業着手しており、平成18年度早期の供用開始を目指し整備を進めます。また、周辺の開発動向をふまえつつ、市街地再開発事業等の手法により、高度利用をはかりながら、バスターミナルや駐輪場の改良整備をはかります。

このページへのお問合せ

栄区総務部区政推進課

電話:045-894-8161

電話:045-894-8161

ファクス:045-894-9127

メールアドレス:sa-kusei@city.yokohama.jp

前のページに戻る

ページID:272-076-242

  • LINE
  • Twitter
  • YouTube