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給水のしくみ

最終更新日 2025年8月26日

給水のしくみには、水圧を利用して給水する「直結式」と一旦受水槽に貯めてから給水する「受水槽式」があります。水道局では「直結式」を推奨していますが、給水方式を決める際の参考に、それぞれの特徴・注意点をお知らせします。

給水方式の特徴と注意点(詳細はページ下部へ)
  直結式※ 受水槽式
特徴
  • 浄水場で処理した水をそのまま給水
  • 直結直圧式は増圧ポンプ不要
  • 直結増圧式は受水槽式より省エネ(電気代も削減)
  • 断水時の一時的な水の確保(通常の使い方で半日分)
注意点
  • 災害、断水時に水道が使えない
  • 建物規模や、業種(有毒薬品を使用する工場など)により導入できない場合がある
  • 停電時やポンプ故障時は、受水槽から先の各戸では水道が使えない
  • 災害時に飲料水として使用する際は、残留塩素の確認が必要
  • 定期的な清掃や管理状況の報告・検査が必要
  • 受水槽・ポンプ設備等の設置スペースの確保が必要

※直結式には、配水管の水圧で蛇口から水を出す「直結直圧式」と、増圧ポンプで配水管の水圧を増加(増圧)させることで、直結直圧式給水では届かない中高層階まで給水する「直結増圧式」があります。

直結直圧式

戸建住宅はこの方式です。一定の要件を満たしている場合、中層階の建物でも直結直圧式で給水できます。

特徴

  • 浄水場で処理され、安全性が確認された水が直接給水されます。
  • 配水管の水圧で直接給水するため、増圧ポンプの設備が不要です。

注意点

  • 水を貯められないので、災害時や断水時には水道が使えないおそれがあります。

給水水圧調査依頼について

3階建て以上の直結直圧式給水を希望される場合は、事前に水道局給水工事受付センターへ、給水水圧調査依頼書を提出し、給水分岐予定場所が給水水圧0.25メガパスカル以上区域に該当するか等の調査が必要となります。

直結直圧給水の適用範囲

給水水圧調査で判明した水圧が0.25メガパスカル以上区域に該当する場合は0.25メガパスカルで、0.25メガパスカル未満の場合はその水圧で、水理計算を行い給水可能な場合は直結直圧式給水が可能です。

直結増圧式

中高層の建物は、一定の要件を満たしている場合、増圧ポンプを設置することで直接給水できます。

特徴

  • 浄水場で処理され、安全性が確認された水が直接給水されます。
  • 配水管の水圧を有効利用することで、受水槽式より少ない電力で給水が可能となり、省エネルギーが推進できます(電気代も削減)。

注意点

  • 水を貯められないので、災害時や断水時には水道が使えないおそれがあります。
  • 使用水量に上限があるため、建物規模により導入できない場合があります(引込管口径75ミリメートル以下かつ、計画同時使用水量の上限が1時間当たり40立方メートル(1分当たり666リットルまで)で給水可能な規模まで)。

費用負担等

  • 増圧ポンプ設置の工事費、維持管理費及び配水管への接続工事は設置者負担になります。
  • 増圧給水設備の機能を適正に保つため、専門的技術をもった製造業者による年1回の定期点検が必要となります。

増圧給水設備の仕様

水道用直結加圧形ポンプユニット

日本水道協会(JWWA B130)規格品又は同規格品と同等以上の製品

水道用減圧式逆流防止器

日本水道協会(JWWA B134)規格品又は同規格品と同等以上の製品

受水槽式

水道水をいったん水槽に入れ、この水をポンプで直接給水したり、屋上などに設けた高置水槽に送り、給水する方式です。
また、受水槽式には、断水時に水を確保するストック機能があります。
なお、受水槽は毎年1回以上定期に、点検・清掃などの維持管理を設置者又は管理者にしていただくことになっています。
※受水槽の点検・清掃などの維持管理については各区福祉保健センター環境衛生係までご相談ください。
~受水槽をご利用のお客さまへ~直結式給水への切替のお勧め(PDF:1,714KB)

特徴

  • 水槽に水を貯められるので、断水時にも一時的に水を確保できます。ただし、通常の使用では半日分の水量となります(受水槽の容量は1日で使用する水量の10分の4から10分の6程度、高置水槽の容量は10分の1程度)。

注意点

  • 停電時やポンプ故障の場合、受水槽から先の各戸へは給水できません。
  • 受水槽の水は災害時に有効活用できますが、飲料水として使用する際は残留塩素の確認が必要です。
  • 受水槽の定期的な清掃及び、管理状況の報告・検査など、適切な維持管理が必要です。清掃を行わないと、受水槽内の水質が悪化するおそれがあります。
  • 受水槽・ポンプ設備等の設置スペースの確保や定期的な保守管理が必要です。

問合せ先

給水方式の詳細につきましては、下記の連絡先までお問い合わせください。
給水工事受付センター
電話:045-489-3085

水道に関するお問合せは、水道局お客さまサービスセンターへ

水道局お客さまサービスセンター

電話:045-847-6262 ファクス:045-848-4281
※おかけ間違いのないようご注意ください

このページへのお問合せ

水道局給水サービス部給水維持課

電話:045-671-3069

電話:045-671-3069

ファクス:045-212-1167

メールアドレス:su-kyusuiiji@city.yokohama.lg.jp

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ページID:991-206-297

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