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水道局の業務紹介

水道技術職はどんな仕事を行うのか、就職先を考える際の参考にしていただき、横浜市に就職したいと思っていただければ!と考えています。水道技術職が最初に配属される可能性がある職場の仕事内容を、先輩職員の声とともにご紹介しています!!!

最終更新日 2023年12月1日

各課の主な仕事紹介

水道事務所維持係

水道局には7つの水道事務所があり、2~4の行政エリアを担当しています。
水道事務所では、24時間365日安心して水を使うことができるよう、お客さま宅に伺い、水漏れや水質の調査、水道管工事などのための断水作業、水道管内の洗浄作業など、様々な業務を行っています。

先輩職員の声

平成29年度入庁水道技術職

お客さまの家に給水している水道管を修理するために、請負事業者の監督指示を行う業務を担当しました。監督指示の仕事は、直接現場に行って事業者の作業を間近で監督することもあれば、事務所から現場の事業者に電話で指示したり、提出される現場完成図のチェックをしたりするなど、様々な仕事があります。わからないことや悩むこともありますが、豊富な知識と経験を有した先輩方や、時には事業者の方に相談して、自分の成長を実感できます。

平成31年度入庁水道技術職

水道管の工事や、水道管の漏水を止めなければいけないときに、「断水計画」を立案する仕事を担当しました。
当日の断水を安全に行うために、現場の調査や図面の作成、断水や濁水が発生する可能性がある区域への広報など、数か月前から入念に準備します。
自分では判断できなくて不安になることもありましたが、経験豊富な先輩たちが相談に乗ってくれるため、安心して仕事ができます。

配水管理課水運用係

配水管理課では、水道管内の水の量や流れる向きをコントロールして、浄水場で作った安全で良質な水をお客さまのもとへ送る仕事を担当します。実際に現場へ出向いて作業することもあります。

先輩職員の声

平成29年度入庁水道技術職

0727

入庁して最初の職場は「南部方面配水管理課」という職場で、水運用を担当しました。これは町中の水道管内の水の流れを決める仕事で、そのための「管網計算」という、地下に埋設されている水道管の水圧・水量・流速の計算を行います。難しそうに聞こえますが、研修もあり、入庁してからしっかり覚えられますので安心してください。
次は「三ツ境水道事務所」に異動になり、水漏れや水質の調査、漏水や突発破裂対応のための断水・洗浄作業などを担当しました。
水の大切さに直面し、地域の方々の生活を守っていると実感できる、とてもやりがいのある仕事です。

浄水場浄水係

横浜市内には、「西谷浄水場」「川井浄水場」「小雀浄水場」の3つの浄水場があります。
浄水場では、湖や川の水から飲み水を作り、市民の皆さまにお届けしています。
雨が降って水が濁ったり、夏は藻が増えたりと水の中身が日々変化するので浄水処理の方法も常に変わります。そのため天気予報にも常に気を配りながら仕事をしています。
浄水場やポンプ場にある電気・機械設備は常に良好な状態に維持管理することが必要です。そのために設備の日常点検や補修・更新工事を行い、設備が最適な状態を維持できるようにメンテナンスを行っています。

先輩職員の声

平成29年度入庁水道技術職

浄水場の管理室で担当する運転管理業務には、主な業務として水質監視・薬品注入・場内外施設管理などがあります。横浜市の大部分の水道水を供給するという、スケールの大きい仕事ができることに誇りを持っています。
入庁前に、想像できたのは「浄水場で薬品を注入する業務だろうか?」というくらいでしたが、実際は浄水場の業務だけでなく、水道管の整備・修繕や断水・水運用など多岐に渡ります。
難しいことが多く、悩むこともありますが、経験豊富な先輩たちが優しく教えてくれますし、意外となんとかなります。
楽しいことややりがいの方が断然多いです!

平成29年度入庁水道技術職

浄水場の管理室では、お客さまに安全な水を供給するために、出来上がる水道水の水質に気を付けながら運転管理を行っています。毎日、天候や気温などの状況が違うので、常に新しい発見を感じながら仕事をしています。
最初は不安な気持ちもありましたが、先輩方から丁寧に仕事を教えていただき、また、管理室は若手職員の割合も多いので、安心して仕事に取り組めています。

平成29年度入庁水道技術職

4年目に人事異動で浄水場に配属され、運転管理業務の担当になりました。
浄水場では、多くの施設や設備を適切に管理するとともに、水質検査の結果や原水に含まれる生物の発生状況にあわせて薬品の注入管理を行い、24時間体制で水道水をつくっています。横浜市民約370万人が安心して飲める水道水をつくることは、難しいこともありますが、その分やりがいを感じる瞬間が多い仕事だと感じています。

水道局の特色

西谷浄水場の再整備

西谷浄水場(※)は、横浜市のほぼ中央の保土ケ谷区にあり、みなとみらい地区をはじめとした都市臨海部に給水しています。
敷地の面積は横浜スタジアム約4つ分、1日に浄水処理している水量は横浜市内で使う量の約4分の1です。これだけ大きな施設の再整備ですので、それはもうスケールの大きな仕事となります。

将来にわたって安全で安心な水道水を安定してお客さまにお届けするために、施設の耐震化、水源水質の変化にも安定して対応できる施設の導入、西谷浄水場で作った水道水を横浜市内に多く給水するための能力強化に向け、工事等を進めています。

西谷浄水場の再整備の完成は、令和14年度を見込んでいます。
このビッグプロジェクトを着実に進めるため、事務・技術職の職員が一丸となって事業の成功に向けて日々頑張っています。

※大正4(1915年)に建設されたのち、横浜市の人口の増加などにあわせながら、施設の規模を大きくするなどの整備をこれまで行ってきました。

国際貢献

横浜市水道局では長年にわたり、職員の海外派遣や海外の水道技術者(研修員)の受け入れを行い、開発途上国の水道事業の改善に貢献しています。
日々の業務での経験を活かし、海外派遣では、アジアやアフリカ各国で現地の課題解決に携わります。また、海外の研修員の受け入れでは、職員による講義・視察・実習などの研修を行います。
国際貢献に関わるチャンスはすべての職員にあります。詳しくは国際貢献の取り組みをご覧ください。

災害時の対応・派遣


応急給水活動(平成28年/熊本地震)

水道技術職の活躍のフィールドは被災地にもあります。全国各地で起こった大規模災害発生時には、
・応急給水活動(地震等で水道が使えなくなった方へ水を配布する活動)や、
・応急復旧活動(地震等で、水を出すための設備が壊れたときに、水が出るようにするための活動)を行います。
被災地へ駆けつけ、人の命を守るとても重要な仕事です。また、近年激甚化する風水害の影響により応急活動を行う機会も増えています。

水源林の保全

横浜市の水源のひとつである「道志川」が流れる山梨県道志村には、水道局が所有する広大な公有林があります。その面積は、村の総面積の約36%に当たる約2,873haです。
横浜市水道局では、道志川の安定した流量と水質を維持し、横浜市民に良質な水道水を供給するため、大正5年(1916)年に山梨県から道志村の山林を購入し、それ以降、水源林として水源かん養機能(※)などの環境保全機能を高めることを目的に管理・保全を進めています。
水道事業は、水循環の一部を利用して水道水を供給しています。水が健全に循環し、そのもたらす恵みを将来にわたり受け続けるために、水源林の役割は重要です。
詳しくは「道志水源の保全」をご覧ください。

※森林に降った雨や雪は、土のなかを地中に向かってゆっくりしみこんで、きれいな地下水になります。この水は湧き水となって
川などになります。水源林(森林の土壌)は、雨水が川に流れ出る量を調整し、洪水をおこしにくくし、水をきれいにする働きを
持っています。これを「水源かん養機能」といい、別名「緑のダム」ともいわれています。

水道技術職向けの研修

水道局で実施している水道技術職向けに土木・設備の基礎知識を習得するための研修を紹介します。
水道局では、この他にも業務に応じて様々な研修メニューを用意しています。最初はわからないことだらけかもしれませんが、先輩の指導や研修を通じてスキルアップできます。

土木編

写真は水理学研修の様子です。
大学の先生に講師をお願いし、2日間にわたって研修を実施しました。講義を受けるだけでなく、水道技術職の同期生などが協力しあって、実験を行うことで、水がどうやって流れているのかを目で見て知ることができました。

設備編

写真は、入庁3年目の水道技術職が、大学のキャンパスで大学の先生から直接、講義・実験の指導を受けている様子です。
この日の講義内容は、ポンプに関連する誘導電動機の基礎・動作実習、パワーエレクトロニクスの仕組等でした。「???」でもサポートしてくれるので大丈夫です。
実験では、各操作を分担、協力しながら電動機始動からデータ照合まで、楽しみながら知識を習得しました。

このページへのお問合せ

水道局総務部人事課

電話:045-671-3110

電話:045-671-3110

ファクス:045-212-1156

メールアドレス:su-jinji@city.yokohama.jp

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