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誤飲・誤食ってなぁに
最終更新日 2023年3月29日
子どもは好奇心旺盛です。
小さな子どもは、部屋に置いてある身の回りのものに興味津々です。
手にしたものは、何でも自分のおもちゃにして遊びます。
ハイハイやつかまり立ちを始める生後6か月から11か月頃に誤飲が多くみられます。
【年齢別誤飲事故報告件数(平成29年度家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告より)】
事故の多くは、夕方以降に起きています
夕方から夜にかけて、事故の報告が集中しています。
お母さん、お父さんが忙しい時間帯と重なるため、子どもから目を離さないように気を付けましょう。
【時刻別誤飲事故発生報告件数(平成29年度家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告より)】
たばこ・医薬品等の事故が目立ちます
平成29年度家庭用品等に係る健康被害モニター報告によると、小児の誤飲事故に関する報告事例数は640件でした。
誤飲事故の原因製品別では、「たばこ」が147件で最も多く、次いで「医薬品・医薬部外品」が92件、「食品類」が72件、「プラスチック製品」が63件でした。
その他、ボタン電池や、洗濯用パック型液体洗剤の誤飲にも注意が必要です。
ボタン電池は、体内に入ると消化管の壁に張り付き、損傷を起こすといわれています。
子ども用のおもちゃだけでなく、時計やタイマー、家電製品のリモコン、電卓など幅広い製品に使われているので、これらの製品の電池蓋が外れやすくなっていないか確認しましょう。また、未使用・使用済みのボタン電池は、必ず子どもの手の届かない場所に保管しましょう。
「乳幼児(特に1歳以下)のボタン電池の誤飲に注意!-重症化することを知らない保護者が6割も!!-」(PDF:599KB)
(平成26年6月18日消費者庁・国民生活センター記者発表資料)
洗濯用パック型液体洗剤は、製品の形状から子どもの興味を引きやすいことや、中身が濃縮洗剤で飛び散った際等の危険性も高いことから、注意が必要です。
「洗濯用パック型液体洗剤に気を付けて!-特に3歳以下の乳幼児に事故が集中しています-」(PDF:722KB)
(平成27年3月18日消費者庁・国民生活センター記者発表資料)
子どもの目の付くところ、手の届くところに危険なものを置かないことが大切です。
口にしたもの |
手当の方法 |
---|---|
たばこ |
吐かせるのは有効。 |
ボタン電池 |
誤飲の可能性があれば、一刻も早く医療機関を受診する。 |
石灰乾燥剤 |
刺激から胃を守るため、牛乳を飲ませる。 |
ナフタリン |
ナフタリンは水を飲ませて吐かせたあと、医師に相談する。けいれんを起こす可能性があるので、しょうのうは吐かせてはいけない。 |
パラジクロルベンゼン(防虫剤) |
なめた程度ならほとんど問題ないが、たくさん食べた場合は、水を飲ませて吐かせたあと医師に相談する。 |
漂白剤・トイレ用洗浄剤など |
容器持参のうえ、至急医師の診察を受ける。それまで頻繁に牛乳・卵白水などを与える。食道や胃の損傷の可能性があるので、吐かせてはいけない。 |
石油製品(灯油・マニキュア・除光液など) |
至急医師の診察を受ける。気管に入ると肺炎を起こす可能性があるので、吐かせてはいけない。 |
※令和元年から「家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」の内容等が変更し、誤飲・誤食に関するデータの掲載がなくなったため、事例数等は更新していません。
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