このページへのお問合せ
資源循環局政策調整部政策調整課調査等担当
電話:045-671-4565
電話:045-671-4565
ファクス:045-550-4239
メールアドレス:sj-chousa@city.yokohama.jp
最終更新日 2023年8月9日
横浜市が水辺愛護会の活動に参加し、河川に散乱したごみを調査しました。
ごみが散乱する主な原因は、ポイ捨ても含めた不法投棄ですが、河川に散乱しているごみには、その場でポイ捨てされたものだけでなく、上流から流されてきたり、路上で捨てられたものが、風雨で流されたりしてきたものも多くあります。
また、正しく集積場所に出されたごみであっても、散乱防止対策などが不十分であれば、風雨によって散乱ごみの原因となることもあります。
ごみが落ちている場所は、さらなるポイ捨てを誘発するといわれ、ごみがごみを呼ぶという悪循環に陥る、生活環境や景観が悪くなる等の問題があります。
しかし、それだけでなく、路上などの散乱ごみは、河川を経由して海洋に流出し、海洋ごみの原因にもなります。とりわけプラスチックごみは、ウミガメや海鳥などが餌と間違って食べたり、体に絡まったりすることでで、命を落とす原因となります。
また、紫外線などで劣化、断片化することでマイクロプラスチックの発生源となり、マイクロプラスチックはPCBなどの残留性有機汚染物質(POPs)を吸着しやすく、マイクロプラスチックを食べた魚などが、そういった汚染物質を体内に取り込むことで害を受けることが懸念されています(海洋プラスチック問題・マイクロプラスチック)。
海洋へのごみの流出を減らすためには、陸上や河川での対策が重要な意味を持ちます。そこでまず、実態把握のため、河川や市街地路上の散乱ごみの調査を行いました。
調査名 | 調査方法 | 調査場所 |
---|---|---|
河川ごみ調査 | 市内4つの河川の中流域にて水辺愛護会(注釈1)が河川清掃で集めたごみを調査 | いたち川 |
繁華街・オフィス街路上ごみ調査 | 駅周辺の路上清掃で集めたごみを調査 | 関内駅周辺 |
注釈1:横浜市が承認した河川・水辺施設の清掃ボランティアです。河川ごみ調査では、以下の4団体にご協力いただきました。
詳しくは、横浜市HP「水辺愛護会」をご覧ください。
調査名 | 結果概要 |
---|---|
河川ごみ調査 | 平成30年度から令和2年度にかけて行った7回分の平均で、ごみの約半分をプラスチック類が占め、さらにその半分をペットボトルや容器包装など使い捨てプラスチックが占めました。 |
繁華街・オフィス街路上ごみ調査 | 令和元年度から令和2年度にかけて行った5回の平均で、ごみの約20%をプラスチック類が占め、さらにその80%以上をペットボトルや容器包装など使い捨てプラスチックが占めました。 |
両調査から、散乱ごみを減らしてく上で、ペットボトル、プラスチック製容器包装、たばこ、缶類の4品目の対策が重要であると言えます。
調査結果詳細(平成30年度から令和2年度まで)(PDF:1,060KB)
海洋ごみは私たちにとって遠い問題ではありません。海洋ごみの多くが、陸上から流れてきたものという報告もあり、原因は身近なところから始まっています。海洋へのごみ流出を減らすには陸上や河川での対策が重要です。
私たちひとりひとりができることとして次のようなことがあります。
PDF形式のファイルを開くには、別途PDFリーダーが必要な場合があります。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
資源循環局政策調整部政策調整課調査等担当
電話:045-671-4565
電話:045-671-4565
ファクス:045-550-4239
メールアドレス:sj-chousa@city.yokohama.jp
ページID:651-415-964