最終更新日 2025年6月26日
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下水汚泥からの再生リン回収事業及び肥料化への取組について
再生リン回収実証事業の概要
事業の概要
令和4年度に本市と月島JFEアクアソリューション株式会社と共同で、下水汚泥から効率的にリンを回収する技術をB-DASHプロジェクト※に応募し、令和5年2月28日に採択(令和4年度第2次補正予算)されました。令和6年3月27日に実証施設が完成し、再生リンの回収を試験的に始めています。
※B-DASHプロジェクト:国土交通省が実施している下水道革新的技術実証事業。新技術の研究開発及び実用化を加速することにより、下水道事業におけるコスト縮減や再生可能エネルギー創出等を実現。併せて、本邦企業による水ビジネスの海外展開を支援。
再生リン回収の流れ
再生リン回収施設概要
(1)施設設置場所
北部汚泥資源化センター(鶴見区末広町1丁目6-1)
(2)生成規模
脱水ろ液量:約150㎥/日(約55,000㎥/年)
再生リン生成量:約110kg/日(約40t/年)
再生リン肥料化の取組
下水再生リンの肥料利用促進に関する連携協定
回収した再生リンを配合した肥料の製品開発・製造や市内を中心とした流通等の利用促進に向け、JA横浜、JA全農かながわと令和5年7月に連携協定を締結しました。
回収した再生リンの肥料登録と再生リン配合肥料の製造
回収した再生リンは、肥料原料として利用できるよう農林水産省に肥料登録をしています。
今後、野菜や花き類など幅広い種類の作物に施用出来るように、窒素、リン酸、カリウムをバランスよく配合した再生リン入り肥料を製造し、JA横浜のほ場等で試験栽培を行います。
再生リンの登録証
横浜生まれの再生リンPRロゴマーク はま巡リン
回収した再生リンは、横浜生まれの再生リンとして「はま巡リン」と名付けました。
横浜市民の皆様の資源から生まれ、そして再生した姿を「巡る」という字に込め、「リン」を合わせた造語です。
下のPRロゴマークは、再生・循環・サーキュラーのイメージとして無限大のマークをもとに、再生リンから芽吹き、育つ植物の双葉をモチーフにしました。
再生リンPRロゴマーク「はま巡リン」
事業紹介パンフレット
MAPにより脱水ろ液から効率的にリンを回収する技術に関する実証事業(PDF:1,073KB)
施設見学案内
当施設では、団体見学に限り施設見学の受け入れを実施しています。
見学可能日時(農業関連団体以外):月曜日~金曜日(祝日を除く) 午前10時~午後16時
見学可能日時(農業関連団体):水曜日・木曜日(祝日を除く) 午後1時~・午後3時~
※対象は、行政機関、民間企業、研究機関、農業関連団体、下水道関連団体、教育機関とします。
※見学は1枠1団体とし、基本10名/団体とします。
大人数での見学の場合は複数班に分けてのご案内となります。
※見学の方法などに関する最新情報は常にこちらのHPに掲載します。
施設見学をご希望の方は、以下の申請書を提出してください。
リン回収施設見学申請書(エクセル:15KB)
【提出先】下水道河川局マネジメント推進部マネジメント推進課(技術開発担当)
Email: gk-gijutukaihatu@city.yokohama.lg.jp
不明点がございましたらページ下部のお問合せ先までご連絡ください。
記者発表
下水再生リン入り肥料の愛称はみんなのこえに決まりました!~肥料の愛称とパッケージデザインが決定~(令和7年6月26日)
はま巡リン活躍中!再生リンの活用についてPRします(令和7年3月26日)
下水再生リン入り肥料が農家さんの手に!(令和7年2月4日)
GREEN×EXPO 2027に向けた植栽試験で再生リン入り肥料の効果を検証します(令和6年10月31日)
下水再生リン入り肥料 始動!再生リンをJA全農かながわへ提供し、肥料製造を開始します (令和6年8月27日)
下水汚泥の肥料化に向けてリン回収施設が完成しました! (令和6年3月18日)
横浜市・JA横浜・JA全農かながわが下水再生リンの肥料利用促進に向けた連携協定を締結します (令和5年7月21日)
下水汚泥が価値ある資源に変身!市内産の資源「下水汚泥」から回収した「リン」による肥料利用をスタート (令和5年3月23日)
このページへのお問合せ
下水道河川局マネジメント推進部マネジメント推進課(技術開発担当)
電話:045-671-3967
電話:045-671-3967
ファクス:045-664-0571
ページID:102-495-055