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下水から肥料をつくります~下水再生リン回収事業及び肥料化の取組~

横浜の下水から生まれた「はま巡リン」で持続可能な農業へ!

最終更新日 2026年5月21日

再生リン回収実証事業

事業の概要

令和4年度に本市と月島JFEアクアソリューション株式会社と共同で、下水汚泥から効率的にリンを回収する技術をB-DASHプロジェクトに応募し、令和5年2月28日に採択(令和4年度第2次補正予算)されました。令和6年3月27日に実証施設が完成し、再生リンの回収を試験的に行っています。
※B-DASHプロジェクト:国土交通省が実施している下水道革新的技術実証事業。新技術の研究開発及び実用化を加速することにより、下水道事業におけるコスト縮減や再生可能エネルギー創出等を実現。併せて、本邦企業による水ビジネスの海外展開を支援。

再生リン回収の流れ

各水再生センターから発生した下水汚泥は汚泥資源化センターへ送られ、集約処理を行っています。下水汚泥を処理する過程で発生する脱水ろ液に水酸化マグネシウムを添加し、析出するリン酸マグネシウムアンモニウム六水和物の結晶を「再生リン」として回収しています。

再生リン回収施設概要

再生リン回収施設概要
施設設置場所北部汚泥資源化センター(鶴見区末広町1丁目6-1)
生成規模

脱水ろ液量:約150㎥/日(約55,000㎥/年)
再生リン生成量:約110kg/日(約40t/年)

再生リン肥料化の取組

再生リン回収施設で回収した再生リンは、肥料原料として活用することができます。
下水に含まれるリンは、肥料として、そして農産物となって皆さんのところに戻り、下水へと帰っていきます。再生リンを使って育てた農産物を食べることは、リン資源の循環につながります。


リン循環の模式図

再生リン(リン酸マグネシウムアンモニウム)の特長

  1. ゆっくり効く「く溶性」
    肥料として使用するりん酸の溶け方の性質には「水溶性」と「く溶性」の大きく2種類があり、再生リンは「く溶性」の性質を持っています。「く溶性」のりん酸は中性からアルカリ性では溶けず、酸性の条件下で溶解する性質のため、植物の根から分泌される根酸などにより徐々に溶けることで肥効を発揮します。
  2. 日本の土壌に最適な「く溶性」
    日本に多く広がる火山灰土壌にはアルミニウムが多く含まれています。「水溶性」のりん酸は植物に吸収される前にアルミニウムと結合することで土壌に固定されてしまい、作物に吸収されにくいりん酸となってしまいます。再生リンは「く溶性」であるため土壌に固定されにくく、水溶性のりん酸よりも肥料の利用効率が高くなる傾向があります。
  3. 有害物質のリスクが低く「安全」
    再生リンは化学反応により結晶化させて回収するため、重金属などの有害な化学物質をほとんど含みません。肥料の公定規格で定められた含有を許される有害成分の値を大幅に下回っています。

下水再生リンの肥料利用促進に関する連携協定

回収した再生リンを配合した肥料の製品開発・製造や市内を中心とした流通等の利用促進に向け、JA横浜、JA全農かながわと令和5年7月に連携協定を締結しています。


JA横浜・JA全農かながわ・横浜市の連携協定

【協定における主な役割】
横浜市:再生リンの供給等
JA全農かながわ:肥料の製造等
JA横浜:肥料の流通等

再生リンの肥料登録

回収した再生リンは、肥料原料として利用できるよう農林水産省に肥料登録をしています。

登録証
再生リンの登録証


再生リン入り肥料「みんなのこえ」

再生リンを原料に用いた再生リン入り肥料「みんなのこえ」をJA全農かながわにて製造、JA横浜から販売を行っています。
作物全般に使いやすい8-8-8肥料(窒素8%、リン酸8%、カリウム8%)と、リン酸とカリウムが過剰な畑に向く12-5-5肥料(窒素12%、リン酸5%、カリウム5%)の2種類を展開しています。
「みんなのこえ」はJA横浜のメルカート各店(外部サイト)でお買い求めいただけます。
※店舗の販売状況により、一時的な欠品が発生する場合がありますのでご了承ください。


再生リン入り肥料「みんなのこえ」


横浜生まれの再生リンPRロゴマーク はま巡リン

回収した再生リンは、横浜生まれの再生リンとして「はま巡リン」と名付けました。
横浜市民の皆様の資源から生まれ、そして再生した姿を「巡る」という字に込め、「リン」を合わせた造語です。
下のPRロゴマークは、再生・循環・サーキュラーのイメージとして無限大のマークをもとに、再生リンから芽吹き、育つ植物の双葉をモチーフにしました。
(登録商標第6951052号)

PRロゴマーク「はま巡リン」
再生リンPRロゴマーク「はま巡リン」

事業紹介パンフレット

動画「下水から肥料をつくります」

施設見学案内

当施設では、団体見学に限り施設見学の受け入れを実施しています。
見学可能日時(農業関連団体以外):月曜日~金曜日(祝日を除く) 午前10時~午後16時
見学可能日時(農業関連団体):水曜日・木曜日(祝日を除く) 午後1時~・午後3時~
※対象は、行政機関、研究機関、農業関連団体、下水道関連団体、教育機関です。
※見学は1枠1団体とし、基本10名/団体とします。
 大人数での見学の場合は複数班に分けてのご案内となります。
※見学の方法などに関する最新情報は常にこちらのHPに掲載します。

施設見学をご希望の方は、以下の申請書を提出してください。
リン回収施設見学申請書(エクセル:15KB)
【提出先】下水道河川局マネジメント推進部マネジメント推進課(技術開発担当)
 Email: gk-gijutukaihatu@city.yokohama.lg.jp

不明点がございましたらページ下部のお問合せ先までご連絡ください。

記者発表

このページへのお問合せ

下水道河川局マネジメント推進部マネジメント推進課(技術開発担当)

電話:045-671-3967

電話:045-671-3967

ファクス:045-664-0571

メールアドレス:gk-gijutukaihatu@city.yokohama.lg.jp

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ページID:102-495-055

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