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図書館の本棚から
毎月23日は「市民の読書の日」、毎年11月は「市民の読書活動推進月間」です。横浜市立図書館が所蔵する本を、各図書館の司書がご紹介します。
最終更新日 2024年12月23日
画像をクリックすると、蔵書検索ページにジャンプします。横浜市立図書館での所蔵状況が分かります。
1月
タイトル:音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで
著者名:川原 繁人/著
発行者:朝日出版社
出版年:2022年
4歳差姉妹の父親である著者が、子育て中に遭遇した子どもの言い間違いや、キャラクターの名前などを題材に、「音声学」の世界を垣間見せてくれます。
普段何気なく発している言葉の面白さに気づく本です。
(本の紹介文は、鶴見図書館が広報よこはま鶴見区版2024年5月号に掲載したものです。)
12月
タイトル:図書館にまいこんだこどもの大質問
著者名:こどもの大質問編集部/編
発行者:青春出版社
出版年:2022年
この疑問に対してどのように答えを探せばいいかわからない…そんな経験はありますか?
この本では子どもたちから寄せられたさまざまな疑問に対して、日本各所の図書館司書がどのように答えたかがまとめられています。
「動物がなぜしゃべれないか知りたい」「音楽家はどうして『家』という字を使うのか?」といった疑問から「魔法が使えるようになりたい!」「ぶにょぶにょの本が読みたい」といった質問まで。司書はその子の求める答えがどこにあるのか探していきます。
11月
タイトル:日本に住んでる世界のひと
著者名:金井 真紀/文・絵
発行者:大和書房
出版年:2022年
最近、身の回りに外国の方々が増えたと感じることはありませんか?今、日本には341万992人の外国人が住んでいます(在留外国人統計2023年12月*)。
この本は、著者の金井さんが日本に住んでいる世界のひとにインタビューしていく構成になっています。上野公園でチェロを弾く北マケドニア出身のペレさんから、アパルトヘイト時代を生き抜いた南アフリカ出身のジョゼフさんまで、登場するのは18組20人の、様々な国からやってきた人々。皆それぞれの事情があり、私たちの知らないことがたくさんあります。
金井さん直筆のイラストとともに、多彩な世界を少しだけ体験してみませんか。
*紹介文掲載時の統計数値を、時点修正しました。
(本の紹介文は、神奈川図書館がタウンニュース神奈川区版Web版(外部サイト)に掲載したものです。)
10月
タイトル:世にも奇妙なマラソン大会(集英社文庫)
著者名:高野 秀行/著
発行者:集英社
出版年:2014年
皆さんも深夜のハイテンションで、とんでもないことをしてしまった経験はないでしょうか?
この本の作者は、なんと、サハラ砂漠のマラソン大会に申し込んでしまいました。
フルマラソンを一度も走ったことのない作者が、飲み会の待ち合わせのようにフレンドリーかつ簡潔なメールを頼りにサハラに行きます。実はこのマラソンは、西サハラ難民の市民運動の一つだったのですが、作者と現地で出会う人々のやり取りはユーモラスで多様性の良さを感じます。
(本の紹介文は、金沢図書館が広報よこはま金沢区版2023年11月号に掲載したものです。)
9月
タイトル:おとなになるのび太たちへ 人生を変える『ドラえもん』セレクション
著者名:藤子・F・不二雄/まんが
発行者:小学館
出版年:2020年
声優の梶裕貴さん、プロゲーマーの梅原大吾さんなど、各界の著名人がセレクトしたドラえもんのエピソードとともに、10代の皆さんに向けたメッセージがつづられています。
「ぼくよりダメなやつがきた」は、小説家の辻村深月さんおすすめの1話。辻村さんの「世の中にはもっと広い範囲にたくさんの価値観があって、そこでの“できる”もまたたくさんある。」というメッセージも、あわせて心に残ります。
担当も人のダメなところではなく、いいところを見つけられる人間になりたい……!
本を読み終えた後は、表紙ののび太のように、ゆったりとリラックスしながら思いを巡らせてみてください。
(本の紹介文は、Instagramアカウント「ヨコハマノティーンズ」に掲載したものです。)
8月
タイトル:全国作家記念館ガイド
著者名:作家記念館研究会/編
発行者:山川出版社
出版年:2019年
⽇本各地にある⽂学館や記念館を紹介したガイド本。⼩説家はもちろんのこと、作詞家や脚本家から漫画家までさまざまな記念館を網羅しています。
巻末には⽣没年表と⽂学館・記念館などのリスト、作家索引があります。気になる⼈物の⽣まれ故郷やゆかりの地にある記念館に⾏ってみるきっかけになるかもしれません。
(本の紹介文は、磯子図書館が広報よこはま磯子区版2023年11月号に掲載したものです。)
7月
タイトル:簡単おいしいはじめてレシピ(10歳からのキッチンの教科書)
著者名:佐々森 典恵/料理監修、NHK出版/編
発行者:NHK出版
出版年:2020年
ご飯やおかず、自分で作れたらスゴいと思わない?
簡単なものから一品料理まで、料理の基本をゼロから解説。ていねいな写真がいっぱいでわかりやすく、初心者でも安心。さあ、やってみよう!
全3冊のシリーズです。
(本の紹介文は、鶴見図書館が広報よこはま鶴見区版2023年5月号に掲載したものです。)
6月
タイトル:世界を変えた書物
著者名:山本 貴光/著、橋本 麻里/編
発行者:小学館
出版年:2022年
昔、書物は人の手で書き写されるものでした。15世紀にヨーロッパで活版印刷が普及すると、活字の書物がつくられるようになります。
この本には、デカルト、ニュートンといったおなじみの人物が書いたものから、スペースシャトルの事故調査報告まで、さまざまな初版本が写真とともに紹介されています。1冊の書物がそれを読んだ誰かに刺激を与え、その人が書いた書物がまた別の誰かの思考に影響を与え…というように、科学の探求の歴史がめんめんと続いていきます。
人と人をつないでいく、書物という媒体が持つ力を改めて感じることができます。
(本の紹介文は、戸塚図書館が広報よこはま戸塚区版2023年8月号に掲載したものです。)
5月
タイトル:服のはなし 着たり、縫ったり、考えたり
著者名:行司 千絵/著
発行者:岩波書店
出版年:2020年
行司さんは新聞記者。趣味で服を作っています。
子ども時代には、祖母や母が服を作ってくれました。大人になってからは、ブランドの服が仕事用の武装になりました。でも、転勤すると、これまでの服選びに違和感が生まれ、毎日着ていくのはカジュアルな服ばかり…。
服とは?服作りの意味とは?著者は自らに問い始めます。
4月
タイトル:深海でサンドイッチ 「しんかい6500」支援母船「よこすか」の食卓
著者名:平井 明日菜/著、上垣 喜寛/著
発行者:こぶし書房
出版年:2015年
金沢区に、国立研究開発法人海洋研究開発機構(通称JAMSTEC)の横浜研究所があるのを知っていますか?本書は、JAMSTECの有人潜水調査船「しんかい6500」とその支援母船の食事を作る司厨を取材したルポルタージュです。
寒い深海で体を温める魔法瓶のアツアツの飲み物。貴重な調査時間に作業しながら片手で食べられるサンドイッチ。目標達成のめでたい時に出される赤飯。経験豊かな料理人たちが作る栄養たっぷりの食事が、乗船者の健康とやる気を支えています。
(本の紹介文は、金沢図書館が広報よこはま金沢区版2023年5月号に掲載したものです。)
3月
タイトル:われはロボット 決定版(ハヤカワ文庫)
著者名:アイザック・アシモフ/著、小尾 芙佐/訳
発行者:早川書房
出版年:2004年
有名な「ロボット三原則」を生み出した傑作SF。科学者でもある作家・アシモフのこの三原則は、現実のロボット工学にも大きな影響を与えました。ロボットと倫理の問題など、70年以上前の作品とは思えない先見性に驚くばかり。今の時代にぜひ読み返したい一冊です。
2月
タイトル:ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
著者名:ヤマザキ マリ/著
発行者:文藝春秋
出版年:2019年
『テルマエ・ロマエ』などの漫画作品でおなじみの、ヤマザキマリ氏の子ども時代と、お母さんのリョウコさんの話です。
お嬢様育ちだったリョウコさんは、音楽がやりたい一心で、東京の家を飛び出して札幌の楽団に入ります。そこで結婚するも早くにご主人と死別し、演奏家としてヴィオラ1本で二人の娘を育て上げます。
好きな音楽に邁進し、いきいきと生きて、自分や子供たちが人と違うことに一切頓着しないリョウコさん。自分の仕事が休みの時は、子どもたちに学校を休ませ、愛車のタウンエースで一緒に北海道の自然の中を駆け巡ります。
生きることの厳しさと楽しさを自ら体現したリョウコさんの子育てが清々しく感じられる1冊です。
(本の紹介文は、神奈川図書館がタウンニュース神奈川区版Web版(外部サイト)に掲載したものです。)
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電話:045-262-7334
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