ここから本文です。

ストレス対策 ~物事のとらえ方、考え方を見直してみませんか~

よこはま企業健康マガジン第62号(令和2年3月5日配信)より抜粋

最終更新日 2023年8月18日

はじめに

みなさまいかがお過ごしでしょうか。この時期は、年度末で仕事が忙しくなったり、異動や業務分担の変更があったりなど、ストレスがたまりやすい時期です。ストレスが蓄積すると、頭痛や肩こり、動機、めまい、下痢、便秘といった身体面の異変や、不安やゆううつ感、いらいら、集中力の低下、無気力といった心理面の異変があらわれます。ストレスはあふれる前に少しずつ吐き出して、ため過ぎないようにして、ストレスとうまく付き合っていきましょう。
そのための方法として、睡眠をしっかりとったり、運動をしたり、趣味活動をしたり等、人によって様々な方法があると思いますが、本日は「物事のとらえ方、考え方のクセを見つけて視点を変えると楽になる」ということをお伝えしたいと思います。

物事のとらえ方や考え方について

物事のとらえ方、考え方にはそれぞれクセがあり、それが原因で過度に思い悩み、ストレスに感じてしまうことがあります。例えば、同僚とすれ違ったのにあいさつがなかった場合、「自分は嫌われているから無視されたんだ」と考え思い悩んだりするかもしれませんが、もしかしたらこの時相手は考え事をしていて、気づかなかっただけだったかもしれないのです。また、何か失敗をしてしまった時に、「失敗するのはだめな人間だ、きっと皆に笑われるんだ」と、思い悩んでしまう方もいるでしょう。しかし「誰にだって失敗はある、むしろ自分の改善点が見つかった」と考えれば気持ちは楽です。
また、自分一人で物事を考えるとワンパターンになりがちですので、誰かに相談してみるのもひとつの方法です。話すことで自分を客観視することができますし、自分と違う視点を持った意見も聞けます。すると、自分の物事のとらえ方や考え方のクセに気付くきっかけになることもあります。更に、話すだけでもこころが軽くなりますし、孤独感や不安感も軽くなり、ストレス軽減につながりやすくなります。

おわりに

このように、物事を一方的に決めつけたり、一つにとらわれ過ぎたり、白黒つけたりせず、自分の物事のとらえ方、考え方のクセを見つけて視点を変えることで、ストレスの軽減につながるかもしれません。思い悩んだ時にぜひ思い出してみて下さい。
お忙しい皆様に少しでもお役に立てれば幸いです。


(執筆)こころの健康相談センター 精神科医

このページへのお問合せ

健康福祉局障害福祉保健部こころの健康相談センター  ※相談窓口は【こころの健康に関するご相談】(内部リンク)へ。

電話:045-671-4455(代表)※この番号は相談専用ではありません。

電話:045-671-4455(代表)※この番号は相談専用ではありません。

ファクス:045-662-3525

メールアドレス:kf-kokoro@city.yokohama.jp

前のページに戻る

ページID:157-845-207

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • YouTube
  • SmartNews