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家庭の中の化学物質~内分泌かく乱物質(環境ホルモン)について~

最終更新日 2019年9月24日

 私たちの身の回りには、洗剤、殺虫剤、プラスチック製品等、多くの化学物質が使用され、私たちの生活をより便利で快適なものにしています。これらの化学物質は、化学物質の各種毒性による人体の健康被害を防ぐために、さまざまな法律で規制されています。
 家庭用品では、「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」で、現在21物質が規制されています。
 しかし、規制されていない物質の中にも健康被害が懸念されているものが数多く存在します。
 今回は、社会的に関心の高い、内分泌かく乱物質(環境ホルモン)について説明します。

内分泌かく乱物質(環境ホルモン)って何ですか?

 1996年にシーア・コルボーンらの共著により出版された「奪われし未来」(Our Stolen Future)は、微量の汚染物質(化学物質)がホルモン(内分泌化学伝達物質)の信号伝達に干渉し、それによって胎児の発達に影響を与えるという科学的発見について書かれ、科学的・社会的な関心を集めました。これらの汚染物質は、「内分泌かく乱物質(環境ホルモン)」と呼ばれ、非常に微量でも内分泌のかく乱を起こすことが推察されています。

今までにわかっていることは?

 この問題は次世代に続く深刻な問題であるため、国をあげて研究されています。日本においても、環境省が1998年5月に「内分泌化学物質問題への環境庁の対応方針について-環境ホルモン戦略計画 SPEED’98-」をとりまとめ、優先して調査研究を進めていく必要性の高い物質群として、化学物質67物質(2000年11月に65物質に修正)をリストアップして調査研究等を進めてきました。
 その中で、4-ノニルフェノール(分岐型)、4-t-オクチルフェノール、ビスフェノールAがメダカに対し内分泌かく乱作用を有することが推察されました。

内分泌かく乱物質(環境ホルモン)の今後は?

 内分泌かく乱物質(環境ホルモン)は、当初、生殖と不妊に焦点が当てられていましたが、現在では、知能の発達、行動、病気への抵抗性、自己免疫疾患、体重制御(肥満)等、多岐にわたる影響が懸念され、さまざまな角度から研究されてきています。これらの健康影響の中には、社会問題となっているものもあり、更なる研究が期待されています。

-参考文献-

  1. 環境省環境保健部環境安全課:化学物質の内分泌かく乱作用に関する環境省の今後の対応方針について-ExTEND2005-,2005年3月
  2. John Peterson Myers(抄録作成 森田昌敏),奪われし未来のその後:公衆健康化学における革命,Endocrine Disrupter NEWS LETTER,Vol.8 No.3,p3,December 2005

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