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アゾ化合物について
最終更新日 2023年10月3日
アゾ化合物とは
アゾ化合物は、アゾ基(-N=N-)を持つ有機化合物の総称です。主に色素として、衣類、皮革製品、顔料、紙など幅広い製品に使用されています。しかし、一部のアゾ化合物は、人の汗などにより抽出され、皮膚の細菌や人体内の酵素により、発がん性を有する又は可能性のある第一級芳香族アミン(特定芳香族アミン)を生成する場合があります。
図 アゾ化合物から特定アミンが生成する1例
家庭用品規制法によるアゾ化合物の規制について
平成28年度から、家庭用品規制法により、24物質の特定芳香族アミンを容易に生成するアゾ化合物の規制基準が設けられました。この規制基準は、家庭用品規制法の中で、最も新しく追加されました。基準値は、所定の条件で、還元させたとき生成する特定芳香族アミンが1gあたり30 µg (30 µg/g) 以下であることです。規制されているのはアゾ化合物ですが、アゾ化合物自体を測るのではなく、所定の条件で生成される特定芳香族アミンを測定します。
対象の家庭用品について
中衣(シャツ等)、帽子、袋、えり飾り(マフラー、スカーフ等)、タオル、ハンカチなど繊維製品、手袋、帽子、床敷物(革部分を含む)など皮革製品などについて、規制されています。
本市における検査
アゾ化合物の法規制が開始された平成28年度から、横浜市衛生研究所では、特定芳香族アミンを容易に生成するアゾ化合物の検査を毎年行っています。令和2年度に、えり飾り(ストール)から基準値を超過した特定芳香族アミンのベンジジンと4-アミノビフェニルが検出されました。
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