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栄養部

最終更新日 2023年6月14日

栄養部の紹介

栄養部は、管理栄養士4人で、臨床的な栄養管理及び栄養指導に従事し、総勢45人の委託業者により、給食提供業務を行っています。
栄養は、治療の基盤と考えており、安全で美味しい食事で、かつ治療効果のある食事となるよう、数多くの食種や食形態を提供し、疾病の早期回復を支援しています。

栄養管理体制について

当院は、急性期から回復期までの一貫した治療とリハビリテーションに取り組んでいます。
急性期では病気の治療に寄与できるよう、回復期ではより効果的なリハビリができるよう、医師、看護師、セラピストなどと連携し、栄養管理を行っています。
日々変化していく患者さんの状態を把握できるよう、すべての患者さんに対し、定期的なモニタリング、栄養計画書の作成を行っています。

ベッドサイド訪問

入院中、食事が進まなかったり、低栄養のリスクがある患者さんに対しては、ベッドサイドに伺い、病態とともに食べやすさに配慮して食事の調整を行っています。

ベッドサイド訪問の画像

入院前調整

整形外科の手術など予定入院患者に対しては、看護部と連携し、あらかじめ、食物アレルギーの有無や糖尿病等既往歴、食事のむせなどの情報を得て、入院時からその方に合った食事を提供できるように対応しています。

入院中のお食事

当院の食事の特徴

 併設の介護老人保健施設の食事を含めて1ヶ月に約26,500食の食事を提供しています。
 献立は、病気や嚥下(飲み込み)の状態にあわせ約70種類の食事を医師の指示に従って提供しています。
 脳卒中発症直後には嚥下障害を併発することも多いため、段階的に食事訓練ができるように、学会基準をベースに4段階揃えています。
 【献立例】

その後、一般食や特別治療食でも訓練が可能なように、きざみや一口大等のサイズ変更やとろみの有無等へのカスタマイズが可能となっています。
【例】さばみそ煮

さばの味噌煮を用いた食形態の違いの説明

誤嚥防止を目的としたゼリー食の写真


「麦茶のゼリー」
ゼラチン食感の特殊カンテンで固めたお茶ゼリーです。
お茶でむせる方に、お茶の代用として提供しています。

行事食

月に2回程度の行事食を行っており、カードを添えて季節を感じられる食事を提供しています。

チーム医療

当院は、脳卒中・神経疾患を背景に経管栄養管理が必要な方や、自宅で食が細くなり低栄養状態の高齢者の方が多くいらっしゃいます。低栄養は病気からの回復やリハビリテーションが進まない原因となります。  
栄養サポートチーム(NST)では、栄養剤での下痢や嘔吐など消化器トラブルを抱える患者さんや、飲み込むことや食べることが難しくなった患者さんなどを多職種の視点から議論し解決していきます。そこで管理栄養士は、栄養の課題の発見や、多職種の意見を参考に具体的な栄養補給方法の提案を行っています。
また、栄養に関する知識の普及および向上のため、院内で定期的に勉強会を行っています。
その他、褥瘡対策チーム、感染対策チーム、認知症サポートチーム、回復期リハビリテーション栄養カンファレンスなど、院内のチーム医療で多職種と協働しています。

栄養サポートチームのミーティングの様子の画像
カンファレンスの様子

栄養相談について

脳卒中の危険因子である生活習慣病や低栄養、摂食・嚥下障害など、食事制限や食事について不安のある患者さんに対して、日々の食生活を見直し、食事の正しい量や方法についてのアドバイスや、具体的な改善策を一緒に考えていきます。患者さんの生活や社会的背景を考慮して、入院及び外来で行っています。

【質問例】
・塩分6gとはどのくらいか?
・嚥下食って、どうやって作るの?注意するポイントは?
・たんぱく質制限って、どうやるの?
・最近食事のときむせてるんだけど、どうしたらいいの?

栄養相談の様子

このページへのお問合せ

横浜市立脳卒中・神経脊椎センター

電話:045-753-2500(代表)

電話:045-753-2500(代表)

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ページID:461-883-051

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