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横浜市の児童虐待対策について
最終更新日 2024年10月24日
本市では、平成21年12月に発生した死亡事例、平成22年7月に発生した重篤事例をきっかけに、平成22年9月、局区を横断した「児童虐待対策プロジェクト」を設置し、検討を行いました。プロジェクトでは、児童虐待の問題と課題について議論を重ね、その結果を8つの対策にまとめました。
児童虐待対策への5つの視点
子どもの命と尊厳を守るために、
- 虐待に迅速・適切に対応
- 虐待の再発防止
- 虐待への移行をくい止める
- 虐待の発生を予防
- 虐待に組織的に対応
という5つの視点で対策を検討しました。
3つの子育て層と必要な支援
子育ての状態を、
- 健全育成層
- 育児不安層・ハイリスク層
- 虐待層
の3つの層に分類したうえで、安心して健全な子育てができるように、各層への必要な支援を行う必要があることを共通認識とし、議論を進めました。
8つの対策
- 支援策の充実:区や保育所等の支援策を充実することで、子どもの安全を守ります。
- 体制の整備と強化:支援の中心を担う区、児童相談所、学校をはじめ、施策を推進するための体制を強化します。
- 組織的対応の強化:マニュアルの改訂や区と児童相談所の役割の明確化など、組織的な対応についてルールの設定や明確化を行います。
- 人材育成:区や児童相談所の専門性強化に加え、関係機関への研修を見直し、充実します。
- 関係機関相互の連携強化:情報共有のための連携会議の整備や虐待等の程度を表す「共有ランク」の作成等、関係機関相互の連携を強化します。
- 社会的養護の推進:児童養護施設の整備等により、社会的に児童を支える体制を強化します。
- 広報啓発の強化:市営バスや駅等での啓発等、より市民の目にふれるような啓発を行います。
- 地域子育て支援事業の推進:育児不安軽減のために、地域子育て支援拠点の整備等を行います。
このページへのお問合せ
こども青少年局こどもの権利擁護課児童虐待・DV対策係
電話:045-671-4288
電話:045-671-4288
ファクス:045-550-3948
ページID:360-785-318