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牛海綿状脳症(BSE)
最終更新日 2019年3月27日
BSEってどんな病気?
BSE(Bovine Spongiform Encephalopathy)は牛海綿状脳症という牛の病気です。1986年に英国で初めて確認されました。
BSEにかかった牛の脳が空胞化し、海綿状(スポンジ状)となることから、牛海綿状脳症と名付けられました。
この病気は、ウイルスよりも小さな「プリオン」というたんぱく質の一種によって引き起こされると考えられています。動物はもともと正常プリオンタンパク質を持っていますが、病気を引き起こすのは「異常プリオンタンパク質」です。異常プリオンタンパク質は牛の体内に入ると正常プリオンタンパク質をつぎつぎに異常プリオンタンパク質に変化させます。変化した異常プリオンタンパク質が脳や神経にたまっていくと、2~8年(通常2~5年)の潜伏期間の後、脳や神経に空胞が生じて発病し、行動異常、運動失調などを示すようになります。その症状から狂牛病と呼ばれることがありますが、これはBSEの病態を正確に表現したものではなく適切ではありません。牛は発病後2週間から6か月で死に至ります。
BSEが広がった理由
BSEの発生について、詳しいことはまだ分かっていません。
肉骨粉は、牛などから肉類を取った後に残る、内臓、皮、骨などを加工処理して作られ、肥料や家畜のえさとして利用されていました。この肉骨粉の材料に、BSEにかかった牛が混ざっていたことが、BSEの感染を広げる原因になったと考えられています。このように、BSEは病原体である異常プリオンタンパク質を食べることによって感染しますが、牛同士の接触や空気を介してうつることはありません。
異常プリオンタンパク質はBSEにかかった牛の扁桃や回腸遠位部など、一部の部位に集中して含まれていることが確認されています。そのため、これらの部位は法律により特定部位とされ、除去すべき対象となっています。
特定部位
- 全月齢の扁桃、回腸遠位部
- 30か月齢超の頭部(舌、頬肉、皮、扁桃を除く)、脊髄
BSE関連情報
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電話:045-671-2460
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