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令和5年度病院指標
最終更新日 2024年9月28日
医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)(外部サイト)
病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 0 | 38 | 28 | 46 | 95 | 248 | 350 | 726 | 641 | 152 |
当院は、脳卒中等の脳血管疾患や脊椎脊髄疾患及び膝関節疾患等に対し超急性期から回復期にわたり高度医療を提供する専門病院です。また、地域包括ケアや新興感染症等の政策的医療にも保有する医療資源の中で可能な限り積極的に取り組んでいます。
主たる対象疾患の多くは、高齢になるほど罹患率が増大する傾向を持つため、入院患者の65.4%を70代以上が占めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070343xx01x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2なし | 134 |
24.93 | 19.94 | 0.00 | 73.36 | |
070180xx97xxxx | 脊椎変形 手術あり | 74 | 34.72 | 21.46 | 1.35 | 50.18 | |
070343xx97x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし | 41 | 16.54 |
15.66 | 0.00 | 72.59 | |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 40 | 42.70 | 21.96 | 0.00 | 76.23 | |
160690xx01xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 脊椎、骨盤脱臼観血的手術等 | 35 | 41.54 | 31.02 | 2.86 | 79.23 |
整形外科では、脊柱管狭窄で入院される患者さんが最も多くなっています。脊柱には神経の通り道である脊柱管と呼ばれる管があり、長い年月で脊柱が変形し脊柱管が狭くなってきます。
脊柱管狭窄は、運動療法・内服薬・神経ブロックなどの保存療法で改善の得られない症例では、除圧術や脊椎固定術などの手術が必要となることがあります。
脊柱側弯症などの脊椎変形は、脊柱管狭窄に次いで入院患者さんが多く、特に若年層が多いため平均年齢が低くなっています(44.93)。脊柱側弯症に対する診断および治療には専門的な知識・技術・経験が必要となります。
また、放射線被ばくによる健康被害が重大な関心事となっている昨今、側弯検診でも不必要なレントゲン撮像を減らすことが重要です。
当院では、脊椎、腰、股関節の形体・配列の評価を行うことができるX線撮影装置「sterEOSイメージングシステム」を導入しており、この装置では放射線量を従来のX線撮影の1/10以下、CT撮影の1/20~1/170にまで低下させて全脊柱を撮影することができます。 さらに当院では、側弯症の診療機能を強化するため、専門医による診療を行っています。
下肢に関係する運動器は骨、関節、神経、筋肉から構成される器官であり、加齢に伴って各組織に退行性変化をもたらし、様々な疾患を発症します。膝や腰の痛みにより、歩行だけではなく日常生活に支障をきたし、内臓疾患や精神疾患を併発する可能性も高まります。 その中でも膝の疾患、特に「変形性膝関節症」の頻度は高く、超高齢化社会を迎えた本邦では、今後更に患者さんの増加が予想され、介護予防、健康寿命の延伸という政策的医療の視点から「膝関節疾患」の治療にあたっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数(自院) |
平均 在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 75 | 11.59 | 9.88 | 1.33 | 78.85 | |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 32 | 4.09 | 4.73 | 0.00 | 67.78 | |
010030xx9910xx | 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし | 21 | 3.14 | 2.95 | 0.00 | 65.52 | |
010070xx01x2xx | 脳血管障害 脳血管内手術等 手術・処置等22あり | 21 | 15.38 | 18.90 | 0.00 | 65.43 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 18 | 47.06 | 19.09 | 11.11 | 69.78 |
脳神経外科では、出血性疾患及び脳梗塞予防のための手術を主な対象としています。 MRI、CT、三次元脳血管撮影装置(3D-DSA)などの医療機器を用いて正確な診断を行い、必要に応じて脳神経内科やリハビリテーション科による神経機能評価を加えて手術適応を決定し、外科的治療に携わっています。
また当院では従来から、血管の中からカテーテルと呼ばれる細い管を病変に到達させて治療する血管内治療も積極的に取り組んでいます。身体を切り開くことがない負担の少ない治療として未破裂脳動脈瘤、急性期脳梗塞の治療を行っています。
当院は地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟を有しており、急性期〜亜急性期〜回復期まで治療の段階に応じた適切な医療を⼀貫した環境で提供することが可能となっているため、平均在院⽇数が⻑めになっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数(自院) | 平均 在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 87 | 23.49 | 15.70 | 4.60 | 72.26 | |
010060x2990201 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 51 | 24.04 | 15.57 | 7.84 | 74.73 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 39 | 41.62 | 19.09 | 5.13 | 68.54 | |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 27 | 17.44 | 7.19 | 3.70 | 66.37 | |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 27 | 3.70 | 4.73 | 0.00 | 67.04 |
脳神経内科では、頭痛、めまい・ふらつき、しびれ、半身不随(片麻痺)、意識障害などの、中枢神経(脳、脊髄)、末梢神経、筋肉の病気を診療しています。
代表疾患である脳卒中には、脳卒中集中治療室を設置し、24時間365⽇診療できる体制を整え、超急性期⾎栓溶解療法の治療にも対応しています。
また、めまいの診療を積極的に⾏っています。電気眼振計、頭位センサー付きビデオ眼振計、回転刺激椅子、エアーカロリック装置、反復経頭蓋磁気刺激装置(rTMS)等を導入し、めまい平衡障害の科学的分析と治療において実績を上げています。
そのほか、てんかんや、パーキンソン病等の神経難病の診療を多く行っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数(自院) | 平均 在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160650xx99x0xx | コンパートメント症候群 手術なし 手術・処置等2なし | 10 | 47.10 | 25.34 | 10.00 | 79.70 | |
050130xx9900x1 | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院 | - | - | - | - | - | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | - | - | - | - | - | |
050050xx9900x1 | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院 | - | - | - | - | - | |
050210xx9900xx | 徐脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | - | - | - | - | - |
コンパートメント症候群とは、上肢または下肢のコンパートメント(筋区画)の内圧上昇による循環障害から起因する、筋や神経の機能障害です。
令和6年度の診療報酬改定で取り扱いが変更されましたが、令和5年度中は、廃用症候群による入院は当項にて包括されることになっています。
この10件の場合は、すべて廃用症候群の入院患者です。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類 基準 |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
大腸癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
乳癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
肺癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
肝癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
当院は、脳血管疾患や脊椎脊髄疾患等に対しての治療を行う専門病院のため、初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数は、全て10人未満でした。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | - | - | - |
重症 | - | - | - |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
市中肺炎とは、普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎のことを言います。患者数はすべて10人未満でした。
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 458 | 37.97 | 75.16 | 8.75 |
その他 | 45 | 28.84 | 69.56 | 0.40 |
令和5年度の脳梗塞(ICD10 I63$)の患者さんは、合計503⼈で退院患者全体の21.6%を占めています。(感染症対応の政策的医療を担ったことから、通常と比べ割合が低下しています。)
当院は、脳卒中集中治療室を設置し、24時間365⽇診療できる体制を整え、超急性期⾎栓溶解療法の治療にも対応しています。
ICD10 とは 「疾病および関連保健問題の国際統計分類︓International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems」の略であり、異なる国や地域から、異なる時点で集計された死亡や疾病のデータの体系的な記録、分析、解釈および⽐較を⾏うため、世界保健機関(WHO)が作成した分類です。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K1423 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方椎体固定 | 141 | 2.45 | 26.18 | 0.00 | 72.90 | |
K1426 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓形成 | 60 | 1.38 | 14.35 | 0.00 | 68.10 | |
K142-21 | 脊椎側彎症手術 固定術 | 54 | 3.35 | 23.98 | 1.85 | 42.17 | |
K1422 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方又は後側方固定 | 48 | 3.06 | 39.75 | 2.08 | 71.77 | |
K0821 | 人工関節置換術 肩、股、膝 | 46 | 4.11 | 44.89 | 0.00 | 77.93 |
整形外科では、脊椎固定術を受ける患者さんが多くを占めています。
⼿術治療において、⾦属などを使⽤するインストゥルメンテーションは、術中・術後感染のリスクを最⼩限にすることを目的として、バイオクリーンルーム(空気清浄度クラス100︓約28L中に0.5ミクロン以上の微粒⼦が100個以下)の⼿術を基本としています。また最新鋭の3次元画像の構築可能なX線透視診断装置(Ziehm Vision FD)と、ナビゲーションシステムを組み合わせ、精度の⾼いインストゥルメンテーションを⾏います。
脊髄疾患と側弯症などの脊柱変形の⼿術では、脊髄誘発電位による術中モニタリングという頭や脊髄に電気刺激をして下肢の神経筋に電気が正常に伝わっているかを確認する⽅法を⽤いて、安全に⼿術を⾏います。
膝関節疾患では、⼈⼯膝関節置換術(病態に応じて全置換術や単顆⽚側置換術)の⼿術療法を⾏っています。⼈⼯膝関節全置換術は、⾼齢者または重度の変形がある患者さんを対象とし、下肢アライメントの矯正や⼈⼯関節の各コンポートネントの設置に関して、コンピュータ⽀援機器を⽤いて精度の⾼い⼿術を実施しています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 58 | 0.84 | 9.40 | 0.00 | 78.91 | |
K1771 | 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 | 23 | 0.78 | 44.09 | 17.39 | 66.87 | |
K6101 | 動脈形成術、吻合術 頭蓋内動脈 | 19 | 5.42 | 31.42 | 0.00 | 60.42 | |
K1643 | 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの)脳内のもの | 15 | 1.13 | 73.07 | 20.00 | 63.47 | |
K6092 | 動脈血栓内膜摘出術 内頸動脈 | 14 | 8.00 | 23.86 | 0.00 | 77.50 |
脳神経外科では、開頭手術及び血管内手術を行っています。
クモ膜下出血の再発防止または未破裂脳動脈瘤の出血予防的手術として「脳動脈瘤頸部クリッピング」と「血管内治療による脳動脈瘤塞栓術」をそれぞれの患者の病態に合わせ適応を検討し行っています。高度の頸部頸動脈狭窄症に対しては「動脈血栓内膜摘出術」と「頸動脈ステント術」を行いますが、動脈硬化組織が脆弱な「不安定プラーク」に対しては「動脈血栓内膜摘出術」を優先し施術しています。もやもや病や頭蓋内血管狭窄による進行性の脳虚血発作に対する有効な外科的治療として頭皮へ向かう動脈を脳表面の動脈につなぐ「動脈形成術、吻合術」を施術しています。 また、頭蓋内出血発症の際は、その状況に応じた頭蓋内状態の正常化に向け外科的に取り組んでいます。
外傷等による慢性硬膜下血腫は高齢化社会を反映し比較的発症率が高いものです。この穿孔洗浄術により患者負担を低減し回復を早めています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 29 | 0.00 | 57.90 | 27.59 | 77.76 | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) | 15 | 27.07 | 38.87 | 0.00 | 77.47 | |
K597-3 | 植込型心電図記録計移植術 | - | - | - | - | - | |
K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
K1781 | 脳血管内手術 1箇所 | - | - | - | - | - |
脳神経内科では、脳神経外科と連携して、各種の血管内治療を⾏っています。
急性期脳梗塞に対しては、カテーテルを血管に挿⼊して、“ステントリトリーバー”で血栓をからめとったり、吸引カテーテルで血栓を吸い取ったりする「血栓回収療法」などを⾏っています。
胃瘻造設術とは、脳卒中などの後遺症で経⼝摂取ができない患者さんに、お腹から栄養剤を与えて全⾝状態を改善させることが目的で、胃の内視鏡を使って胃瘻を造設する⼿術です。当院では、経⼝摂取不能な患者さんには症例をよく検討したうえで、患者さん本⼈、家族の⽅との相談のうえ、胃瘻造設術を⾏っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 10 | 0.43 |
異なる | - | - |
当院では、令和4年度まで、DIC(播種性⾎管内凝固症候群)、敗血症、その他の真菌症および⼿術・処置等の合併症の発⽣数は、全て10件未満でしたが、令和5年度は、手術・処置等の合併症が10件発生しました。手術総件数が50数件増加しており、発生率は微増となっています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
毎年実施している「DPCの評価・検証等に係る調査」の一環として報告しているデータを基に全国一律の算定方法で集計するべき項目です。
DPC包括した中で、実際にはどのような医療資源を投下しているか検証するために作成しているものですが、算定上の調整でデータを登録しないケースや、複数オーダの取りまとめインターフェイスに誤謬があり
件数が抑制されている可能性があり、算出値と実態に大きな隔たりが確認されていることから、正規の公表については本年度は見送ります。
なお、当院では、以前より、安全管理の視点で取り組みを強化し、ほぼ全件に対し予防対策を実施しています。(算定値は92.14%(469/509)でした。)
血液培養2セット実施率
毎年実施している「DPCの評価・検証等に係る調査」の一環として報告しているデータを基に全国一律の算定方法で集計するべき項目です。
DPC包括した中で、実際にはどのような医療資源を投下しているか検証するために作成しているものですが、算定上の調整でデータを登録しないケースや、複数オーダの取りまとめインターフェイスに誤謬があり
件数が抑制されている可能性があり、算出値と実態に大きな隔たりが確認されていることから、正規の公表については本年度は見送ります。
なお、当院では、以前より、安全管理の視点で取り組みを強化し、ほぼ全件に対し2セット検査を実施しています。(算定値は47.80%(163/341)でした。)
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
毎年実施している「DPCの評価・検証等に係る調査」の一環として報告しているデータを基に全国一律の算定方法で集計するべき項目です。
DPC包括した中で、実際にはどのような医療資源を投下しているか検証するために作成しているものですが、算定上の調整でデータを登録しないケースや、複数オーダの取りまとめインターフェイスに誤謬があり
件数が抑制されている可能性があり、算出値と実態に大きな隔たりが確認されていることから、正規の公表については本年度は見送ります。
なお、当院では、以前より、安全管理の視点で取り組みを強化し、ほぼ全件に対し実施しています。(算定値は89.29%(100/112)でした。)
更新履歴
2024年9月28日 新規掲載
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脳卒中・神経脊椎センター管理部医事課
電話:045-753-2500
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ファクス:045-753-2859
メールアドレス:by-no-iji@city.yokohama.lg.jp
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